じゃあパパでいいよ。

01じゃあパパでいいよ。

「ママ！いっしょに、公園いこー？」と、

朝から元気いっぱいにお誘いするムスメ。




「ママね、ちょっと、

　体がしんどいからいけないの、ごめんね」

と、

しょんぼりするムスメの後ろ髪を、

やさしく撫でながら応えるオクさん。






「じゃあ・・・パパでいいよ・・・」と、

切り替えたムスメ。






僕はもちろん喜んで

「いいよ。さあ、いこっか」と答える。




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　パパは一番じゃなくていい。

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ムスメの何気ないコトバは
ひとによっては、寂しく聞こえてしまう
メッセージなのかもしれません。

でも、僕にとっては、
むしろ、心が満たされゆくメッセージ。
パパとしてのしあわせと、
オットとしてのしあわせを、
ぎゅっとひとむすび_にしたコトバなのです。


ムスメがママを一番好き、と、
思ってくれることが、ほんとうにうれしい。
ママがムスメから一番好き、と
思われていることが、さらにうれしい。

ふたりが両想いでいてくれて、
お互いの一番がお互いであって、
それがあたりまえであることが、
僕にとって、自然体であり、理想的なのです。

パパは、一番じゃなくていい。
パパは、何番目に好きだとしても、
もっというなら、嫌われたとて、
やっぱり、変わらず、大切なのです。

ムスメが選ぶ一番が
"あたりまえにママ"なのが、
このうえなく、うれしいのです。