101 / 323
第4章 ジルネイ編
首相
しおりを挟む
セナ達がジルネイ共和国の首都ジュネイについた翌日の朝
「おはようございます」
「セナ様おはようございます。どうぞこちらにお座りください」
セナがアディオンの紹介で泊った宿の1階にある食堂へ入ると、店主のリリが笑顔で席を勧めてきた。
「ありがとうございます」
勧められるまま席に着いたセナが礼を言った。
「当宿はどうでしたか?ごゆっくりお休みになられましたか?」
水の入ったグラスをセナの元へ置きながらリリが尋ねてきた。
「はい。室内が4つ、ドアで仕切られていたので静かに休めました」
セナがほがらかにいうと、リリも笑顔を浮かべた。
「それはよかったです。セナ様が日ごろお食べになっている物とは比べられませんが、当宿は食事もなかなかの評判を頂いておりまして、お口に合えばいいのですが是非お食べ下さい」
「はい。ではお願いいたします」
「かしこまりました。少々おまちください」
リリの言葉にセナが朝食を願うとリリは満足気に頷きキッチンへと向かった。
「おっ?居た居た。セナ君おはよう」
「セナ様~、おいて行くなんてひどいですよ」
食事を待ってすぐにアディオンとメディーが食堂に現れ挨拶をかわすと、セナと同じテーブルに着いた。
「セナ様お待たせいたしました。ってアディオンあなたもいたの?」
「ありがとうございます。すごくおいしそうですね」
「今来たところだよ。それよりボクたちにも朝食を頼むよ」
「はいはい。かしこまりました」
リリがセナへ朝食の乗ったプレートを運んでくるとアディオンへと声をかけ再びキッチンへと戻っていった。
「ん?セナ君どうしたんだい?食べないのかい?」
「いえ、せっかくだから、お二人の料理が来てから一緒に食べようかと」
「気にしないでください。冷めちゃう前に先に召しあがってください」
アディオンの言葉にセナが答えると、申し訳なさそうにメディー言った。
「いえ、せっかくですから一緒に食べましょう」
しかしセナがそういうのでアディオンとメディーは顔を見合わせ困ったかのように笑いあったが、結局リリが二人の食事をもってくるまで、セナに待ってもらうことにした。
「あっ、そうだ。今日の予定だけど、朝食を取り終わって準備ができ次第、首相に会いに行くから」
「えっ?アポとったんですか?」
「うん。昨日この街に着いた時点でね」
「いつのまに……」
アディオンが今日の予定をいうと、セナ達はアディオンのそつのなさに驚いた。
それから3人で朝食を食べ終わり、部屋で身支度を整えた後、ジルネイ共和国首相官邸へと向かった。
「おとまり下さい。本日はどのようなご用命ですか?」
官邸前にいた騎士に声をかけられた。
「今日の午前中に首相のリレイに会う約束をしてるんだけど?」
「失礼ですがお名前を頂戴しても?」
「ボクはアディオン、こっちがセナで、この子がメディーだよ」
アディオンが騎士にアポイントを取っていることを伝え名乗った。
「えっ?アディオン様!?……はい。確認取れました。お通り下さい」
名乗りを聞いた騎士が驚きながらアディオンを見た後、紙を見て何かを確認し通行の許可を出した。
「ありがとっ。さぁ、行こうか」
アディオンが騎士に右手をあげ、軽い感じで礼をいうと、セナ達を引き連れて官邸内へと進んでいった。
「ここに来たことがあるんですか?」
迷わずスタスタと歩いていくアディオンに、セナが声をかけた。
「ん?何度かね?さぁついたよ」
何度目かの階段を登り切り、数ある部屋の一つの前で立ち止まりアディオンが、セナとメディーに言った。
コンコン
「はい。あら?アディオン様、ご無沙汰しております。リレイ様がお待ちしております。どうぞこちらへ」
「やぁ、メル久しいね。」
アディオンがドアをノックすると、扉から出てきたメルと呼ばれる女性がアディオンに柔らかな笑顔を浮かべ挨拶をし、奥の部屋へと案内した。
