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1巻

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 ■召喚の儀


 1


 従魔じゅうま――それは、主人と生涯しょうがいを共にするパートナー。
 時に主人の代わりにモンスターと戦う力になり、時に主人の落ち込んだ心をやし、隣に座って一緒にご飯を食べる存在。
 家族や友達や恋人とはまた違った、新しい関係だ。
 十五歳になり、僕は相棒と出会うための資格を得た。
 大好きな冒険譚ぼうけんたんに描かれた、数々の英雄『テイマー』たちにあこがれて、僕も従魔を手にする。
 野生モンスター、見知らぬテイマー、伝説に語られる恐るべき怪物。そんな強敵たちとの戦いを熱望し、僕は目を開けた。
 しかし、そこにいたのは……

「キュルキュル!」
「……えっ?」

 可愛らしい鳴き声と、小さな小さなその姿に、僕は目を丸くしてしまった。


 ********


 夕日で赤く染まった村の広場に、木剣を打ち合わせる乾いた音が鳴り響く。
 息を切らす僕の目の前に振り下ろされる木剣。
 僕は反射的に、右手に持った同じ木製の剣をかかげるが、呆気あっけなくはじかれてしまった。

「ほら、ルゥ! ちゃんと受け止めろよ!」

 しかり声に渋々しぶしぶ従い、取り落としそうになった木剣を握りなおして構えを取った。
 だが、一般的な男子と比べて明らかに肉付きが悪い……ともすれば女子にすら見間違われることもある僕では、片手で木剣を構えるのもおぼつかない。
 次の瞬間、耐えきれないほどの衝撃しょうげきが手に走り、僕はたまらず尻餅しりもちをついた。

「ぐっ……!」

 その無様ぶざまな格好を見て、二度の攻撃を見舞みまった少年が、わざとらしいため息をく。

「はぁ……。しっかりしろよな、ルゥ。せっかく俺が稽古けいこつけてやってんだから」

 ……どの口が言うのだろうか。
 僕は稽古をお願いした覚えなんてないのに。そんな身勝手を押し付けてくる彼に、僕は何も言い返すことができなかった。
 ツンツンにとがったブロンドの短髪に、布の服をラフに着崩していて、見るからに活発――というか、ヤンチャな感じで、関わることが躊躇ためらわれる男の子。
 僕と同じ村に住んでいて、昔から意地悪をしてくる、リンド・ラーシュ君だ。
 僕たちの様子をかたわらから見ていた他のいじめっ子たちが、笑いながら彼に声を掛けた。

「リンド、そのくらいにしておいてやれよ。また泣くぞ、そいつ」
「俺たちは止めたからな」

 当然、彼はやめない。
 その声に後押しされるように、リンド君は木剣を上段に構える。
 僕は剣をにぎることも忘れて、格好悪く両腕を掲げた。
 だがそのとき……

「こら、リンドー!」

 どこからか、怒りをはらむ少女の声が聞こえてきた。
 その声に反応して、頭上の木剣はピタリとその動きを止める。
 周りのいじめっ子たちは、まるでモンスターの襲撃にでもあったかのように、あわててこの場から逃げ去っていった。

「やべっ、ファナが来たぞ!」
「逃げろ逃げろ!」

 しかし、リンド君だけは動かない。
 すぐに一人の少女が駆け寄って来た。
 柔らかそうな頬っぺたの可愛かわいらしい顔。風にれるショートカットの茶髪と短いスカートが、元気そうな印象を与える。
 物心つく前からずっと一緒にいる幼馴染おさななじみ、ファナ・リズベルだ。

「よう、ファナ」

 木剣を構えていたリンド君は、それを隠しもせずファナに声を掛けた。
 その顔は心なしか、少しだけうれしそうに見える。
 リンド君が僕をいじめて、ファナがそれを止めに来てくれる。昔から変わらない。
 彼は、僕をいじめればファナが来てくれると分かっていて。僕の方も、ファナが助けてくれるのだと、心のどこかで思ってしまっている。
 全速力で駆け寄ってきた彼女は、リンド君の胸元につかみかかる勢いでめ寄った。

