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『僕は真面目な人間じゃない!僕は優しい人間じゃない!僕は心の美しい人間じゃない!』

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タバコ吸わない お酒飲まない
ギャンブルしない 女遊びしない
風俗もキャバクラも行かない
そんな僕を見て男は言う
人生損してる
生きてて楽しい?

僕はただ単に タバコもギャンブルも
興味がなかっただけ
お酒が体に合わないだけ
お金を払わないと女に相手してもらえない
そんな男になりたくないと思っただけ

だけど現実は現実
お金を払わないと女に相手してもらえない
それが大人になって分かった現実
お金を持っていないと女に興味を持ってもらえない
それが大人になって分かった現実
女性が大人の男を好きなのは お金があるからだろう
中身が大事だと言うけれど 大事なのは財布の中身なんだろう

タバコ吸わない お酒飲まない
ギャンブルしない 女遊びしない
風俗もキャバクラも行かない
そんな僕を見て女は言う
真面目で素敵
絶対彼女できるよ

真面目すぎる男は嫌だ
優しすぎる男は嫌だ
結局 真面目は素敵じゃない
優しいことも 素敵じゃない
あれが大事 これが大事だと 人はいろいろ言うわりに
女性が付き合う男は 大事なものが当てはまってない人ばかり
言ってる事と付き合う男は 別物なんだろう

僕は お金持ちになったら
毎週でも風俗に行きたい
お金持ちになって 女性が寄ってきても
そんなの全く喜べない
どうせお金使うなら プロに満たされたい
お金持ちじゃない時に 相手されてないと
自分の状況が良くない時から相手にされてないと
僕という人間を認めてないのと同じだから

僕は都合良く利用される男になりたくない
自分が働いて稼いだお金は 
自分の欲を満たすために使いたい
他人の欲を満たすために 
自分のお金も時間も費やしたくない

どんなに人前で美しい言葉を並べても
人前に立つ人間ほど
自分の欲を満たすために 
人の時間とお金を奪っている
その欲を表に出していないだけ
心の中に隠しているだけ

僕は真面目な人間じゃない
僕は優しい人間じゃない
僕は心の美しい人間じゃない
仕事の時と同じ自分を
オフの時にまで求められたら
僕は気の休まる時を失ってしまう

美しい人間なんていないのだから
人の美しくない部分は見て見ぬふりしよう
それができないなら 人と関わるのを辞めた方がいい
自分も他人も疲れさせてるだけだよ
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