1 / 1
心霊体験の話・初宴日(初盆)
しおりを挟む
小学2年のころ、おじいちゃんがなくなった。
私の田舎では、初盆の時、外に仏壇を持ち出して、仏壇を上座にして親戚みんなで会食する風習がある。
庭にシートを敷いてテーブルを置き、料理を並べおじいちゃんを忍んでお酒を飲んだり食事をするのだ。
外は暑いので扇風機を周りに何台も置いていた。
私と母の間にも扇風機があった。
仏壇の前には、おじいちゃんが好きだったお酒も大きな徳利に入れておかれていた。
食事が進むと、その徳利が倒れた。3合ほど入る、大きな徳利で中身も入っている。そう簡単に倒れるものではないはずなのだが。
私の隣の扇風機の中央には金属版がはめ込まれていて、鏡のように反射していた。
私には、その金属版に反射して、おじいちゃんがはっきりみえた。
おじいちんは三角巾を付けて仏壇の前に座ってた。
慌てて振り返っても肉眼では見えなかった。
みんなに話したが、だれも信じてくれず、酔っぱらった大人たちは話も聞いてくれない。
夕方になり、おじいちゃんはビールの入ったコップを持とうとしていた。
みんなが信じないので、おじいちゃんに倒してみてと言ったら、そのコップがコトっと倒れた。
おばあちゃんが、「本当に居るんだね。」と言い、ようやくみんなが信じ始めた。
おじいちゃんはお寿司を食べようとしても食べられないようだった。おばあちゃんにそう言うと、醤油が無いと気づいたので、小皿に醤油を置いた。
するとその醤油がお皿の中で波打った。おじいちゃんは食べれたようだった。
その後、おじいちゃんが家の中に入っていこうとしたので、すぐに仏壇を入れるように言った。
家の中に入ったおじいちゃんは、見えなくなった。
それが私の初心霊体験です。
私の田舎では、初盆の時、外に仏壇を持ち出して、仏壇を上座にして親戚みんなで会食する風習がある。
庭にシートを敷いてテーブルを置き、料理を並べおじいちゃんを忍んでお酒を飲んだり食事をするのだ。
外は暑いので扇風機を周りに何台も置いていた。
私と母の間にも扇風機があった。
仏壇の前には、おじいちゃんが好きだったお酒も大きな徳利に入れておかれていた。
食事が進むと、その徳利が倒れた。3合ほど入る、大きな徳利で中身も入っている。そう簡単に倒れるものではないはずなのだが。
私の隣の扇風機の中央には金属版がはめ込まれていて、鏡のように反射していた。
私には、その金属版に反射して、おじいちゃんがはっきりみえた。
おじいちんは三角巾を付けて仏壇の前に座ってた。
慌てて振り返っても肉眼では見えなかった。
みんなに話したが、だれも信じてくれず、酔っぱらった大人たちは話も聞いてくれない。
夕方になり、おじいちゃんはビールの入ったコップを持とうとしていた。
みんなが信じないので、おじいちゃんに倒してみてと言ったら、そのコップがコトっと倒れた。
おばあちゃんが、「本当に居るんだね。」と言い、ようやくみんなが信じ始めた。
おじいちゃんはお寿司を食べようとしても食べられないようだった。おばあちゃんにそう言うと、醤油が無いと気づいたので、小皿に醤油を置いた。
するとその醤油がお皿の中で波打った。おじいちゃんは食べれたようだった。
その後、おじいちゃんが家の中に入っていこうとしたので、すぐに仏壇を入れるように言った。
家の中に入ったおじいちゃんは、見えなくなった。
それが私の初心霊体験です。
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
短な恐怖(怖い話 短編集)
邪神 白猫
ホラー
怪談・怖い話・不思議な話のオムニバス。
ゾクッと怖い話から、ちょっぴり切ない話まで。
なかには意味怖的なお話も。
※完結としますが、追加次第更新中※
YouTubeにて、怪談・怖い話の朗読公開中📕
https://youtube.com/@yuachanRio
ゾバズバダドガ〜歯充烏村の呪い〜
ディメンションキャット
ホラー
主人公、加賀 拓斗とその友人である佐々木 湊が訪れたのは外の社会とは隔絶された集落「歯充烏村」だった。
二人は村長から村で過ごす上で、絶対に守らなければならない奇妙なルールを伝えられる。
「人の名前は絶対に濁点を付けて呼ばなければならない」
支離滅裂な言葉を吐き続ける老婆や鶏を使ってアートをする青年、呪いの神『ゾバズバダドガ』。異常が支配するこの村で、次々に起こる矛盾だらけの事象。狂気に満ちた村が徐々に二人を蝕み始めるが、それに気付かない二人。
二人は無事に「歯充烏村」から抜け出せるのだろうか?
死後婚
風見星治
ホラー
"彼"の田舎には冥婚(その地方では死後婚と呼ばれる)という文化がある。冥婚とは、生者と死者の間で婚姻関係を結ぶ儀式のこと。しかし"彼"が生まれた田舎町では他のどの冥婚とも違う、「死者と同じ家で一夜を共にする」という独特のルールがあるそうだ。オカルト雑誌のルポライターである"俺"は、久方ぶりに実施された死後婚を身をもって経験した"彼"に接触、その話を聞き出す事に成功した。
※他小説投稿サイトにも同内容を投稿しています。
悪夢のエロオスガキわからせ性教育
蓮實長治
ホラー
もし、学校の性教育の内容が下手なエロ・コンテンツより過激なモノになったとしたら……その時、エロ・コンテンツは商売として成り立つのか?
エロ用語がかなり出て来るのでR15にしてますが、実用性は期待しないで下さい。
あくまで「世の中はマシになっている……らしいが、その原因は悪夢のような事態」と云う不条理モノです。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」に同じモノを投稿しています。
インター・フォン
ゆずさくら
ホラー
家の外を何気なく見ているとインターフォンに誰がいて、何か細工をしているような気がした。
俺は慌てて外に出るが、誰かを見つけられなかった。気になってインターフォンを調べていくのだが、インターフォンに正体のわからない人物の映像が残り始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる