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第1章
第34話 噂話
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「あ゛~、もうダメ! もう動けない~!」
「だな……」
「大会前の追い込みよりキツイっすね……」
「帰ってホッとしたら、一気にキましたね」
「だな……」
「お腹も空いたし汗も拭きたいけど、何もしたくない~」
「もう、このままここで寝てしまいたいっすね」
「だな……」
「ユウ兄、さっきから「だな」しか言ってないし」
「……だな」
ケインさんの実戦特訓初日が終わり、今は『赤い狐亭』の食堂で4人揃ってテーブルに突っ伏している。
草原で出くわしたホーンラビットの解体が終わって村に辿り着いた頃には、辺りは暗くなっていた。持ち帰った素材はエピスの『クラリス雑貨店』に持ち込んだのだが、あまりにヘトヘトな俺たちを見て、ケインさんが後を引き受けてくれた。なので、査定などを待つことなく、すぐに肉を持って隣の『赤い狐亭』へと帰ってきていた。買い取り金は、明日ケインさんから受け取ることになっている。
ちなみに、授業料としてホーンラビット1匹分は丸々ケインさんの取り分としてもらった。ケインさんは要らないと言ってなかなか頷いてくれなかったけど、本当はもっと多く渡したいくらいなんだが。
それで、出迎えてくれたノバラに肉を託して食堂の椅子に腰掛けるなり、一気に疲労感が押し寄せてきてこの状態だ。さっきまでは、まだ動く元気があったものの、サーヤの言う通り、無事帰ってきた安堵感からか、椅子に座った瞬間に気力が尽きた感じだ。
料理を待っている間、いつもなら訓練での反省だったり魔法なんかの話題でワイワイ盛り上がるところだが、今日に限っては4人ともあまり話す元気もなく、ボ~っとしている。なんとなく周りの雑談に耳を傾けると、『魔国』とか『魔族』という単語があちこちで飛び交っていた。
どうも、倒された魔国の王の跡目争いが激化しているらしい。それによって魔族や上位のモンスターの統制が取れなくなっており、下っ端が周辺国との国境付近で好き勝手に暴れているのだとか。物騒な話だ。魔国とエステバン王国は、王国の真南から南西部にかけて国境が接しているため、もれなく被害を受けているらしい。
まぁフォンド村は王国の南東部にあって、魔国との国境からは少し離れているらしいので、こっちまで被害が及ぶ心配はないそうだが。
ちなみに、アリアにおける魔国の王とは、所謂血も涙もない完全なる悪の『魔王』というわけではなく、単に魔族をまとめる王らしい。そして、魔族というのは魔力を使ってモンスターを使役する、いわゆるテイマーのような力を持っているそうだ。契約したモンスターを召喚して操るんだそうだ。
テイマー…面白そうだよな。モフモフのモンスターと仲良くなりたい…。
って、いやいや、それはともかく! 多くの魔族は好戦的で魔力が高く、他の種族を下に見ているらしい。一方、時に甚大な被害をもたらすモンスターを使役することから、他の種族も魔族を嫌う人が多いのだそうだ。そういうわけで、なかなか相容れない関係ではあるものの、魔族は他に比べて圧倒的に少数なため、それほど大きな脅威にはならないんだとか。
そんな『魔国の王』が、誰に、なぜ倒されたのか。その辺りの事情は、この田舎には入ってきていない。というか、噂に尾ひれが付きまくっていて真相がわからない。
俺たちがアリアに来るより前、魔国は総力を挙げてこのエステバン王国に攻め入ろうとしていた。もちろん、エステバンとしても黙って蹂躙されるわけにはいかないと、国境に向けて王国騎士団を進軍させていたのだとか。しかし、もともと国境付近に配備されていた軍隊がなんとか魔国の軍を食い止めている間に、魔国の王が何者かに倒され、本格的な戦争状態になる前に終わったそうだ。
王都は、王国の中央より少し北寄りに位置する。そこからの進軍にはかなりの日数がかかるため、王都よりも国境に近い領地では、領主の名の下に臨時の徴兵を行っていたそうで、フォンド村からも何人か向かったらしい。が、結局、軍が編成されて進軍を始めた矢先に解散となったので、戻ってきた人達からこの辺りの事情は伝えられたそうだ。しかし、その人達も、魔国が攻めてきた理由や誰が王を倒したのか、などは知らされていないということだ。
噂としては『魔国の王が、エステバンの姫を攫ったため、姫の婚約者(隣国の王子)が軍を率いて取り返しに行った』とか『王国が凄腕の刺客を差し向けた』とか『どっかのバカがタイマン勝負を挑んで勝った』とか『魔国の王は何かに取り憑かれて暴走していたが、結局内から取り殺された』とか『魔国国内のクーデター』だとか……。まぁそれらしい物からなんだそれ? という物までイロイロだ。
