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八章 テスト期間!
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次に向かうのはテラス。
今日はいい天気だから、お庭が見れるテラスでお茶するのが一番だと思ったのだ。
お茶ができるように、テーブルクロスを敷いてクッキーを置いて……。
準備は基本的にベンネに任せて、私は二人を呼びに行かないと。
はじめに母様に声をかけてから、リュラの部屋へと向かうのがいいかな。
さっそく母様が居るはずの診察室へと向かっていくと、そこよりも前で母様と会うことができた。
ちょうど診察室が休憩に入ったようだ。
「お母様、お茶にしませんか?
クッキーを焼いたんです」
「あら、アーネ。
あなたが焼いたの?」
「はい!
うまく焼けましたので、ぜひ食べていただきたいなと」
「ありがとう。
いただくわね」
にこりと笑ってそう言ってくれる。
後はリュラかな。
「私はリュラを呼んできますので、さきにテラスへとお願いします」
「わかったわ。
また、あとでね」
少しお疲れの様子だから、このお茶会で少しでも元気になってくれるといいな。
さて、ついはリュラだね。
「リュラ、入ってもいいかしら」
ノックをしてから、声をかける。
はーい、という元気な声を聞いてから扉を開けると、スノーリー先生が一緒にいた。
「すみません、お邪魔でしたか?」
「いえ、大丈夫ですよ」
「姉さま!」
机に向かっていたリュラが、ぴょこんと椅子から降りるとこちらへ小走りでやってきた。
その様子はやっぱり可愛い。
そして私の足元までやってきたリュラをぎゅっと抱きしめてやると、キャーと楽しそうに笑った。
「相変わらずの仲の良さですね」
「そうですか?」
「はい。
そのままで、いてくださいね」
少し寂しそうに先生はそうつぶやいた。
どうしたんだろう?
「リュラ様に何か御用ですか?」
「リュラをお茶に誘おうかと思いまして。
そうだ!
先生もご一緒にどうですか?」
「僕が、ですか?
お茶はお二人で?」
「いえ、お母様も一緒です」
あ、そっか。
確かに母様と一緒じゃ先生もやりづらいよね。
「せっかくのお誘いですが、今回は……」
なんとも言いにくそうにそう言われた。
あああ、申し訳ない。
「わかりました。
リュラは行く?」
「いく!」
元気よく返事をしてくれたリュラと手をつないで、母様が待っているテラスへと二人で向かっていった。
今日はいい天気だから、お庭が見れるテラスでお茶するのが一番だと思ったのだ。
お茶ができるように、テーブルクロスを敷いてクッキーを置いて……。
準備は基本的にベンネに任せて、私は二人を呼びに行かないと。
はじめに母様に声をかけてから、リュラの部屋へと向かうのがいいかな。
さっそく母様が居るはずの診察室へと向かっていくと、そこよりも前で母様と会うことができた。
ちょうど診察室が休憩に入ったようだ。
「お母様、お茶にしませんか?
クッキーを焼いたんです」
「あら、アーネ。
あなたが焼いたの?」
「はい!
うまく焼けましたので、ぜひ食べていただきたいなと」
「ありがとう。
いただくわね」
にこりと笑ってそう言ってくれる。
後はリュラかな。
「私はリュラを呼んできますので、さきにテラスへとお願いします」
「わかったわ。
また、あとでね」
少しお疲れの様子だから、このお茶会で少しでも元気になってくれるといいな。
さて、ついはリュラだね。
「リュラ、入ってもいいかしら」
ノックをしてから、声をかける。
はーい、という元気な声を聞いてから扉を開けると、スノーリー先生が一緒にいた。
「すみません、お邪魔でしたか?」
「いえ、大丈夫ですよ」
「姉さま!」
机に向かっていたリュラが、ぴょこんと椅子から降りるとこちらへ小走りでやってきた。
その様子はやっぱり可愛い。
そして私の足元までやってきたリュラをぎゅっと抱きしめてやると、キャーと楽しそうに笑った。
「相変わらずの仲の良さですね」
「そうですか?」
「はい。
そのままで、いてくださいね」
少し寂しそうに先生はそうつぶやいた。
どうしたんだろう?
「リュラ様に何か御用ですか?」
「リュラをお茶に誘おうかと思いまして。
そうだ!
先生もご一緒にどうですか?」
「僕が、ですか?
お茶はお二人で?」
「いえ、お母様も一緒です」
あ、そっか。
確かに母様と一緒じゃ先生もやりづらいよね。
「せっかくのお誘いですが、今回は……」
なんとも言いにくそうにそう言われた。
あああ、申し訳ない。
「わかりました。
リュラは行く?」
「いく!」
元気よく返事をしてくれたリュラと手をつないで、母様が待っているテラスへと二人で向かっていった。
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