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七章 学園生活 1-2
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そこに通りかかったのはルイベルト王子。
どうして第1王子がここに!?って思ったけど、そういばここは王城。
自分の家にいるのは当たり前だよね。
「あら、ルイ。
どうしてここに?」
「次は剣術だから、移動しているのだ。
もしかして......」
ついぼーっとしてしまった......!
私は慌てて席を立つと、礼をする。
「アーネミリア・オリベルトです」
「アーネミリア、オリベルト......。
あのときの者か!」
ああ、流石にばれますよね。
すごく厄介な予感しかしない。
「あ、あのときはすまなかったな......」
って、え!?
王子か謝った?
勝手なイメージで王子って傲慢だと思っていたから、びっくりしちゃった。
「い、いえ。
気にしておりませんので」
「だが、次は負けないぞ!
科が違うとはいえ基本科目は同じだからな!」
「ルイ!
やっと謝ったと思ったらまた!」
突然の宣戦布告にぽかんとしていると、ルカさんがなんだか怒っている?
止めなくちゃとは思うけど、どうしたら......。
「ルイベルト様そろそろ行きませんと......」
「あ、ああ。
ではまたな」
従者に言われてルイベルト様が去っていく。
正直助かりました......。
「ごめんなさいね、アーネさん」
「いえ、気にしないでください。
ルイベルト様が私を対等に見てくださっている証ですから。
私はむしろ嬉しいですよ?」
「そう?
アーネさんがそう仰るなら」
そこで話は一区切りして、お茶会は仕切り直しとなった。
ルカさんとのお茶会はとても楽しく、時間はいつの間にか過ぎてしまった。
外が僅かに暗くなってくると、そろそろ終わりにしましょうかと声がかかる。
帰りも先生の馬車に乗せていただいたくので、これ以上長居してしまうと、先生を待たせてしまいそうだった。
「あら、もうそんな時間なのね。
また遊びにいらしてね?」
「はい!」
そういうと、すぐに帰りの支度を始めた。
どうして第1王子がここに!?って思ったけど、そういばここは王城。
自分の家にいるのは当たり前だよね。
「あら、ルイ。
どうしてここに?」
「次は剣術だから、移動しているのだ。
もしかして......」
ついぼーっとしてしまった......!
私は慌てて席を立つと、礼をする。
「アーネミリア・オリベルトです」
「アーネミリア、オリベルト......。
あのときの者か!」
ああ、流石にばれますよね。
すごく厄介な予感しかしない。
「あ、あのときはすまなかったな......」
って、え!?
王子か謝った?
勝手なイメージで王子って傲慢だと思っていたから、びっくりしちゃった。
「い、いえ。
気にしておりませんので」
「だが、次は負けないぞ!
科が違うとはいえ基本科目は同じだからな!」
「ルイ!
やっと謝ったと思ったらまた!」
突然の宣戦布告にぽかんとしていると、ルカさんがなんだか怒っている?
止めなくちゃとは思うけど、どうしたら......。
「ルイベルト様そろそろ行きませんと......」
「あ、ああ。
ではまたな」
従者に言われてルイベルト様が去っていく。
正直助かりました......。
「ごめんなさいね、アーネさん」
「いえ、気にしないでください。
ルイベルト様が私を対等に見てくださっている証ですから。
私はむしろ嬉しいですよ?」
「そう?
アーネさんがそう仰るなら」
そこで話は一区切りして、お茶会は仕切り直しとなった。
ルカさんとのお茶会はとても楽しく、時間はいつの間にか過ぎてしまった。
外が僅かに暗くなってくると、そろそろ終わりにしましょうかと声がかかる。
帰りも先生の馬車に乗せていただいたくので、これ以上長居してしまうと、先生を待たせてしまいそうだった。
「あら、もうそんな時間なのね。
また遊びにいらしてね?」
「はい!」
そういうと、すぐに帰りの支度を始めた。
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