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転生編
地球と異世界…どっちがいい?
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学校からの帰り道、今日は委員会が長引いていつもより二本遅い電車に乗って家に帰る途中
「み、美佳ちゃん…」
?
振り返って見ると、知らない男の人がいた
「きょ、今日はいつもより遅いね…?どうしたの…?」
「だ、誰ですか?」
「ねぇ、何でこんなに遅かったの?誰といたの?」
ジリジリと近寄ってくる男
た、助けを呼ばなくちゃ…!
「だ、だれか!助けて!!」
「美佳ちゃん…何で逃げるの?僕、ずっと美佳ちゃんを見てきたんだよ…?高校の入学式に行く途中で君を見つけて…運命だと思ったんだ…そうだよ!僕達は運命で結ばれてるんだよ!」
「な、なに…言って…」
こ、怖い…
少しずつ後ずさり、少し距離が空いた所で後ろを向き、走り出す
「美佳ちゃん…!逃げないで…!」
「いっ…!!」
髪を掴まれて、捕まった
「み、美佳ちゃんは僕のものだ…!他の奴に取られたりしないようにしないとね…?」
「え…?」
男の手には、折り畳み式のナイフが握られている
「逃げないで…すぐに楽になるから…」
逃げようとするが、髪を掴まれていて逃げられない
「…!!…ぃッ…!!」
「これで美佳ちゃんは僕だけのものだね…!僕もすぐに行くから、待っててね…?」
だんだんと意識が薄くなっていく中、そんな男の声が聞こえた
「おぉ、目、覚めた?」
…?
目の前には20歳くらいの男の人がいた
さっきの男を思い出して、少し後ずさる
「怖いか?さっき男に殺されたばかりだもんな…?」
「い、いえ…大丈夫…です…」
「そうか?(やべぇ、くっそ可愛い…)」
この人は、何だか、大丈夫な気がする…
直感だけど…
そう言えば、私…
さっき殺されて…死ななかったっけ…?
「あぁ、死んだ。それで、その魂を俺がここに呼んだ」
わ、私、口に出てた?
魂って…
え、つまり、この人って神様…?
「あぁ、人間が言うところの神様であってるぞ。あと、声には出てないから安心しろ」
あ、そう…
神様なら心ぐらい分かりそうだもんね
「疑わないのか?自分で言うのもあれだけど、目の前の奴に突然神様だとか言われても信用出来ないだろ?」
「いえ…自分が死んだ事は理解しているので…死んだなら神様とかにあっても変ではないのかなって…」
まぁ、現実逃避した所で意味ないし…
「そこまで理解してるなら、本題に入らせて貰うな」
「は、はい…」
「春海美佳、あんたには2つの選択肢がある」
選択肢…?
「あぁ、このまま地球にもう一度生まれるか、俺の所の世界…異世界って所に転生するか」
異世界…
ラノベとかが好きな私には魅力的な…
「じゃ、異世界に転生でいいのか?」
「はい!」
あれ、でも何で異世界に転生なんて選択肢があったの?
「あぁ、それは…あんたが元々生まれるはずだったのは、地球じゃない、あんたがこれから転生するはずだった世界なんだ」
へぇ…
なんか、スケールが大きすぎてついていけない…
「まぁ、そこはもう、どうでもいいんだ。で、あんたにはこれから、種族を選んでもらうぞ」
そこまで選べるの!?
「あぁ、種族くらいなら大丈夫だ。好きなのを言ってくれ」
「あの、種族は何がありますか?」
「えーと、大まかに人間、獣人、魔人の3種類だな」
んー、なら、
「獣人で!」
「種類とか選ぶか?20種類くらいあるが…」
に、20種類…
流石に大変そう…
「なら、種類は俺が選ぶな!」
な、なんか、嬉しそう
満面の笑みだよ…
「じゃぁ、次は年齢だか、6歳にしとくな。転生と言ったが、見た目や年齢が変わるだけで、記憶はあるし、転移に近いかもしれん」
へー
て、待って!
「なんだ?」
「親とかは!?そっちの世界の常識とか知らないんだけど!」
「あぁ、それに関しては大丈夫だ俺の眷属を送るから、そいつに教えて貰え。親は、向こうで、もう、亡くなったことにてくれ…本人達には許可を貰った。それで、転移先は森になっている。だから、盗賊に親が襲われて亡くなり、お前は捕まったって言えば、向こうでは保護してくれるだろう」
な、なんか凄く重たい人生だね…
「しょうがない、そのくらいにしないと怪しまれる」
「ねぇ、質問なんだけど、魔法とかある?」
これ、超大事
「あるぞ、お前も使える」
やった!
かなり嬉しいんだけど!