コンコン
「リレイ様。アディオン様がお付になられました」
「ありがとう。入ってもらって」
メルがドアをノックし、アディオン達の到着を知らせると部屋の中から返事が返ってきた。
「やぁ、リレイ久しぶり。相変わらず眉間に皺寄せて頑張ってるみたいだね?」
「余計なお世話よ……あなたこそ、ずっと変わりないじゃない。それで?急に顔なんて出して何のようなの?」
部屋に入ると、窓際の大きな机に座った、栗色の髪を後ろでまとめあげ、黒ぶち眼鏡をかけたリレイにアディオンが声をかけた。
「あぁ、今日は君に会わせたい子がいてね?連れてきたんだよ」
「会わせたい人?それこそ珍しいわね?」
アディオンが来訪の理由を述べると、リレイは眼鏡をあげてアディオンを見ながら言った。
「ほら、セナ君挨拶して」
「あっ、はい。初めまして、私はリネア王国の王都で冒険者をしております。セナと申します」
「私はメディーと申します。今はリネア王国で獣医などをさせていただいております」
アディオンの催促にセナとメディーが名乗り一礼をした。
「これはご丁寧に、私はジルネイ共和国首相を務めさせていただいている、リレイと申します。お二人とも歓迎いたしますわ」
セナ達の挨拶に立ち上がりリレイが挨拶を返し握手を求めてきたので、メディーとセナは笑顔で握手をした。
「え?あなた……」
「ふふふっ、気づいたかい?」
メディーと握手をし、次にセナと握手をしたリレイが驚いた顔をしセナの顔を見つめながら言った。
「え?どうしたんですか?」
リレイとアディオンの様子にセナが戸惑いながら尋ねた。
「この感覚……剣王に似ている?」
「ん?そうなのかい?さすがのボクもそこまではわからないよ」
セナの疑問に答えることなくリレイとアディオンが会話を交わしていた。
「あのっ!お二人で何のお話をしてるんですか!?」
不安げな顔をし、オロオロするセナを見かねてメディーが声を大きくリレイとアディオンに尋ねた。
「ん?ああ、ごめんごめん。なんでもないんだよ、ただリネアの英雄は剣と魔法を使いこなせる変わった子だって話をしていたのさ」
「え?この子がそうなのっ!?」
アディオンの言葉にリレイが驚き何度もセナとアディオンを交互に見ながら言った。
「そうだよ?そして、リネアの未来を変えた子さ」
「国の未来を?……どういうことよ」
アディオンが胸を張り言うと、リレイが眼鏡をクイっとあげて、厳しい目つきで言った。
「それも伝えるために来たんだよね。とりあえず座ってお茶でも飲みながら話そうか?」
「え?えぇ、そうね。いつまでも立たせたままで、すみません。こちらにおかけになってください」
アディオンの言葉に我に返ったリレイがセナ達に席を勧め、全員すわると、メルが人数分のお茶を持ってきた。
「せかして悪いけど、さっきの話はどういうことなの?」
お茶を一口飲んだリレイがアディオンに声をかけた。
「ズズズっ。ん?それはね……」
お茶を飲みもったい付けるようにアディオンは、セナと保護した子供たちのことを詳しく話、そしてリネア王国が学校を立てることを、詳しい内容は言わず話し始めた。
「おはようございます」
「セナ様おはようございます。どうぞこちらにお座りください」
セナがアディオンの紹介で泊った宿の1階にある食堂へ入ると、店主のリリが笑顔で席を勧めてきた。
「ありがとうございます」
勧められるまま席に着いたセナが礼を言った。
「当宿はどうでしたか?ごゆっくりお休みになられましたか?」
水の入ったグラスをセナの元へ置きながらリリが尋ねてきた。
「はい。室内が4つ、ドアで仕切られていたので静かに休めました」
セナがほがらかにいうと、リリも笑顔を浮かべた。
