変態紳士 白嘉の価値観

変態紳士 白嘉(HAKKA)

文字の大きさ
上 下
18 / 136

吉澤ひとみ容疑者の飲酒・ひき逃げ事件に思う事。

しおりを挟む

吉澤ひとみ容疑者の飲酒・ひき逃げ事件。

いろんな人がいろんなことを言うけれど、そもそも世の中の人達が、そんなに他人の事をああでもない、こうでもないと言えるほど、日頃からしっかりしてるのか?というのが、僕がまず思う事です。


まず飲酒運転。
お酒が残ってる状態で、運転してはいけないのは当然のことです。
しかも、次の日が朝から仕事ならなおさら、仕事に対する準備として、前日のうちから、仕事に支障をきたさないような自己管理・準備をしておくのが、社会人としての務めではあります。
お酒に限らず、睡眠もそうです。


しかし、吉澤ひとみ容疑者の場合は、夜遅くまでお酒飲んだうえに、寝坊までしてるわけだから、そもそも次の日朝から仕事って分かってるのに、そんな過ごし方してるのが、おかしいと思う。


ところが、世の中の多くの人達が、こんな夜の過ごし方を、日常茶飯事にやってると思う。
次の日が仕事なのに、夜遅くまでお酒飲んだり、ゲームしたり、寝不足で出勤したり、寝坊して、ギリギリで電車に乗る時に駆け込み乗車したり。
うとうとしながら、仕事してる人もいるでしょう。
お酒飲んでなくても、うとうとしながら運転して、事故起こす場合もあるだろうし。


僕からしたら、そういうのも仕事に対する姿勢としてどうなの?って正直思う。


寝坊して、ギリギリになって、焦ってたから、吉澤ひとみ容疑者もひき逃げしちゃったわけでしょ。
多分、逃げたというよりも、仕事に早く行かなきゃいけないという意識の中で運転してるから、その焦りが結果的にひき逃げになったんだと思う。


お酒の問題も当然あるだろうけど、時間に余裕がなかったというのが、そういう行動を取らざるを得ない状況になってしまったんだと思う。
そういう状況を作ってしまった要因は、前日の夜のお酒だろうから、お酒が根本的な原因を作ってしまったのも確かだと思う。


仕事に早く行かなきゃいけないし、遅刻で多くの人に迷惑かけてるし、事故起こして人引いちゃってるし、多分もう何を優先したらいいか訳分からなくなったんだと思う。

空白の15分がいろいろ言われてるけど、あくまで僕の推測だけど、『仕事』と『事故』のどちらを優先すべきか迷いまくって、頭がぐちゃぐちゃになってる中の15分だと思う。


人は他人事だから、ああでもない、こうでもないと言えるけど、全く同じ状況の時に、果たしてどういう行動をとるのか。
同じ状況になった時に、冷静に正しい選択をできる人が、果たして世の中にどれくらいいるんだろうか。
自分にとっての『緊急事態』が複数重なった時に、どっちを優先するのか。
そういう時に、テンパってしまうのが普通だと思う。


仕事だって、お客さんが多い時、至急の案件が複数重なった時、それを冷静に作業・対応できてる人って、正直そんなに多くない。
一人一人のお客さん、一つ一つの案件を、一人ずつ丁寧に、一つずつ丁寧にやれてる人って、正直少ないよ。
仕事に追われ、時間に追われ、追われまくって、自分をコントロールできてない人って多い。


急いでる時に、冷静でいられてる人って、世の中にどれだけいるの?
少なくとも、日本社会、特に東京は、そんなに多くないです。


だって、通勤時間帯で電車に乗る時だって、バタバタしてる人がたくさんいるじゃないですか。
通勤時間帯の駆け込み乗車なんか特にそうだし。

人を押しのけてでも、無理矢理電車に乗る人なんて、普通にいるじゃないですか?
時間に余裕がなくて、焦っていて、周りが見えてない人なんて、日常的にたくさんいる。
そういうのも、ギリギリで行動してるから、焦ってるから、そういう行動をとる状況に自分でしちゃってるわけです。


前日のうちに、次の日の仕事に支障をきたさないような準備をしておけば、次の日の仕事でバタバタする必要はないんです。
朝も、余裕持って早めに起きておけば、バタバタしなくていいんです。
次の日の朝にちゃんと起きれるように、前日のうちから睡眠もちゃんととっておく。


日頃からそういう過ごし方をしていれば、焦ることもなくなるし、お酒残ってる状態で運転することもなくなるし、事故を起こす可能性も低くなる。


でも、日頃からそういう意識で、日々を過ごしてる人なんか、そんな多くないでしょ?
日本社会でも、そういう意識で日々を過ごしてる人は多くないと思う。


人間は、自分はそんな完璧な生き方してないくせに、自分自身は100点満点の人間じゃないくせに、他人に対しては完璧なもの、100点満点を求めてしまう。
人間って、そんな完成度の高い生き物じゃないよ。


他人のことをいろいろ言う人達は、自分はどれだけの意識をして日々過ごせてるのか?
普段から、そんな責任感持って、次の日の仕事に支障をきたさないような準備とか自己管理やってるのか?

多くの人は、自分の欲が勝っちゃってるでしょ?
仕事に支障をきたさない云々よりも、欲を満たすことを最優先してるでしょ?


だとしたら、吉澤ひとみ容疑者の起こしてしまった事って、世の中の人達にとって、明日は我が身なんですよ。


でも、今やってる仕事で、自分の生活・自分の家族を守れてるんだとしたら、その仕事に支障をきたさないような準備・自己管理をするのって、本当は当たり前じゃないといけないんですよ。
仕事に支障をきたさない準備・自己管理をすることが、自分の生活を守ることになるわけだし、自分の家族を守ることになるわけだから。


お酒飲んだ状態で車を運転してる事、ひき逃げしてることをどうこう言われてるけど、根本の問題は、次の日の仕事に支障をきたさないような準備・自己管理をしてない事だと思う。
それをやってれば、事故を起こす可能性は低かったのだから!


僕は、どんな日々を過ごしても自由だと思うけど、自分の中で守りたいものがあるんだったら、仕事がある時とオフの時の使い分けって、ちゃんとやらないといけないと思う。



というような綺麗事を言うのは簡単なんです。
当事者じゃないから。


自分が当事者だったら、本当にそんな冷静でいられるのか?


人間だから、欲が勝っちゃうのは当たり前なんです。
抜けきれない癖っていうのも、やっぱりある。
人間だから。

緊急事態が複数重なった時、急いでる時、焦ってる時、そういう時も、何が正しいかなんて、いちいち考えられないし。


だから、日頃から時間に余裕を持つ癖をつけておく必要があるんですよ。
そういう状況を極力作らないようにするために、早め早めの行動を心がけるわけです。



人間は馬鹿だから、他人が問題起こしても、自分の事じゃないから、それを自分に置き換えたりはしないわけです。
他人が問題起こした時に、自分自身もそこから学習すればいいけど、なかなかそこまで考えられる人はいない。

自分の癖、自分の欲によって、自分自身が苦しんだ時に、自分自身が苦労した時に、そこで初めて学習するわけです。
もうこんな苦しみ味わいたくないと思って、学習するわけです。


でも、学習しない人もいる。
それでも、学習しない人はいる。

それでも学習しない人は、どうしようもない馬鹿です。


だけど、人間はそんな簡単には変われない。
癖はそんな簡単に抜けきれないし。


そこはもう、意識するしかない。努力するしかない。


努力って、自分が好きなこと、自分がやりたいことをやる時に、使う言葉じゃないと思う。

努力って、こういう自分にとって苦手な事、悪い癖を変えたり、自分が弱くなるような事に対して、そこを何とかしようとする事が、努力だと思う。


努力が報われるって、人に評価された時に使う言葉じゃなく、過去の自分から成長できた時に使う言葉だと思う。


練習はしても、努力までやってる人って、どれだけいるんだろう。
練習はしても、努力はしてなかったら、それで人に評価されても、努力不足が原因で、人生は転げ落ちちゃうんです。

練習たくさんやって成功してきた人達も、そこの努力が欠けてたから、変われていない自分が原因で、不幸になっていってる。


他人が問題起こした時に、自分の人生に直接関係のないその人の悪口を言うよりも、その人から逆に何かを学んで、自分の生き方に何かを活かそうとする方が、僕はいいんじゃないかなって思う。


しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...