「じゃ、あとは向こうに行ってから、色々と説明してもらってくれ」
「うん!了解です!」
だんだんと私の周りが光っていく
異世界…楽しみだ!!
「み、美佳ちゃん…」
?
振り返って見ると、知らない男の人がいた
「きょ、今日はいつもより遅いね…?どうしたの…?」
「だ、誰ですか?」
「ねぇ、何でこんなに遅かったの?誰といたの?」
ジリジリと近寄ってくる男
た、助けを呼ばなくちゃ…!
「だ、だれか!助けて!!」
「美佳ちゃん…何で逃げるの?僕、ずっと美佳ちゃんを見てきたんだよ…?高校の入学式に行く途中で君を見つけて…運命だと思ったんだ…そうだよ!僕達は運命で結ばれてるんだよ!」
「な、なに…言って…」
こ、怖い…
少しずつ後ずさり、少し距離が空いた所で後ろを向き、走り出す
「美佳ちゃん…!逃げないで…!」
「いっ…!!」
髪を掴まれて、捕まった
「み、美佳ちゃんは僕のものだ…!他の奴に取られたりしないようにしないとね…?」
「え…?」
男の手には、折り畳み式のナイフが握られている
「逃げないで…すぐに楽になるから…」
逃げようとするが、髪を掴まれていて逃げられない
「…!!…ぃッ…!!」
「これで美佳ちゃんは僕だけのものだね…!僕もすぐに行くから、待っててね…?」
だんだんと意識が薄くなっていく中、そんな男の声が聞こえた
「おぉ、目、覚めた?」
…?
目の前には20歳くらいの男の人がいた
さっきの男を思い出して、少し後ずさる
「怖いか?さっき男に殺されたばかりだもんな…?」
「い、いえ…大丈夫…です…」
「そうか?(やべぇ、くっそ可愛い…)」
この人は、何だか、大丈夫な気がする…
直感だけど…
そう言えば、私…
さっき殺されて…死ななかったっけ…?
「あぁ、死んだ。それで、その魂を俺がここに呼んだ」
わ、私、口に出てた?
魂って…
え、つまり、この人って神様…?
「あぁ、人間が言うところの神様であってるぞ。あと、声には出てないから安心しろ」
あ、そう…
神様なら心ぐらい分かりそうだもんね
「疑わないのか?自分で言うのもあれだけど、目の前の奴に突然神様だとか言われても信用出来ないだろ?」
「いえ…自分が死んだ事は理解しているので…死んだなら神様とかにあっても変ではないのかなって…」
まぁ、現実逃避した所で意味ないし…
「そこまで理解してるなら、本題に入らせて貰うな」
「は、はい…」
「春海美佳、あんたには2つの選択肢がある」
選択肢…?
「あぁ、このまま地球にもう一度生まれるか、俺の所の世界…異世界って所に転生するか」
異世界…
ラノベとかが好きな私には魅力的な…
「じゃ、異世界に転生でいいのか?」
「はい!」
あれ、でも何で異世界に転生なんて選択肢があったの?
「あぁ、それは…あんたが元々生まれるはずだったのは、地球じゃない、あんたがこれから転生するはずだった世界なんだ」
へぇ…
なんか、スケールが大きすぎてついていけない…
「まぁ、そこはもう、どうでもいいんだ。で、あんたにはこれから、種族を選んでもらうぞ」
そこまで選べるの!?
「あぁ、種族くらいなら大丈夫だ。好きなのを言ってくれ」
「あの、種族は何がありますか?」
「えーと、大まかに人間、獣人、魔人の3種類だな」
んー、なら、
「獣人で!」
「種類とか選ぶか?20種類くらいあるが…」
に、20種類…
流石に大変そう…
「なら、種類は俺が選ぶな!」
な、なんか、嬉しそう
満面の笑みだよ…
「じゃぁ、次は年齢だか、6歳にしとくな。転生と言ったが、見た目や年齢が変わるだけで、記憶はあるし、転移に近いかもしれん」
へー
て、待って!
「なんだ?」
「親とかは!?そっちの世界の常識とか知らないんだけど!」
「あぁ、それに関しては大丈夫だ俺の眷属を送るから、そいつに教えて貰え。親は、向こうで、もう、亡くなったことにてくれ…本人達には許可を貰った。それで、転移先は森になっている。だから、盗賊に親が襲われて亡くなり、お前は捕まったって言えば、向こうでは保護してくれるだろう」
な、なんか凄く重たい人生だね…
「しょうがない、そのくらいにしないと怪しまれる」
「ねぇ、質問なんだけど、魔法とかある?」
これ、超大事
「あるぞ、お前も使える」
やった!
かなり嬉しいんだけど!
「じゃ、あとは向こうに行ってから、色々と説明してもらってくれ」
「うん!了解です!」
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異世界…楽しみだ!!
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