「それはよかったです。セナ様が日ごろお食べになっている物とは比べられませんが、当宿は食事もなかなかの評判を頂いておりまして、お口に合えばいいのですが是非お食べ下さい」
「はい。ではお願いいたします」
「かしこまりました。少々おまちください」
リリの言葉にセナが朝食を願うとリリは満足気に頷きキッチンへと向かった。
「おっ?居た居た。セナ君おはよう」
「セナ様~、おいて行くなんてひどいですよ」
食事を待ってすぐにアディオンとメディーが食堂に現れ挨拶をかわすと、セナと同じテーブルに着いた。
「セナ様お待たせいたしました。ってアディオンあなたもいたの?」
「ありがとうございます。すごくおいしそうですね」
「今来たところだよ。それよりボクたちにも朝食を頼むよ」
「はいはい。かしこまりました」
リリがセナへ朝食の乗ったプレートを運んでくるとアディオンへと声をかけ再びキッチンへと戻っていった。
「ん?セナ君どうしたんだい?食べないのかい?」
「いえ、せっかくだから、お二人の料理が来てから一緒に食べようかと」
「気にしないでください。冷めちゃう前に先に召しあがってください」
アディオンの言葉にセナが答えると、申し訳なさそうにメディー言った。
「いえ、せっかくですから一緒に食べましょう」
しかしセナがそういうのでアディオンとメディーは顔を見合わせ困ったかのように笑いあったが、結局リリが二人の食事をもってくるまで、セナに待ってもらうことにした。
「あっ、そうだ。今日の予定だけど、朝食を取り終わって準備ができ次第、首相に会いに行くから」
「えっ?アポとったんですか?」
「うん。昨日この街に着いた時点でね」
「いつのまに……」
アディオンが今日の予定をいうと、セナ達はアディオンのそつのなさに驚いた。
それから3人で朝食を食べ終わり、部屋で身支度を整えた後、ジルネイ共和国首相官邸へと向かった。
「おとまり下さい。本日はどのようなご用命ですか?」
官邸前にいた騎士に声をかけられた。
「今日の午前中に首相のリレイに会う約束をしてるんだけど?」
「失礼ですがお名前を頂戴しても?」
「ボクはアディオン、こっちがセナで、この子がメディーだよ」
アディオンが騎士にアポイントを取っていることを伝え名乗った。
「えっ?アディオン様!?……はい。確認取れました。お通り下さい」
名乗りを聞いた騎士が驚きながらアディオンを見た後、紙を見て何かを確認し通行の許可を出した。
「ありがとっ。さぁ、行こうか」
アディオンが騎士に右手をあげ、軽い感じで礼をいうと、セナ達を引き連れて官邸内へと進んでいった。
「ここに来たことがあるんですか?」
迷わずスタスタと歩いていくアディオンに、セナが声をかけた。
「ん?何度かね?さぁついたよ」
何度目かの階段を登り切り、数ある部屋の一つの前で立ち止まりアディオンが、セナとメディーに言った。
コンコン
「はい。あら?アディオン様、ご無沙汰しております。リレイ様がお待ちしております。どうぞこちらへ」
「やぁ、メル久しいね。」
アディオンがドアをノックすると、扉から出てきたメルと呼ばれる女性がアディオンに柔らかな笑顔を浮かべ挨拶をし、奥の部屋へと案内した。
コンコン
「リレイ様。アディオン様がお付になられました」
「ありがとう。入ってもらって」
メルがドアをノックし、アディオン達の到着を知らせると部屋の中から返事が返ってきた。
「やぁ、リレイ久しぶり。相変わらず眉間に皺寄せて頑張ってるみたいだね?」
「余計なお世話よ……あなたこそ、ずっと変わりないじゃない。それで?急に顔なんて出して何のようなの?」
部屋に入ると、窓際の大きな机に座った、栗色の髪を後ろでまとめあげ、黒ぶち眼鏡をかけたリレイにアディオンが声をかけた。
「あぁ、今日は君に会わせたい子がいてね?連れてきたんだよ」
「会わせたい人?それこそ珍しいわね?」