「お? どーした、兄ちゃん達? 元気なさそーだな」
「あ、ドラムさん」
通りがかったオジサンに話しかけられ、コータが答える。この人は、アリアに来た初日にここでエールやギョーザを分けてくれた酔っ払いオジサンだ。フォンド村で鍛冶屋兼武器防具店を営んでいるらしい。夜はほぼ毎日『赤い狐亭』に飲みに来ているので、すっかり顔馴染みになった。赤い顔をしているところをみると、ちょうど帰りがけだったのだろう。
「今日は狩りに行って、もうヘトヘトなんですよ」
特訓とか言うといろいろ聞かれて口が滑りそうなので、その辺はごまかして答える。
「ハハ、その様子じゃ随分遠くまで行ってきたのか? それで、なんか良いモン獲れたか?」
「ええ、まぁ。オークとホーンラビットが獲れましたよ」
「何ぃ!? ホーンラビットだと!? それを聞いちゃあ帰れねぇなぁ。ありがとよ、兄ちゃん達。フッフッフ~、今日はツイてるぜ! おーい、ノッバラちゃーん!」
ドラムさんは嬉しそうな顔で礼を言った後、スキップでもしそうな足取りで元いたテーブルに戻って行きながら、ウエイトレスを呼んだ。ドラムさんの大好物であるホーンラビットは、俺たちが初日に持ち込んで以降は入荷がなかったらしいからな。
ノバラに肉を渡した時に注文は済ませていたので、ドラムさんを見送ったあと間もなくして料理が運ばれてきた。もちろんホーンラビットの料理だ。この肉は本当に美味いから俺たちも気に入っている。
前の時は野菜が多めの肉野菜炒めだったが、今日は香草と塩で味付けされたソテーらしい。少しニンニクのような香りがするこの香草には、疲労回復効果があるとノバラがコソっと教えてくれた。疲れきっていた俺たちに気を遣ってくれたメニューらしい。
しゃべるのも億劫なくらいだったが、ニンニクとオリーブオイルの香りに食欲が湧かないわけがない。味は…うん、文句なく美味かった。欲を言えば白メシをかき込みたいところだが、ないものは仕方ない。代わりにパンをおかわりして存分に味わった。
大満足の食事を終え、ノバラに用意してもらった湯桶を持って2階の部屋に戻る。本当は明日以降のことについて皆で相談もしたかったが、さすがにもうそんな元気はない。さっさと身体を拭いて横になったら、すぐに睡魔に襲われた。
「だな……」
「大会前の追い込みよりキツイっすね……」
「帰ってホッとしたら、一気にキましたね」
「だな……」
「お腹も空いたし汗も拭きたいけど、何もしたくない~」
「もう、このままここで寝てしまいたいっすね」
「だな……」
「ユウ兄、さっきから「だな」しか言ってないし」
「……だな」
ケインさんの実戦特訓初日が終わり、今は『赤い狐亭』の食堂で4人揃ってテーブルに突っ伏している。
草原で出くわしたホーンラビットの解体が終わって村に辿り着いた頃には、辺りは暗くなっていた。持ち帰った素材はエピスの『クラリス雑貨店』に持ち込んだのだが、あまりにヘトヘトな俺たちを見て、ケインさんが後を引き受けてくれた。なので、査定などを待つことなく、すぐに肉を持って隣の『赤い狐亭』へと帰ってきていた。買い取り金は、明日ケインさんから受け取ることになっている。
ちなみに、授業料としてホーンラビット1匹分は丸々ケインさんの取り分としてもらった。ケインさんは要らないと言ってなかなか頷いてくれなかったけど、本当はもっと多く渡したいくらいなんだが。
それで、出迎えてくれたノバラに肉を託して食堂の椅子に腰掛けるなり、一気に疲労感が押し寄せてきてこの状態だ。さっきまでは、まだ動く元気があったものの、サーヤの言う通り、無事帰ってきた安堵感からか、椅子に座った瞬間に気力が尽きた感じだ。
料理を待っている間、いつもなら訓練での反省だったり魔法なんかの話題でワイワイ盛り上がるところだが、今日に限っては4人ともあまり話す元気もなく、ボ~っとしている。なんとなく周りの雑談に耳を傾けると、『魔国』とか『魔族』という単語があちこちで飛び交っていた。
どうも、倒された魔国の王の跡目争いが激化しているらしい。それによって魔族や上位のモンスターの統制が取れなくなっており、下っ端が周辺国との国境付近で好き勝手に暴れているのだとか。物騒な話だ。魔国とエステバン王国は、王国の真南から南西部にかけて国境が接しているため、もれなく被害を受けているらしい。
まぁフォンド村は王国の南東部にあって、魔国との国境からは少し離れているらしいので、こっちまで被害が及ぶ心配はないそうだが。
ちなみに、アリアにおける魔国の王とは、所謂血も涙もない完全なる悪の『魔王』というわけではなく、単に魔族をまとめる王らしい。そして、魔族というのは魔力を使ってモンスターを使役する、いわゆるテイマーのような力を持っているそうだ。契約したモンスターを召喚して操るんだそうだ。
テイマー…面白そうだよな。モフモフのモンスターと仲良くなりたい…。
って、いやいや、それはともかく! 多くの魔族は好戦的で魔力が高く、他の種族を下に見ているらしい。一方、時に甚大な被害をもたらすモンスターを使役することから、他の種族も魔族を嫌う人が多いのだそうだ。そういうわけで、なかなか相容れない関係ではあるものの、魔族は他に比べて圧倒的に少数なため、それほど大きな脅威にはならないんだとか。
そんな『魔国の王』が、誰に、なぜ倒されたのか。その辺りの事情は、この田舎には入ってきていない。というか、噂に尾ひれが付きまくっていて真相がわからない。
俺たちがアリアに来るより前、魔国は総力を挙げてこのエステバン王国に攻め入ろうとしていた。もちろん、エステバンとしても黙って蹂躙されるわけにはいかないと、国境に向けて王国騎士団を進軍させていたのだとか。しかし、もともと国境付近に配備されていた軍隊がなんとか魔国の軍を食い止めている間に、魔国の王が何者かに倒され、本格的な戦争状態になる前に終わったそうだ。
王都は、王国の中央より少し北寄りに位置する。そこからの進軍にはかなりの日数がかかるため、王都よりも国境に近い領地では、領主の名の下に臨時の徴兵を行っていたそうで、フォンド村からも何人か向かったらしい。が、結局、軍が編成されて進軍を始めた矢先に解散となったので、戻ってきた人達からこの辺りの事情は伝えられたそうだ。しかし、その人達も、魔国が攻めてきた理由や誰が王を倒したのか、などは知らされていないということだ。
噂としては『魔国の王が、エステバンの姫を攫ったため、姫の婚約者(隣国の王子)が軍を率いて取り返しに行った』とか『王国が凄腕の刺客を差し向けた』とか『どっかのバカがタイマン勝負を挑んで勝った』とか『魔国の王は何かに取り憑かれて暴走していたが、結局内から取り殺された』とか『魔国国内のクーデター』だとか……。まぁそれらしい物からなんだそれ? という物までイロイロだ。
「お? どーした、兄ちゃん達? 元気なさそーだな」
「あ、ドラムさん」
通りがかったオジサンに話しかけられ、コータが答える。この人は、アリアに来た初日にここでエールやギョーザを分けてくれた酔っ払いオジサンだ。フォンド村で鍛冶屋兼武器防具店を営んでいるらしい。夜はほぼ毎日『赤い狐亭』に飲みに来ているので、すっかり顔馴染みになった。赤い顔をしているところをみると、ちょうど帰りがけだったのだろう。
「今日は狩りに行って、もうヘトヘトなんですよ」
特訓とか言うといろいろ聞かれて口が滑りそうなので、その辺はごまかして答える。
「ハハ、その様子じゃ随分遠くまで行ってきたのか? それで、なんか良いモン獲れたか?」
「ええ、まぁ。オークとホーンラビットが獲れましたよ」
「何ぃ!? ホーンラビットだと!? それを聞いちゃあ帰れねぇなぁ。ありがとよ、兄ちゃん達。フッフッフ~、今日はツイてるぜ! おーい、ノッバラちゃーん!」
ドラムさんは嬉しそうな顔で礼を言った後、スキップでもしそうな足取りで元いたテーブルに戻って行きながら、ウエイトレスを呼んだ。ドラムさんの大好物であるホーンラビットは、俺たちが初日に持ち込んで以降は入荷がなかったらしいからな。
ノバラに肉を渡した時に注文は済ませていたので、ドラムさんを見送ったあと間もなくして料理が運ばれてきた。もちろんホーンラビットの料理だ。この肉は本当に美味いから俺たちも気に入っている。
前の時は野菜が多めの肉野菜炒めだったが、今日は香草と塩で味付けされたソテーらしい。少しニンニクのような香りがするこの香草には、疲労回復効果があるとノバラがコソっと教えてくれた。疲れきっていた俺たちに気を遣ってくれたメニューらしい。
しゃべるのも億劫なくらいだったが、ニンニクとオリーブオイルの香りに食欲が湧かないわけがない。味は…うん、文句なく美味かった。欲を言えば白メシをかき込みたいところだが、ないものは仕方ない。代わりにパンをおかわりして存分に味わった。
大満足の食事を終え、ノバラに用意してもらった湯桶を持って2階の部屋に戻る。本当は明日以降のことについて皆で相談もしたかったが、さすがにもうそんな元気はない。さっさと身体を拭いて横になったら、すぐに睡魔に襲われた。
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誠に勝手ながら、こちらの作品は、2017年12月1日の投稿をもって無期限の休止にさせていただきます。次話からは2章に突入予定でおりますが、また書き溜めができれば再開するかと思います。気長にお待ちいただければ幸いです。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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