変態紳士 白嘉の人生史〜悲しみが気付かせてくれたもの

エロビデオ屋

エロビデオ屋の仕事

ニート生活から約1年半ほどの月日が経ち、やっぱり仕事探さなきゃと思い、再び仕事を探し始める。
とりあえずチャリで行ける範囲の近場。
仕事を選んでる場合じゃない。

そして、ビデオ屋の面接を受けて、無事に採用されたが、そのお店はエロビデオ屋だった。
時給は640円だった。

ただ、1年半のニート生活の中で、仕事がなかなか決まらずに、30件以上不採用になっていたため、働く事の難しさを実感した僕は、一生懸命真面目に働こうと思った。

週6日シフトに入ったり、20連勤近く働く事もあり、1ヶ月に200時間以上働く事もあった。
とにかく働けることが貴重で、働かせてもらえる事に感謝して、このお店のために働こうと思った。

そして、店長に言った。

『店長さんは楽してください！僕が働きますから！』

やがて僕は、エロビデオ屋の正社員になった。
エロビデオの仕入れを任されることもあった。


正社員になった時、月給は手取り12万円だった。
シフトは、週5日のうち4日は14時間労働、あと1日は4時間労働だった。