春待ち木陰

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あとがき

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 お読み頂き、ありがとうございました。

「まえがき」にも書きましたが、このお話は「平成23年/2011年1月10日締め切り」の賞に投稿したものです。1次選考通過時に頂いた寸評で軽く「ミステリー」扱いをして頂けたので今回は「ミステリー」のタグも付けましたが当時の自分としてはただの青春群像劇のつもりでした。

 書き上げた当時だったか、投稿をした直後だったか、テレビでアメリカのドラマ「フラッシュフォワード」のCMが流れまして「うわ。ネタが被った!?」「賞の審査員さんにパクったと思われたどうしよう」と大慌てした事をよく覚えています。その後もアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」が放送されたりして「まだ実際には罪を犯していない容疑者」ネタも結果的に被ってしまって……このお話では「面白そうなアイデアは誰でも出せるが、それを活かして面白いお話を作れるかはまた別のコト」を思い知らされたりもしまして、色々な意味で思い入れの強いものとなってしまいました。

 今では「どっかで見たようなネタが満載だな」「パクりまくりスティか」と言われてしまいそうなお話でしたが、時系列的にも「パクってはいないのです」という言い訳的な「あとがき」でした。自己満足な蛇足にて。失礼を致しました。

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