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風岡一温編
第三話 始まりの情事③
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――観月先生は、僕の痴態に興奮したのだ。
その事実に安堵すると共に、先生の欲望を受け入れたいと感情が昂り、身体が震えた。
ゴムを自分の竿に装着し、更に先生はそれにローションを垂らして全体を濡らす。そして、僕の両腿の間に身体を割り込ませ、屹立した先生の中心を僕のひくついているそこに宛てがった。
「ッ、ん……あっ……!」
身体を貫くような痛みに身を捩らせる。痛くて仕方がない。
「……っ、締め付け過ぎ」
「あ、んっ……あぁっ……」
先生が僕の腰を掴んで揺すり始めると、喘ぎ声が半開きのままの口から漏れ出す。杭を衝き立てられる度に肉が引き攣り、鈍い痛みが走った。
しかし、何故か先生が深く穿つと、身体が勝手にびくっと震え、奥の方で燻っていた火が燃え上がるように熱くなる。
「風岡さぁ、素質あるよ……お前ん中、波打ってるみてえで……すげえわ」
「っあ、ぅ……せん、せ……っ……」
まるで溺れるような感覚になって、鈍痛の中に僅かに混じった甘い刺激にしがみ付くように先生の首に腕を回した。
先生は醜態を曝す僕を見下ろし、何かに気付いたように、ほくそ笑んだ。
「処女のくせに……根元までちんぽ咥え込んでッ、腰振ってんじゃねえよ、淫乱ッ……!」
先生の律動に合わせて、僕は先生の欲望を最奥に招くように淫らに腰を振っていた。
自分のあまりに醜く淫猥な行動に羞恥を覚えたが、しかし僕の身体は本能のままに、「もっと、もっと」と欲望を貪るように動いた。
「でもま……流石に処女で中イキは無理だろうから……」
「ッ……は、ぅあ……」
突然びりびりと電気のような刺激が脊髄を伝って上ってきて驚く。自分の下半身を見遣ると、先生の手が僕の中心を握り込んでいた。
「……やっ、あ……せん、せ……だめっ……」
先生は腰を揺すりながら、僕の茎を掴んだ手を上下に動かした。直接的な刺激に、一気に快感が襲い掛かってきて、身体が高まっていくのが分かる。
「何がだめ、だ……気持ち良くて締め付けまくってるくせに」
「……うっ、ぁん……いゃっ、だめっ……もっ、せんせ……」
いつの間にか涙が零れていた。恐らくセックスの痛みと、自分以外の誰かにイかされそうになっていることの戸惑いと恐怖で。
その時先生は僕の上に覆い被さるようにして顔を寄せると、今までで一番優しく、唇を重ねた。まるで「大丈夫」と言うように。
「……ッん、あぁ……!」
唇が離れると同時に、僕は絶頂に達してびくびくと身体を何度も震わせながら、白濁を自分の上に放った。
その時、先生が奥まで杭を突き立て動きを止める。中でそれが脈打つのを感じた後、先生が小さく息を切り、身を震わせた。
「……せん、せ……」
観月先生の一部が引き抜かれ、身体の中に感じていた熱を失った喪失感と達した後の倦怠感を覚えながら、荒い呼吸を整えている彼を見詰めた。
慣れた手つきでゴムを外し、その口を結ぶと、ベッドサイドに置いてあったゴミ箱に放った。一瞬だったが、そのゴムの中に白い液体が入っているのを見た。
先生は、僕の中で達したのだ。そう思うと、幸福感に満たされていった。
その事実に安堵すると共に、先生の欲望を受け入れたいと感情が昂り、身体が震えた。
ゴムを自分の竿に装着し、更に先生はそれにローションを垂らして全体を濡らす。そして、僕の両腿の間に身体を割り込ませ、屹立した先生の中心を僕のひくついているそこに宛てがった。
「ッ、ん……あっ……!」
身体を貫くような痛みに身を捩らせる。痛くて仕方がない。
「……っ、締め付け過ぎ」
「あ、んっ……あぁっ……」
先生が僕の腰を掴んで揺すり始めると、喘ぎ声が半開きのままの口から漏れ出す。杭を衝き立てられる度に肉が引き攣り、鈍い痛みが走った。
しかし、何故か先生が深く穿つと、身体が勝手にびくっと震え、奥の方で燻っていた火が燃え上がるように熱くなる。
「風岡さぁ、素質あるよ……お前ん中、波打ってるみてえで……すげえわ」
「っあ、ぅ……せん、せ……っ……」
まるで溺れるような感覚になって、鈍痛の中に僅かに混じった甘い刺激にしがみ付くように先生の首に腕を回した。
先生は醜態を曝す僕を見下ろし、何かに気付いたように、ほくそ笑んだ。
「処女のくせに……根元までちんぽ咥え込んでッ、腰振ってんじゃねえよ、淫乱ッ……!」
先生の律動に合わせて、僕は先生の欲望を最奥に招くように淫らに腰を振っていた。
自分のあまりに醜く淫猥な行動に羞恥を覚えたが、しかし僕の身体は本能のままに、「もっと、もっと」と欲望を貪るように動いた。
「でもま……流石に処女で中イキは無理だろうから……」
「ッ……は、ぅあ……」
突然びりびりと電気のような刺激が脊髄を伝って上ってきて驚く。自分の下半身を見遣ると、先生の手が僕の中心を握り込んでいた。
「……やっ、あ……せん、せ……だめっ……」
先生は腰を揺すりながら、僕の茎を掴んだ手を上下に動かした。直接的な刺激に、一気に快感が襲い掛かってきて、身体が高まっていくのが分かる。
「何がだめ、だ……気持ち良くて締め付けまくってるくせに」
「……うっ、ぁん……いゃっ、だめっ……もっ、せんせ……」
いつの間にか涙が零れていた。恐らくセックスの痛みと、自分以外の誰かにイかされそうになっていることの戸惑いと恐怖で。
その時先生は僕の上に覆い被さるようにして顔を寄せると、今までで一番優しく、唇を重ねた。まるで「大丈夫」と言うように。
「……ッん、あぁ……!」
唇が離れると同時に、僕は絶頂に達してびくびくと身体を何度も震わせながら、白濁を自分の上に放った。
その時、先生が奥まで杭を突き立て動きを止める。中でそれが脈打つのを感じた後、先生が小さく息を切り、身を震わせた。
「……せん、せ……」
観月先生の一部が引き抜かれ、身体の中に感じていた熱を失った喪失感と達した後の倦怠感を覚えながら、荒い呼吸を整えている彼を見詰めた。
慣れた手つきでゴムを外し、その口を結ぶと、ベッドサイドに置いてあったゴミ箱に放った。一瞬だったが、そのゴムの中に白い液体が入っているのを見た。
先生は、僕の中で達したのだ。そう思うと、幸福感に満たされていった。
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