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『心を亡くさぬように』
しおりを挟む毎日毎日仕事が忙しすぎて
毎日毎日やる事ありすぎて
毎日毎日残業の日々で
自分のキャパをオーバーしているのが
当たり前になっている
もう しんどいなぁと思いながらも
期待を裏切らないようにしようと
大変な時こそ人の役に立たないと
忙しい時こそみんなを助けられるようにと
そんなことを思いながら働いてると
ノイローゼになるんじゃないかと思ってしまうくらい
いつの間にか追い込まれている
無理しないようにって言うけれど
仕事は自分中心で回ってるわけじゃなく
降ってくるものは全て片付けないといけないから
期日までに仕事を終わらせないといけないから
無理をしないことが無理って思う
無理をしなきゃいけないように
社会が成り立っているから
僕は仕事で何度もダメになった
胃腸炎で仕事が行けなくなった事
胃潰瘍で仕事が行けなくなった事
それでも誰かを頼る事もなく
誰かが助けてくれるわけでもなく
働いて稼いで自分で自分を支えてきた
仕事に行けなくて 収入が少ない時は
生きる苦しみをたくさん味わった
生きる苦しみを味わっていても
誰かが助けてくれるわけじゃなかった
お金のことは誰も助けてはくれない
生活の事を誰も助けてはくれない
自分で自分の事を何とかするしかない
人間社会ってそんなに美しくない
人は1人では生きていけない
そんなことを簡単に言うけど
人間不信の人は 人を頼れないし
家族も恋人もいない人は
甘えられる相手もいないし
人に迷惑かけるのが苦手な人は
自分だけで何とかしようとするし
弱ってる時に 人が助けてくれるほど
人はそんなに優しい生き物じゃないし
どんなに仕事を頑張って 会社に貢献しても
倒れたからって会社が助けてくれるわけじゃないし
社会は弱い人間に冷たいものだし
多くの愛に包まれたって唄う人は多いけど
愛のある人間なんて そんなにいるわけじゃない
良い人達に恵まれてるって 言うけど
良い人達に恵まれてる人間なんてほんの一部で
多くの人達は 自分勝手な人達に苦しめられてる
誰もが 自分が楽になれることを考える
誰もが 自分が苦しまない事を考える
誰もが 自分の負担が軽くなることを考える
そんな世の中なのに 美しい愛なんて
いったいどこにあるんだろう
心の底から美しい人間なんて
いったいどこにいるんだろう
いったいどこに 愛を振り撒いている人がいるのだろう
みんな自己愛は強いけど
みんな自分のために
言葉では美しい愛を語りながら
自分に見返りが返ってくることしか考えていない
みんな心は卑しいもの
どんなに忙しくても
どんなに疲れていても
どんなにストレスを抱えていても
どんなに自分の事で精一杯でも
心だけは亡くしたくない
そんな時でも
人に優しくできる心は
絶対に亡くしたくない
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