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『頑張らないでとか踏ん張ってとか、言葉を変えればいいってわけじゃない』
しおりを挟む頑張ってる人に頑張ってというのは
さらに追いつめる事になるから
踏ん張ってと言うようにしてるなんて
そんな言葉を変えられただけで心が軽くなるほど
僕の置かれてる状況は単純じゃないよ
しんどい時 つらい時 苦しい時
頑張ってだろうと 踏ん張ってだろうと
どっちも しんどい事には変わらない
これ以上頑張ることも 難しければ
これ以上踏ん張る事も難しい
どっちの言葉を選ばれても楽にはならないよ
言葉の問題じゃなく 今置かれてる状況の問題なんだから
言葉を変えるだけで心が軽くなるほど単純じゃない
頑張りすぎないでって言われたところで
人生がかかってる 生活がかかってる
自分で自分を支えなきゃいけないんだから
頑張らないようにする選択肢があるわけないでしょ
頑張らなかったら 頑張らなかった分だけ
自分の人生が苦しくなる
自分の生活が苦しくなる
好きなことができなくなる
無理しないでって言われたところで
自分で自分を支えるためには
無理しないような選択はできないよ
君はひとりじゃないよって よく言うけど
君は僕のために何をしてくれるの?
君は僕に何を与えてくれるの?
僕が今置かれてる状況に対して
いったい君が何をできるの?
耳障りのいい優しい言葉だけ与えられても
心配しているような言葉だけ与えられても
君は別に僕のそばにいてくれるわけでもなければ
君の方から僕のそばに来てくれるわけでもないし
ただ遠くから言葉を投げかけてくるだけ
言葉だけで人を救えるほど
現実は甘くないんだよ
どんなに遠くから言葉だけで
君はひとりじゃないよって言われても
現実の世界はひとりなんだよ
ひとりで生活してるんだよ
自分ひとりの生活を 自分一人で支えてるんだよ
影ながら応援してる
遠くから見守ってる
君はひとりじゃないよって言うわりに
何でそばで応援せずに 影で応援するの?
君はひとりじゃないよって言うわりに
何でそばで支えようとせずに
遠くから見守ろうとするの?
一人じゃないよって言いながら
一人にさせてるのはなぜなの?
何もできないくせに
何も与えられないくせに
頑張りすぎないでとか
無理しないでとか
甘い言葉で生きていけるほど
僕の人生はそんなに軽くない
甘く優しい言葉は どこか偽善のようで
優しい言葉を伝えておけば
気が休まるとでも思われてるようで
それはどこか僕を軽く見られているようで
人間の冷たささえ感じてしまう
僕は現実を生きている
現実の中で起きている状況の中で生きてる
それは耳障りのいい優しい言葉だけで
乗り越えていけるほど
甘い世界ではないんだよ
一人でも乗り越えないといけない
支えてくれる人がいなくても耐えないといけない
人がいつも助けてくれるほど
甘くはないんだよ
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