6 / 121
『命を大事にしろと言われるほど、僕は死にたくなる』
しおりを挟む誰に認められなくても
誰に支えられなくても
僕は僕の力で生きてきた
一番苦しかった時
助けてくれたのは誰か
一番辛かった時
助けてくれたのは誰か
あの時助けてくれた人がいて
今の自分がいると人はいうけれど
僕はそういう時に
いつも独りだった
誰かに甘えたくなっても
人は僕を避けようとする
僕が弱ってることに気付いても
誰も僕に手を差し伸べることはなかった
自分が一番弱ってる時に
誰も僕を助けてはくれなかった
自分が一番弱ってる時に
人は強くなる事ばかりを求めて
僕を更に苦しめる言葉をかけてきた
人は人を追い込んでばかりで
僕が弱っていても
元気だった頃と同じことを求める
苦しみのあとに喜びがある
つらいことのあとに 幸せが訪れる
僕の人生はそんな単純じゃなかった
苦しみのあとには苦しみがあった
つらいことのあとにも
つらいことがあった
それを何年も何年も
繰り返す日々だった
僕のような人間を支えてあげよう
僕のような人間を応援してあげよう
そういう人は現実の世界に現れなかった
人に優しくすれば
その優しさを利用される
人に期待をすれば
見返りを求めるなと言われる
人生は残酷だと思った
人間は冷たい生き物だと思った
僕は自分の人生を諦めることで
楽な生き方をする道を選んだ
僕は自分の人生に期待しないことで
小さな幸せに満足する生き方を選んだ
僕はあらゆる欲を捨てて生きようと思った
僕は綺麗な言葉が嫌いになった
愛だとか夢が叶うとか
幸せになれるとか
僕の人生にそんなものは訪れなかった
人に期待をせず
人をアテにせず
人を信じずに
独りで生きるしかない
人を信じれない僕が悪いと
人は言う
人を愛せない僕が弱いと
人は言う
こんな人生を生きるくらいなら
死んだ方がマシだと思う
人は命を大事にしろと言うけれど
人は僕のことを大事にしてくれてない時点で
僕に命を大事にしろと言う資格はない
命を大事にしろと言うのなら
人を追い込むような言葉を人にぶつけるな
命を大事にしろと言うのなら
死にたくなるような言葉を投げかけるな
命を大事にしろと言うのなら
人を傷つけるような言葉を乱暴に使うな
命を大事にしろ 死ぬなという説教が
人を死に追い込む事に気づけよ
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる