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『僕が誰かを好きになっても、誰かが僕を好きにはならない』
しおりを挟む僕は 人のノロケ話が嫌いで
恋人同士が幸せそうにしてると
自分達ばかり幸せになりやがってと思い
死にたくなってしまう
18歳の時
一度も彼女いた事ないと伝えると
いつか良い人に出会えるよと言われた
あれから20年経った今
一度も彼女いた事ないと伝えると
いつか良い人に出会えるよと言われる
18年経っても出会えない
20年経っても出会えない
38年経っても出会えない
いつか出会えるよって
いつかって いつなんだろう
いつか出会えるなんて
もうこの歳じゃ信じないよ
僕の人生の中で 僕が誰かを好きになっても
僕の事を好きになってくれる人と
出会う事は一度もなかった
想いは必ず伝わるって
必ずなんて事は一度もなかった
人々が僕に励ました言葉は
全てが嘘だった
だから僕は 人の言葉を信じない
人々が僕に励ました言葉は
何の根拠もない
無責任な言葉だった
期待をさせるだけさせて
希望を持たせるだけ持たせて
突き付けられた現実は
淋しいものばかり
人が美しい言葉をかけてくるほど
僕は美しい言葉に傷付けられた
僕は美しい言葉に裏切られた
美しい言葉をかけてくる人ほど
僕は信用できないと思った
人の人生に平等なんてなかった
幸せになれる人もいれば
幸せになれない人もいる
恋人ができる人もいれば
恋人ができない人もいる
多くの人に愛される人もいれば
誰からも愛されない人もいる
どんなに真面目に生きても
どんなに頑張って生きても
人は自分が好きになれる人しか愛せない
真面目な人なんかいくらでもいる
頑張って生きてる人なんかいくらでもいる
優しい人なんかいくらでもいる
真面目な男が好きな人からも
優しい男が好きな人からも
一生懸命な男が好きな人からも
僕は愛されることがなかったとしたら
もう どんな生き方をしても
きっと愛されないだろう
僕が誰かを好きになっても
誰かが僕を好きにはならない
人生なんてそんなもん
そう思った時
彼女ができなくても
異性に愛されなくても
自分の人生を生きるしかないと思った
どうせ幸せになれないなら
どうせ孤独であり続けるなら
それはそれでいいかなって思う
それも含めて人生だから
こればかりは どうしようもない
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