「リンド! またルゥのこといじめてたでしょ!」
「いじめじゃねえ、稽古だよ、稽古。こいつがどうしてもって言うから」
「ルゥがそんなこと言うわけないじゃん! どうせまたあんたが無理やりルゥを巻き込んだんでしょ! ルゥに謝ってよ!」

 しかしリンド君は〝やなこった〟と言ってスタスタと歩き去ってしまう。
 その後ろ姿を見届けたファナは、心配そうな表情で、地面にひざをつく。

「大丈夫、ルゥ? どこか怪我けがしなかった?」
「だ、大丈夫」

 僕はいたわってくれたファナに、いつものようにお礼を言おうとする。

「あ、ありが……」
「まったくもう、ルゥも嫌なときは嫌ってちゃんと言わなきゃダメだよ。そんなんだからあいつらにいじめられちゃうの。分かった?」
「……う、うん。ごめん」

 なんか逆に怒られてしまった。
 だけど、少しだけ怖い顔をしていたファナは、次いで大きく胸をで下ろす。

「まあ、怪我がなくてよかったよ。明日は大切な儀式があるからね。怪我なんてしてたら、儀式に影響が出ちゃうかもしれないし」
「そ、そうだね」

 彼女の優しさに、僕自身もホッと息を吐くが、またしてもお叱りムードに。

「私たちも明日、立派な大人になるんだから、ちゃんと自覚してよ、ルゥ」
「……う、うん。分かった」

 その情けない返事を素直すなおに信じたとも思えないが、ファナは大きくうなずいて立ち上がった。
 そして、いまだ地面に座り込んでいる僕に向けて、手を差し伸べてくれる。

「そんなんじゃ、『召喚の』でさずかったパートナーに、格好悪いと思われちゃうよ」
「……」

 優しさにあふれたその手を見つめて、僕は固まってしまう。
 召喚の儀――それは、十五歳になった者が受ける、成人になった証とも言える儀式だ。
 モンスターの助力なしでは成り立たないこの世の中では、成人になると自分専用のモンスターを女神様が授けてくれる。
 モンスターの種類はたくさんあって、どんなモンスターを授かるかは、儀式を行なってみないと分からない。
 希少性や能力の有用性、単純な力の強さによってランク付けされていて、どのランクのモンスターを授かったかによって、その人の価値が決められてしまう場合だってある。
 人と魔物の主従関係――それは世界の常識で、ありふれた光景。
 従魔を手に入れてこそ、真に大人の仲間入りを果たせるということなのだ。
 そしてその従魔を手に入れる儀式こそ、召喚の儀だ。
 僕たちは明日その儀式を受け、相棒と出会うことになる。
 その相棒に格好悪い姿を見せるのだけはいけない。
 情けない僕にしては相当な覚悟を抱き、差し伸べられた幼馴染の手を取った。
 こんな僕でも、明日、大人になることができるのだろうか。
 生涯を共にするパートナーと出会えば、何か変えられるのだろうか。
 その答えは……そしてパートナーとなる従魔は、明日にならなければ分からない。


 ********


 パルナ村。
 辺境の地にひっそりたたずむ、人口はおよそ五百人ちょっとの小さな村だ。
 そこそこ古くからあるらしい村で、代々受け継がれているおきてもかなり珍しいものがある。
 それでも、雰囲気ふんいき自体はとてもなごやかだ。
 最近では子供の数も増えてきて、にぎわいを見せている。
 それが、僕の生まれ育った故郷だ。
 そしてそんなパルナ村では明日、大切な儀式がり行われる。
 十五歳を迎えた子供たちが対象となる、女神様から従魔を授かるための召喚の儀。
 人々がモンスターと二人三脚で歩んでいくこの世の中では、儀式で授かったモンスターの適性に合わせて職業を選ばなければならない。言ってみれば、その人の天職を見極みきわめるようなもの。それくらい大切な儀式を、僕は明日、ファナやリンド君など、村の子供たちと一緒に受ける。
 本当にこれで立派な大人になれるのだろうか?
 そんな疑問を胸に、僕は自宅まで帰ってきた。
 僕の家は、丸太を組み合わせて作った、簡素な掘っ立て小屋のような建物だ。