アディオンが来訪の理由を述べると、リレイは眼鏡をあげてアディオンを見ながら言った。
「ほら、セナ君挨拶して」
「あっ、はい。初めまして、私はリネア王国の王都で冒険者をしております。セナと申します」
「私はメディーと申します。今はリネア王国で獣医などをさせていただいております」
アディオンの催促にセナとメディーが名乗り一礼をした。
「これはご丁寧に、私はジルネイ共和国首相を務めさせていただいている、リレイと申します。お二人とも歓迎いたしますわ」
セナ達の挨拶に立ち上がりリレイが挨拶を返し握手を求めてきたので、メディーとセナは笑顔で握手をした。
「え?あなた……」
「ふふふっ、気づいたかい?」
メディーと握手をし、次にセナと握手をしたリレイが驚いた顔をしセナの顔を見つめながら言った。
「え?どうしたんですか?」
リレイとアディオンの様子にセナが戸惑いながら尋ねた。
「この感覚……剣王に似ている?」
「ん?そうなのかい?さすがのボクもそこまではわからないよ」
セナの疑問に答えることなくリレイとアディオンが会話を交わしていた。
「あのっ!お二人で何のお話をしてるんですか!?」
不安げな顔をし、オロオロするセナを見かねてメディーが声を大きくリレイとアディオンに尋ねた。
「ん?ああ、ごめんごめん。なんでもないんだよ、ただリネアの英雄は剣と魔法を使いこなせる変わった子だって話をしていたのさ」
「え?この子がそうなのっ!?」
アディオンの言葉にリレイが驚き何度もセナとアディオンを交互に見ながら言った。
「そうだよ?そして、リネアの未来を変えた子さ」
「国の未来を?……どういうことよ」
アディオンが胸を張り言うと、リレイが眼鏡をクイっとあげて、厳しい目つきで言った。
「それも伝えるために来たんだよね。とりあえず座ってお茶でも飲みながら話そうか?」
「え?えぇ、そうね。いつまでも立たせたままで、すみません。こちらにおかけになってください」
アディオンの言葉に我に返ったリレイがセナ達に席を勧め、全員すわると、メルが人数分のお茶を持ってきた。
「せかして悪いけど、さっきの話はどういうことなの?」
お茶を一口飲んだリレイがアディオンに声をかけた。
「ズズズっ。ん?それはね……」
お茶を飲みもったい付けるようにアディオンは、セナと保護した子供たちのことを詳しく話、そしてリネア王国が学校を立てることを、詳しい内容は言わず話し始めた。
10
お気に入りに追加
6,941
あなたにおすすめの小説
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
一人だけ竜が宿っていた説。~異世界召喚されてすぐに逃げました~
十本スイ
ファンタジー
ある日、異世界に召喚された主人公――大森星馬は、自身の中に何かが宿っていることに気づく。驚くことにその正体は神とも呼ばれた竜だった。そのせいか絶大な力を持つことになった星馬は、召喚した者たちに好き勝手に使われるのが嫌で、自由を求めて一人その場から逃げたのである。そうして異世界を満喫しようと、自分に憑依した竜と楽しく会話しつつ旅をする。しかし世の中は乱世を迎えており、星馬も徐々に巻き込まれていくが……。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
無属性魔法を極めた俺は異世界最強!?
ないと
ファンタジー
異世界に行きたい
ずっとそんな事を願っていたある日、俺は集団転移に遭ってしまった。
転移すると周り中草木が生い茂っている森林の中で次々とモンスターが襲ってくる。
それに対抗すべく転移した人全員に与えられているらしいチート能力を使おうとしたのだが・・・・・
「魔法適正が『無』!?」
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる