変態紳士 白嘉の人生史〜悲しみが気付かせてくれたもの

縁故就職と歌手の養成所

縁故就職と歌手の養成所

高校卒業後、僕は父親の経営する会社に就職をした。
会社は小規模で、父親と母親と姉と僕とパートの女性が働いていた。

9時～17時の平日出勤で、土曜日の隔週と日曜日が休みだった。
正社員として働いていたが、月給は8万円だった。

高校卒業後は、歌手の夢を叶えるために、芸能プロダクションやレコード会社、養成所などのオーディションを受けた。
1年間オーディションを受けてダメだったら、歌手の夢は諦めようと思っていた。

書類を送ったり、デモテープを送ったり。
一次審査で落ちる事もあった。
一次審査で合格するも、二次審査で落ちる事もあった。

もう、これで最後にしようと決めて、ジャパンアーチストオフィスという養成所のオーディションを受けて、無事二次審査も合格し、養成所でレッスンを受けることになった。

お金は、自分で働いて稼いだお金で、養成所に通った。

養成所＝ボッタクリと言う人もいたが、お金をかけるからこそ、そのお金を無駄にしないために、真面目に休まずレッスンを受けて、しっかり基礎を身につけようと思って、最初の一年は週2、2年目以降は週一で通い、3年間真面目にレッスンに励んだ。