「……ただいま」

 玄関に入るなり、僕は独り言のようにそうつぶやく。
 でも、普段なら家の中から返事が来ることはない。この家には僕一人しか住んでいないからだ。
 幼い時に両親を失った僕は、現在、父と母が生前に残してくれたこの小さな家で、ずっと一人暮らしをしている。
 村の人たちに育ててもらい、どうにか家事や炊事すいじが自分でできるようになってからは、ずっと一人で生活をしてきた。
 それは今でも変わらない。
 だから、家に帰ってきて〝ただいま〟を言う意味はほとんどないんだけど、ついつい口をついて出てしまう。
 それはたぶん、いつだったか、返ってこないはずの〝おかえり〟という声を聞いてしまったから。
 そして今日も……

「おかえり~」

 少し間延びした幼い少女の声が聞こえてきた。
 しかしそれは、家の中からではなく、玄関に入ったばかりの僕の後ろから発せられていた。
 僕はジト目になって振り向き、声のぬしに対して疑問を投げかける。

「一緒に帰ってきて、〝おかえり〟はおかしくない?」
「いいんだよ。ルゥがルゥの家に帰ってきて、それを私が見ていたんだから。それで私は、おじゃましま~す」
「……はい、いらっしゃい」

 そう言い合って、僕とファナは家に上がった。
 幼馴染のファナは、小さい頃から何かと僕の面倒を見てくれている。
 一人で住む僕をさびしがらせないように度々遊びに来てくれたり、仕事の手伝てつだいで疲れた僕のために、家でご飯を作って待っていてくれたり。
 だから一人で家に帰っても、そんなファナの〝おかえり〟が聞こえるのを、僕はいつもどこかで期待してしまう。
 今日は、いじめられた僕を案じてか、ファナが〝晩ご飯を作りに行ってあげる〟と提案してくれた。
 特に断る理由もなかったので、僕は嬉しい気持ちを隠しつつ了承したのだった。
 自分で作るとあんまり美味おいしくないし。

「じゃあ、ルゥは座って待っててね」
「うん」

 お言葉に甘えて、僕は居間に置かれたテーブルにつく。
 ご飯の準備を始める幼馴染の背をぼぉーっと見つめていると、不意に彼女が口を開いた。

「そういえば明日ってさ、私たち召喚の儀を受けるよね」
「えっ……う、うん」
「それでさ、女神様から授かったモンスターに合わせて、お仕事を選ばなきゃいけないじゃん? それってなんか理不尽りふじんじゃない?」

 何か真面目な話をするかと思いきや、ただ愚痴ぐちが言いたいだけみたいだった。

「まあ、みんなそうしているから、仕方がないんじゃない?」
「でもさ、もし将来お菓子屋さんになりたい女の子がいたとして、授かったモンスターがアンデッド系の、スケルトンやマミーだったら、その夢は絶対にかなわなくなっちゃうと思うんだよね」
「……まあ、確かに」

 職業によってそれぞれだけど、授かったモンスターに合わせて仕事を選ぶのが定石じょうせきだ。そうしないと、確実に不利になる。従魔は生涯を共にするパートナーだから。
 ファナが言った通り、アンデッド系のモンスターを授かったとしたら、お菓子屋さんよりも衛兵えいへい狩人かりゅうどの方が活躍できる場は多くなると思う。
 しかしそれはお菓子屋さんを目指す女の子にとっては本意ではない。
 確かに理不尽すぎる気もするけど……

「今の時代じゃ、授かったモンスターに合わせて職業を選ばなきゃ、絶対に不利になっちゃう。それで不幸になるくらいなら、やっぱり仕方がないことなんじゃないかな」

 晩ご飯の準備を進めるファナの背に、僕は僕なりの考えを語ってみた。
 しかし、一生懸命考えた末に辿り着いた結論は、ファナの気の抜けた返事で一蹴いっしゅうされてしまう。

「そっか~」

 聞いてきたのはそっちなのに。
 僕は、無駄むだだと思いつつもとりあえず続けた。

「それに、才能を可視化できていると思えば、それって結構幸せなことなんだと思うよ」

 従魔は、言ってしまえば才能そのもののように思える。
 もし、叶えたい夢と授かったモンスターが一致しなかったとすれば、やる前から不向きだと分かるという見方もできるから、ある意味幸せだと思う。
 彼女は首をかしげつつも、僕が言ったことを理解してくれたみたいだった。

「でもさ……ルゥだって、もし、なりたいものと自分の才能が合ってなかったら、嫌だなぁって思うでしょ?」
「別になりたいものなんて――」

 僕は〝なりたいものなんてない〟と返そうとしたが、それは驚くべき一言によって、さえぎられてしまう。

「冒険者に憧れてるんだよね、ルゥ」

 それを聞いて、あやうく椅子いすから転げ落ちそうになった。
 寸前のところで踏みとどまった僕は、料理を続けるファナにさけびにも似た声を上げた。

「な、なんでそのことを!」
「ごめんごめん。掃除してるときに、たまたま見つけちゃったんだよね」

 そう言って彼女は、背中を向けたまま居間のはしっこを指さす。
 そこにある小さなテーブルの上には、数冊の本が積み上がっていた。
 村の仕事の手伝いでコツコツと貯金をして、少しずつそろえていった本たち。あらゆる英雄たちの冒険が描かれた、子供っぽくて恥ずかしい、僕のコレクションだ。

「えっ……と……」
「いやぁ、なんか黙っているのも気が引けて、つい。ごめんね」

 ていうか、ベッドの下の、さらに奥の方に隠していたはずなのに!
 唖然あぜんとする僕をよそに、ファナは追い打ちを掛けるかのように聞いてくる。

「それでルゥは、冒険者になりたいの?」
「えっ……えっと……」

 冒険者とは、主にモンスター討伐とうばつ生業なりわいとしている者たちのことだ。
 それは、召喚の儀で授かった従魔をたくみに操り、時に自らも一緒に戦いながら、凶暴なモンスターを討伐していく職業。
 世界には、召喚の儀で授かるようなモンスター以外にも、野生の凶暴なモンスターたちが多数存在する。冒険者はそれらを討伐する貴重な存在だ。
 僕はひそかに、その冒険者という職業に憧れを抱いている。
 ――いやこんな本まで所有しているんだから、密かにとは言えないのかもしれない。
 熱烈に、貪欲どんよくに、僕は英雄に憧れている。
 だけどその気持ちをファナに言うのは、なんだか躊躇われて、黙り込んでしまった。

「隠さなくてもいいんだよ?」

 そんな僕の心を見透かしたみたいに、彼女は優しく言った。
 やがて僕は渋々ながら――おそらく真っ赤になった顔で〝うん〟と小さく頷いた。
 ファナの小さな笑い声が聞こえてくる。
 不意に腹が立ってきて、僕は思わず言い返していた。

「僕だけ言うのは不公平じゃないか。ファナの夢も教えてよ」

 そう聞くと、ファナは晩ご飯を作る手を止めた。
 勢いで聞いてみたけど、幼い頃から親しくしているファナの夢というのは、改めて思い返してみても聞いた覚えがない。
 もしかして、まずいことを聞いてしまったのだろうか。
 そう不安に思っていると、ファナが言いづらそうに口を開いた。

「わ、私は……」

 唐突におとずれた数秒の静寂せいじゃく
 答えるのはファナの方なのに、なぜか僕の方が緊張してきてしまった。

「実は、私もね……」

 ファナが意を決したように口を開いた瞬間、キッチンの奥からプシュー! という大きな音が鳴り、家中にげた臭いが広がってきた。
 僕とファナは反射的にそちらを向き、絶望的な光景を目にした。

「ファナ! なべ、焦げてる!」
「ご、ごめん!」

 途中までは美味しく出来ていたはずなのに、きこぼれてしまった鍋。
 明らかに底が真っ黒になっている。
 ファナは大慌てで鍋の火を消し、後始末をする。
 いつもの彼女なら絶対にこんな失敗はしない。
 僕は信じられない思いでその状況を見守るが、しかし先ほどの質問をうやむやにする理由にはならない。

「それで、ファナの夢ってさ……」

 だが、言い切る前に彼女はこちらを向き、なんでもないようににっこりと笑って答えた。

「私は……特にないよ」

 思わず僕は口を閉ざし、椅子の上で固まった。
 先ほど彼女が口にしかけた答えと、少し違う気がしたから。そしてその笑顔が、どこか作り物めいていたからだ。
 だけど、〝この話題はもうおしまい〟と言わんばかりのファナの態度を見ると、それ以上追及するのははばかられた。
 結局僕は、自らの恥ずかしい夢を暴露ばくろさせられただけで、価値のあるものは何も得ることができなかった。

「……ずるいな」

 今日の晩ご飯もあんまり美味しくないんだから、まったく救われない。



 2


 召喚の儀、当日。僕たちは村の教会に集まっていた。
 教会の内部は子供達の声でがやがやと騒がしい。
 召喚の儀を受ける子供たちが多いのはもちろん、大人たちも大勢見物に来ている。
 まあ、年に一度の村の大イベントだから、仕方がないんだけど。

「よう、ルゥ。お前も召喚の儀、受けるんだな。本当に十五歳になったのか?」

 教会の端っこで周りの様子をうかがっていると、不意にリンド君が声を掛けてきた。
 わざわざ友達の輪から外れて、僕のところまで来たらしい。
 皮肉がもる挨拶あいさつに、僕は苦笑しながら頷く。

「う、うん。まあね……」

 すると、やり取りを見ていたのだろうか、村人たちの間からファナが駆け寄ってきた。

「こらリンド!」
「何もしてねえっつーの」

 彼女の声に、リンド君は鬱陶うっとうしそうに顔をしかめる。
 ファナは僕を背中に隠すように立ちはだかり、リンド君は捨て台詞ぜりふを吐いてこの場を立ち去っていった。

「せいぜい格好いいモンスターを呼び出して見せろよな、ルゥ」

 相変わらず意地悪なことを言ってくる。
 ファナは肩をすくめてため息まじりに呟いた。

「バッカみたい。授かるモンスターは自分で選べないっていうのに」

 その通りだ。だからこそ、子供も大人もハラハラドキドキしているのだ。
 ファナと雑談を交わすこと数分。ついに待望の召喚の儀が始まった。

「それではこれより、召喚の儀を執り行う。儀式の対象となる者は前へ」

 パルナ村に一番近い街――グロッソから来た神父様の声が上がった。
 召喚の儀を行うには、儀式について学んだ者、つまりは神父様の存在が不可欠だ。
 辺境の田舎いなか村にはそんな人物はおらず、大きな街から呼んでくるのが通例となっている。
 神父様の指示に従い、僕たちは教会の真ん中に集まり、彼が書いたとおぼしき召喚陣の前に一列に並ぶ。
 先を競う子供たちに押しのけられ、僕とファナは最後尾となってしまった。

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