変態紳士 白嘉の価値観

変態紳士 白嘉(HAKKA)

文字の大きさ
上 下
5 / 136

音楽活動やライブスタイルは、自分のやり方を貫き通す!

しおりを挟む

TwitterやFacebookで、ライブはこういうふうにやるべきとか、音楽はこういうふうにやるべきみたいな投稿を見るたびに、正直僕は面倒くさいなって思う。


あくまで僕の個人的な考え方の問題だけど、音楽っていろんな文化の中でも、一番『自由』と『多様化』が受け入れられてきたものだと思うんですよね。
だから、現代でもいろんなジャンルの音楽に触れることができ、いろんなスタイルで唄う人達がいるわけです。

その恩恵を受けて、僕らは好きなアーティストと出会う事ができ、好きな音楽を聴くことができ、僕自身が音楽活動ができるようになったわけです。


それなのに、その恩恵を受けている人達が、『こうじゃなきゃいけない』みたいなものを言うのって、僕は変だなって思うんです。
僕らも、多様なものと自由を受け継ごうよって思うんです。


僕も、いろんな否定をされてきた人間です。


楽器が弾けなくて、オケ音源で唄うことに対して、カラオケだったら、わざわざライブ出ずに、カラオケ行けよって言われる事もあった。
でも、僕は敢えて歌一本にしてきた。

ギターはコードを指で押さえるところで、心が折れた。
ピアノは、片手でなら弾けたけど、右手と左手で違うところ押さえるのが無理ってなった。


僕は、靴紐が結べないレベルの超手先が不器用な人間。
普段の休日で履いてる靴は、マジックテープだし。


僕は、作業系が基本的に苦手で、超不器用。
子供の頃から、技術・家庭科は全然ダメだったし。


できないものはできない!
出来る事だけに全力を注ぐ。
できないものが中途半端にできても、歌も中途半端になってしまう。
だったら、唄うことに全力を注げる方がいい!


だから僕は、自分の出来る事に全力を注ぎたくて、歌一本にした。
その代わり、歌唱力を兼ね備えるボーカルじゃないといけないと思った。
声量もあって、実力派ボーカルじゃないといけないと思った。
そうじゃないと、歌一本にした意味がないから。


歌詞を見て唄うのも、いろいろ言われた。
一時期までは、僕も歌詞を見ずに唄ってました。
チャゲアスや徳永英明ばかり唄ってた時は、歌詞を見ずにステージで唄ってた。

特にチャゲアスは、実家にいる頃からたくさん聴いたし、自然に歌詞が記憶されていったんですよね。
覚えようと思ったんじゃなく、たくさん聴くうちに自然に覚えていった。

だから、歌詞見なくても唄えてた。


歌詞を見るようになったのは、みんなが知ってるような曲を唄うようになってから。
普段がチャゲアスばかり聴いてたので、他の曲の歌詞が覚えられないっていう。


僕はとにかく暗記が苦手という事もあり、学校のテスト勉強とかも、覚えるための勉強の仕方って、ダメだったんですよね。
だから、勉強しても、頭に残らないから、テストも良い点取れなかった。


社会は得意で、毎回80点台~90点台だったけど、僕は歴史とかの年表はダメだったんですよ。
僕が社会の点が良かったのは、テレビの影響が大きかったんです。


日本地理は、高校野球で身についた。
世界地理は、オリンピックで身についた。
紹介とかがあったからね。
歴史は、そういうテレビ番組もあったし。
公民は、政治家の討論番組とか、政治関連の番組は子供の頃から好きで見てた。


僕の学力って、学校の授業じゃなく、自分の好きなものに触れてる中で、自然に身についたんですよね。


そういう感覚だったから、大人になってからも、会社のテストはなかなか合格できなかった。
自分の中では、たくさん勉強したつもりでも、テストのための覚えるための勉強は、全然頭に入らなかった。
だから、歌詞も覚えられなかった。


全く覚えられないわけじゃないです。
僕自身が、歌詞見て唄った方がマシだなって感じることがあったんです。


歌詞を間違えるのは、まだいいんです。
歌詞が思い浮かんでるから。
歌詞を忘れてる時が、ヤバイんです。
何も思い浮かばなくて、頭真っ白になって、その曲に後悔が残るんです。
すると、その日のステージは、モヤモヤが残ったまま、スッキリしないまま終わってしまうんです。


スッキリしない終わり方が、一番嫌なんです。
モヤモヤが残るステージって、一番嫌なんです。
だから僕は、歌詞見てでも、思い切り最後まで全力で歌いきれる方がいいと思った。



しかも、ライブって唄うの一曲だけじゃないから。
一曲だけだったら、その曲だけに集中すればいいから、覚えられなくもない。
でも、5曲前後唄うわけです。
それプラスMCで喋る事とかも、考えておくわけです。

あとは、ギリギリまでちゃんと覚えられてたのに、本番のステージに立った時に忘れたり、MCで喋ってる間に、歌詞が飛んじゃったりとか。


MCも歌詞も、本当にちゃんと覚えてやろうとすると、不器用な僕は頭がごちゃごちゃになって、訳分からなくなるんですよ。
僕は、そんな頭良くないから、余計にダメになる。


僕は特に、いろんな事を考えちゃう人間なので、複数の事を考えると、だいたい全部ダメになる。

しかも、毎回違う曲唄うから、歌い続ける中で歌詞を覚える感じにならなくて。
毎回同じ曲を唄うと、飽きられると嫌だなって思うから、飽きられないようにするために、基本違う曲を唄うようにしてるわけです。

たまに、以前唄った曲を唄ったりもするけど、全く同じセットリストにする事は、基本的にないので。



だから、僕は思うんです。
ステージに立つと、いろんな事を言われ、人の基準にしてるものに、自分が当てはまらない時に、僕のスタイルを否定されても、その人は僕のことを知らないから、そういう人の言う事は聞き流そうと。


僕が、聞く耳を持っていい意見って、自分のことをよく知ってくれてる人の意見か、自分にとって都合の良い意見だけでいいと思うんです。

それくらい割り切った方がいいと思う。
特に今は、いろんな情報が簡単に入ってきちゃうから、自分を基準にしてないと、頭おかしくなっちゃう。


他人の価値観とか、他人の基準で、いろいろ意見されても、正直面倒くさいですよ。
これは、音楽活動だけじゃない。
自分の生活、自分の人生、自分の生き方においてもそうです。


自分が好きでやってる事は、自分の好きなやり方、自分のやりたいようにやるからこそ、好きでいられるんですよ。
自分の好きな事でも、他人の価値観を基準にされると、好きでいられなくなるんです。


だから僕は、ステージに立つ人、音楽活動をやってる人は、自分の好きなやり方、自分のやりたいやり方を貫いた方がいいと。
途中で、自分で何かを感じて、何かに気付いたなら、自分のタイミングで、変えればいいと思うんです。


自分の事情は他人は知らないから、自分の事情を知らない人間に何か言われても、自分だけにしか分からない事があるって、自分を貫いた方がいいと思う。
特に音楽は、個性が大事だから。


もし、嫌なツイート見た時に、反省するのだとしたら、ダメだったところを考えるよりも、ダメだったところをかき消すくらいの、良いインパクトが与えられなかった事を、反省した方がいいと思う。
良いインパクトが強いと、小さなミスって正直そんなに残らないんですよ。
良いインパクトが弱いから、ダメな部分が目立っちゃうので。


だから僕は、自分のできる事、自分の得意な事を伸ばした方がいいって思っちゃうんですよ。



音楽やってる人とか、音楽に詳しい人って、完璧を求めるじゃないですか?
完璧じゃないといけないと思っちゃうじゃないですか?


でも、完璧な人とか一流の人よりも、何かが足りない人の方が、実は人に勇気を与えることができるんですよ。


完璧な人とか一流の人って、あの人は特別だからとか、あの人だからできてるって思われちゃうんです。
遠くに見られちゃうんです。


何か足りない人、何かが欠けてる人の方が、あの人ができてるんなら、自分もできるんじゃないか?あのやり方なら自分もできるんじゃないか?自分もやってみようかな?ってなりやすいわけです。


それって、自分の存在によって、人を動かしてるってことなんです。
それが、人に勇気を与えてるってことになるわけです。


当然、自分のレベルアップ・自分を成長させる事は、必要だとは思うんです。
だけど、それは人に言われてじゃなく、自分で感じて、自分で気付いて、やれるようになった方がいいです。
自分でやり始めた事なら、なおさら!


昔、よく言われたことがあります。


『君にしか救えない人がいる!』
『君にしか勇気づけられない人がいる!』
『君だからこそ与えられる勇気がある!』
『君にしかできない笑顔の与え方がある!』


これは、きっと全ての人に共通して言える事だと思う。


自分にできる事。
自分ならできる事。
自分がやりたい事。
自分のやりたいやり方。
自分のやりたいスタイル。


これは、誰かに何を否定されても、ブレてはいけないと思う。



しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...