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最終話 星と海
最終話 星と海⑦
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「リュウ、お前……中イキしたのか?」
流星が口をきゅっと閉じて、視線を逸らし小さく頷く。胸と孔を弄られてオーガズムを得たという事実に、湧き上がる衝動を抑えることは最早できなかった。
シャツを脱ぎ捨て、ベルトを外し下着とスラックスを下ろした。
「先に謝っとくぞ。ラブホに常備されてるサイズのゴムは入らねえんだ」
流星が俺の身体を、俺の脚の付け根で勃ち上がったそれを見上げて、喉を上下させるのが分かった。
ローションを茎に垂らし、全体に塗り付けて流星の脚を抱えるようにして引き寄せた。尖端をひくついている孔に宛がうと、わずかに流星が腰を引いた。
「ま、まって……ゆっくり、して」
「手加減しねぇでいいって言ったろ」
流星がまた口を無一文字に閉じて、涙を浮かべた瞳で俺を睨んだ。意地の悪いことを言っている自覚はあったが、知りもしない流星の過去の男への嫉妬心が渦巻いて攻撃的になっていた。
「……だって、怖ぇもん……初めてすんのに……」
涙をぽろぽろ溢して泣き始める流星に、はっとして動きを止める。
「初めて、ってお前……セックスしたことないのか?」
「っ、無ぇって!」
「……男を受け入れたことも、か?」
「セックスしたことないのにあるわけねぇじゃんっ‼ 兄ちゃんのあほばかッ‼」
顔を真っ赤にして癇癪を起こした子供のように、流星は俺の肩や胸をぽかぽかと殴り付けた。しかしその真実は俺の征服欲と独占欲、そして加虐心に火を点けるには充分だった。
「いッ、あッ、あぁっ」
流星の腰を掴んで楔を打ち込み、根元まで狭い孔に捩じ込んだ。がくがくと腰を震わせる流星の顔を両手で包み込む。涙を親指の腹で拭い取り、真っ直ぐに見詰めた。
「これで初キスも初セックスも俺だな、リュウ」
流星のナカが収縮して、腰がびくんと震えた。中でまた軽くイったのを感じて、荒い息を吐き出す。
「……っ……うれし、ぃ……」
流星は涙を浮かべながら無理矢理笑顔を作り、俺の両頬に手を伸ばした。微かに震えるその手の温もりに、流星の想いの深さを思い知らされる。
そして同時に俺の浅はかさに憤りを覚えた。ただ俺への真っ直ぐな愛を抱いて歩んできた流星の健気さを解さずに、俺は穢れた欲望を押し付けようとしていた。
「流星……すまない、愛してる……愛してるんだ」
その言葉に、俺の考えていることを察したのか、にっと歯を見せて笑って、そっと口付けた。
「俺も、愛してるよ……一海」
――ああ、流星は俺を初めから「辻倉一海」として想ってくれていたんだな。
俺は流星の奥まで穿ったまま、深く口付けを交わした。まるで初めから一つになるべく生まれてきたかのような、幸福感が俺を満たす。
「っ……ふ、ぁ……ん……」
その幸福を逃がすまいとするように貪るようにキスをすると、流星の腕が背中に回され、腰が微かに動いた。
「あっ、や……ぁんっ」
その動きに合わせるように突き上げると、流星は俺の茎をきゅうきゅうと締め付けながら淫らな声を上げ始める。快感に打ち震える流星の姿に、昂りが脈動するのを感じた。
「あっあん、あッ一海ぃ」
「流星、流星……俺の、流星……」
「ッあ、一海……ッかず、みっ……」
流星が口をきゅっと閉じて、視線を逸らし小さく頷く。胸と孔を弄られてオーガズムを得たという事実に、湧き上がる衝動を抑えることは最早できなかった。
シャツを脱ぎ捨て、ベルトを外し下着とスラックスを下ろした。
「先に謝っとくぞ。ラブホに常備されてるサイズのゴムは入らねえんだ」
流星が俺の身体を、俺の脚の付け根で勃ち上がったそれを見上げて、喉を上下させるのが分かった。
ローションを茎に垂らし、全体に塗り付けて流星の脚を抱えるようにして引き寄せた。尖端をひくついている孔に宛がうと、わずかに流星が腰を引いた。
「ま、まって……ゆっくり、して」
「手加減しねぇでいいって言ったろ」
流星がまた口を無一文字に閉じて、涙を浮かべた瞳で俺を睨んだ。意地の悪いことを言っている自覚はあったが、知りもしない流星の過去の男への嫉妬心が渦巻いて攻撃的になっていた。
「……だって、怖ぇもん……初めてすんのに……」
涙をぽろぽろ溢して泣き始める流星に、はっとして動きを止める。
「初めて、ってお前……セックスしたことないのか?」
「っ、無ぇって!」
「……男を受け入れたことも、か?」
「セックスしたことないのにあるわけねぇじゃんっ‼ 兄ちゃんのあほばかッ‼」
顔を真っ赤にして癇癪を起こした子供のように、流星は俺の肩や胸をぽかぽかと殴り付けた。しかしその真実は俺の征服欲と独占欲、そして加虐心に火を点けるには充分だった。
「いッ、あッ、あぁっ」
流星の腰を掴んで楔を打ち込み、根元まで狭い孔に捩じ込んだ。がくがくと腰を震わせる流星の顔を両手で包み込む。涙を親指の腹で拭い取り、真っ直ぐに見詰めた。
「これで初キスも初セックスも俺だな、リュウ」
流星のナカが収縮して、腰がびくんと震えた。中でまた軽くイったのを感じて、荒い息を吐き出す。
「……っ……うれし、ぃ……」
流星は涙を浮かべながら無理矢理笑顔を作り、俺の両頬に手を伸ばした。微かに震えるその手の温もりに、流星の想いの深さを思い知らされる。
そして同時に俺の浅はかさに憤りを覚えた。ただ俺への真っ直ぐな愛を抱いて歩んできた流星の健気さを解さずに、俺は穢れた欲望を押し付けようとしていた。
「流星……すまない、愛してる……愛してるんだ」
その言葉に、俺の考えていることを察したのか、にっと歯を見せて笑って、そっと口付けた。
「俺も、愛してるよ……一海」
――ああ、流星は俺を初めから「辻倉一海」として想ってくれていたんだな。
俺は流星の奥まで穿ったまま、深く口付けを交わした。まるで初めから一つになるべく生まれてきたかのような、幸福感が俺を満たす。
「っ……ふ、ぁ……ん……」
その幸福を逃がすまいとするように貪るようにキスをすると、流星の腕が背中に回され、腰が微かに動いた。
「あっ、や……ぁんっ」
その動きに合わせるように突き上げると、流星は俺の茎をきゅうきゅうと締め付けながら淫らな声を上げ始める。快感に打ち震える流星の姿に、昂りが脈動するのを感じた。
「あっあん、あッ一海ぃ」
「流星、流星……俺の、流星……」
「ッあ、一海……ッかず、みっ……」
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