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続かない生活のラリー

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月日は流れ中学2年生の一学期、その日は校庭に桜が咲いていて、窓を開けていると花びらが暖かい風に乗って入ってくる。少年はいつも通り授業を受けていた。
しかし、2時間目が始まった5分後のことだった急に気分が悪くなり、手を挙げトイレに行かせてもらった。その後保健室に行きその日は早退となった。そう、この時生活のラリーが崩れていく瞬間だった。
次の日も体調は良くならずとりあえず学校に行ってみようという思いで学校に行ってみた。案の定気分は悪くその日も早退してしまった。二日も連続で早退をしてしまった。そんな絶望感に襲われながら昼の太陽を見つめながら帰宅した。そのことを心配に思った母親は少年を病院に連れていくことにした。結果は何も得られなかった。その次の日も次の日も気分は悪く気付けば二週間も学校に行けていない。そんな自分が嫌になってきた。病院も何件連れて行ってくれたかわからない。ただ分かるのは親や先生、友人に心配と迷惑をかけてることだった。毎朝トイレに篭り泣いていた。
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