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46よしよしよし。
しおりを挟むちょっと疲れた顔をしてたり、
うつむいていたりすると
ムスメは下から顔を伺ってきて
目をみて、そして僕とか奥さんの
顔をあげさせて、「よしよし」としてくれます。
別に教えたわけでもないのに
いつのまにか親の行動を見ているのか
自分がされてることを仕返し?てるのか
もしくはもっと奥深い、
人間の本能的なことかもしれないね、
っていう話を奥さんとしていました。
しっかりと相手の目を見ることとか、
目の前にいる人を思いやることとか
そういう「あたりまえ」という理想の在り方を
小さな子供というのは思い出させてくれます。
そんな話をしているとオクさんが
「大人になるほど
本能的なことが
できなくなるのかなあ」とつぶやきました。
======================ー
ただ自分に、相手に、
素直になることができたら、
きもちよく関わることができる。
=======================
相手のことを素直に思えば
何をしてほしいのかとか
何をすべきなのかって
すぐわかるかもしれないのに。
恥ずかしかったり面倒だったり
断られたらどうしようとか
嫌がられてたらどうしようとか
そんな風にいろいろ頭で考えて
いちばん大切な
「自分がどうしたくて
相手がどうしてほしいのか」
っていうところが
おざなりになっちゃうのかもしれませんね。
行動に限らず言動も同じで
ほんとうはこういったほうがいいんだろうな
って本能的に思っているかもしれないことを
ついついかき消して選択肢からはずして
封じ込めてしまうのはもったいないもの。
本能的な言葉って
どちらかというと
自分勝手な言動行動を
差してることが多い気がするけれど
人へのやさしさとか
思いやりとか、愛情表現というものだって
ちゃんとした本能の一部として
僕たちの細胞に刻み込まれていると願って。
だから、自分の思うままって
ついみんなと違うことを言うこととか
自分の好き放題するみたいな風な側面だけを
フォーカスしてしまいやすいもの。
でもほんとうは
押さえつけていた本能は
自分の内側にある
あふれでる愛情を覆っていたフタを
取り払って誰からに注ぎ尽くすということが
ほんとのほんとの意味での
本能なんじゃないかなとムスメを見て
ムスメを見るオクさんを見て、ふと思ふ。
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子育て中のママはもちろん、
仕事や恋愛で、いつもいつも、
がんばっている女性へのささやかなエール。
ちょっとほっこり、ちょっと幸せになる
小さな、小さな、きっかけになればいいなと
書き残してきたメッセージです。
【 絵本ひろば 】にて公開中
・「ママに早く会いたくて」(第10回絵本大賞・読者賞受賞」
・「ぼくはお金くん」
●ホームページで「フォト エッセイ」作品公開中
http://haruki-yoshii.com
●Twitter/https://twitter.com/harukiyoshii
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