137 / 323
第5章 ストラトス帝国編
出てきた者
しおりを挟む
エイシャとセナが塔へ入った。
「ラミ?セナちゃんを連れてきたわよ?」
「こんにちわ」
『エイシャありがとう、セナちゃんよくきたわね』
エイシャの言葉とセナの挨拶にラミネスが2人の頭の中に直接話しかけてきた。
「それで?ラミなんのようなの?」
『そんなに焦らないでよ、今から言うわよ』
「おばあちゃんも知らなかったんだ」
「えぇそうなのよ」
二人のやり取りを聞き、セナは少し驚きながらエイシャを見た。
『セナちゃん?セナちゃんは帝国へ向かうために飛竜がほしいのよね?』
「はい、厚かましいですが飛竜に帝国まで乗せていってくれないかお願いできないかなと思ってます」
『ふふふっ…やはりいい子ね?セナちゃん♪龍族にちゃんと敬意をもって接してくれるのね』
「え?僕の事情ですし帝国までは遠いのと、危険もないとはいえませんから…」
「ラミ?セナちゃんがいい子なのはわかりきってることじゃない、話をすすめなさいよ!時間がないのよ?」
『わかってるわよ!相変わらず気が短いのよ!あなたは』
少しイライラしながらいうエイシャにラミネスが語気を荒らげいった。
『はぁ~、まぁいいわ。セナちゃん、私の直系の子をあなたにつけてあげるわ』
「え?そんなすごい龍を!?」
「あなたの直系って!契約には莫大な力が必要じゃない!セナちゃんはこれから旅立つのよ!?」
深く息をはき、気を切り替えたラミレスがいうとセナは驚き固まって、エイシャは代償が大きすぎると反対した。
『それくらい私にもわかるわよ…セナちゃんの刀にため込んだ力をもらうつもりよ?ここに来るまでの分とここにきてからの1か月分…十分すぎるほどたまってるでしょ?』
「えぇ…溜まってるわ…けどそれをしたら刀がまた初期の状態に近いところまで戻ってしまうじゃない…」
『えぇそうね。でも決めるのはセナちゃんよ?どうする?私の直系なら確実に間に合うわよ?』
「ほかの飛竜では間に合わないんですか?」
『すこし厳しいと思うわ…それに距離が長すぎて一気にそこまで飛べない可能性もあるの』
ラミレスの言葉にセナは少し考えた。
「じゃあ、すいませんがお願いしてもいいですか?」
『わかったわ』
「セナちゃん?わかってるの?刀が初期にもどるということの意味を」
「え?」
「この刀の名前は 別天神と言って豪蔵の…あなたのおじいちゃんが作った最後の刀で、あの人が作った武器の中で生涯最高の一振りなのよ?」
「えぇ!?」
セナの言葉にエイシャが理由をいうとセナは目を見開いて驚いた。
「この刀は持ち主や切った相手から力を少しづつため込んで強くなる…持ち主の成長にあわせるように…だから初期にもどると下手をしたら今のあなたの力には耐え切れないかもしれないの…おじいちゃんはこれにためた力を使いこっちに私を送ってくれたのよ…」
「そうなんですか…おじいちゃんの作った…でも!…すいません…アリアや仲間の危機だから!ラミレス様お願いします!」
「…そう…おじいちゃんに似たのね…もういいわ…ラミお願い」
『あなたも負けず劣らず頑固だけどね…わかったわ。セナちゃんの刀をこれにあてがってちょうだい』
エイシャの思わぬ話にセナは考え込んだが、アリアやカイン達の顔が思い浮かび刀の力を使うことにした。
そして、ラミレスからこぶし大の丸い石のようなものをエイシャが受け取った。
「えぇ…わかったわ。ここでやっても大丈夫かしら?」
『外でやってもらえるかしら?』
「そんななの?」
『もしものためよ』
「そうね…そうするわ…いきましょ?セナちゃん」
「え?これは?…いや…はい。ラミレス様ありがとうございました」
『セナちゃん、頑張るのよ?そしてまた帰ってきて顔をみせてちょうだい?』
「はい!」
『龍のご加護がありますように』
「ん?ありがとうございます」
エイシャに言われ挨拶をし塔をでようとしたセナへ、ラミレスが祈りを口にするとセナの左胸あたりが一瞬温かみを感じ笑顔で一礼し塔を後にした。
「どうだった?」
「ラミレス様から眷属をいただいたわ」
「はぁ?」
「なんと…」
「さすがセナ様ですわ…ありがとうございます…龍王ラミレス様…」
塔をでた2人を見てエイケンが尋ねエイシャから話を手短に聞くとエイケンとヤオが驚き、タオは膝をつきラミレスの居る塔へ頭をさげ感謝した。
「場所を移動するわ。屋外闘技場へ向かいましょう」
エイシャの言葉に一同が頷き移動した。
「ここでいいわね…セナちゃん?これに刀を当ててくれるかしら」
「はい…それからどうすれば?…うわっ!?」
闘技場の中央へ着くと地面に小さな台をおき、そこへラミレスからもらった石のような球体を置いたエイシャが、セナへ刀を渡し指示をした。
そして指示に従ったセナが刀を当てた状態からどうしたらいいのか尋ねようとしたした瞬間、石がまばゆい光を放った。
「セナ落ち着け、大丈夫だ!…あぁそういえば…刀にさらに力を送り込むといいらしいぞ?…にっしっし」
「ふわぁぁ…え?そうなの?わかったよ!」
「ちょ!?エイケン何言ってるの!セナちゃん まっ…」
「ふん!」
「あぁ!だめでございます!セナ様!!」
驚き取り乱したセナをなだめる様に声をかけたエイケンだったが何か思いついたのか悪だくみを隠そうとしない黒い笑顔をうかべセナを促した、エイシャが気づきとめる前にセナが刀に渾身の燐気、龍気、魔力を注ぎ込むと石はさらに輝きを増した。
「え?…あっ…」
「セナ様!」
まばゆい光を放ち石が空高く上がっていくのをみたセナが力を込めすぎて倒れ、ヤオが駆け寄った。
「バカ!やりすぎだセナ!」
「誰のせいだと思ってるのよ!」
「いたっ!悪かったって…おい!タオ落ち着け!」
倒れたセナへエイケンが焦りながら駆け寄ると、エイシャに頭をはたかれ、殺気を放ったタオは短剣を構えていた。
ピカッ!
ゴロゴロゴロっ!
石があがっていった上空にいつのまにか雲が厚くかかり雷が鳴り始めた。
「おいおい…これは…」
「なんと…」
「なにあれ…あんなの私でもみたことないわ」
雷が光ると雲の中にいる者のシルエットをうかびあがらせると、エイケン、ヤオ、エイシャがその姿を見て驚いた。
「グルルルルルル……グワァァァァァ!」
雲の中にいるそれが、辺りが震えるほどの鳴き声をあげると雲が消し飛び、巨大な姿をあらわした。
「姫……あれは龍なのですか……?」
「たぶん……」
「いやいや!羽が4枚も生えてるじゃねぇか!それに見た目も変じゃねぇかよ?!」
空をみあげていうヤオにエイシャが自信なさげに答えると、エイケンは驚き空のそれを指をさして叫ぶように言った。
「タオ……みたことは……」
「あ……ありませんわ……」
エイシャの問いにタオが困惑気味に答えた。
「グルルルル」
ドシン!
「うわっ!」
「セナ様に!?」
龍がゆっくり地面に降り立つと着地の振動と風が全員を襲い、みんなこらえたが、龍はセナへ顔を近づけてきたのでヤオがセナをかばうように間に入った。
「グルルル」
「ヤオ?大丈夫よ…その子に殺気はないわ…」
「姫!?しかし!…いえ…わかりました」
エイシャの言葉を聞き、ヤオがゆっくり龍から目線をそらさずその場をよけた。
「グルルゥ…」
「何を!?」
ベロン!
「ふごっ!な、なに!?」
セナを見つめていた龍が急に口を大きく開け、それをみたヤオが焦りもどろうとしたところ、龍はセナを大きな舌でなめた、するとセナは苦しそうにし意識をとりもどし、目の前の光景をみて驚き立ち上がった。
「落ち着いてセナちゃん!その子は龍宝玉からでた、あなたの龍よ!」
「そうだぞ!たぶん龍だ!」
「え?たぶん!?」
「エイケン殿…」
「すまん…冗談だ…」
驚いているセナにエイシャが伝え、エイケンが茶化すと、落ち着きをとりもどそうしていたセナが、再び驚きの声を上げると、エイケンの首筋にヤオが短刀をあてがい低いトーンでエイケンに話しかけエイケンは青い顔をして、両手を上げ謝罪した。
「ラミ?セナちゃんを連れてきたわよ?」
「こんにちわ」
『エイシャありがとう、セナちゃんよくきたわね』
エイシャの言葉とセナの挨拶にラミネスが2人の頭の中に直接話しかけてきた。
「それで?ラミなんのようなの?」
『そんなに焦らないでよ、今から言うわよ』
「おばあちゃんも知らなかったんだ」
「えぇそうなのよ」
二人のやり取りを聞き、セナは少し驚きながらエイシャを見た。
『セナちゃん?セナちゃんは帝国へ向かうために飛竜がほしいのよね?』
「はい、厚かましいですが飛竜に帝国まで乗せていってくれないかお願いできないかなと思ってます」
『ふふふっ…やはりいい子ね?セナちゃん♪龍族にちゃんと敬意をもって接してくれるのね』
「え?僕の事情ですし帝国までは遠いのと、危険もないとはいえませんから…」
「ラミ?セナちゃんがいい子なのはわかりきってることじゃない、話をすすめなさいよ!時間がないのよ?」
『わかってるわよ!相変わらず気が短いのよ!あなたは』
少しイライラしながらいうエイシャにラミネスが語気を荒らげいった。
『はぁ~、まぁいいわ。セナちゃん、私の直系の子をあなたにつけてあげるわ』
「え?そんなすごい龍を!?」
「あなたの直系って!契約には莫大な力が必要じゃない!セナちゃんはこれから旅立つのよ!?」
深く息をはき、気を切り替えたラミレスがいうとセナは驚き固まって、エイシャは代償が大きすぎると反対した。
『それくらい私にもわかるわよ…セナちゃんの刀にため込んだ力をもらうつもりよ?ここに来るまでの分とここにきてからの1か月分…十分すぎるほどたまってるでしょ?』
「えぇ…溜まってるわ…けどそれをしたら刀がまた初期の状態に近いところまで戻ってしまうじゃない…」
『えぇそうね。でも決めるのはセナちゃんよ?どうする?私の直系なら確実に間に合うわよ?』
「ほかの飛竜では間に合わないんですか?」
『すこし厳しいと思うわ…それに距離が長すぎて一気にそこまで飛べない可能性もあるの』
ラミレスの言葉にセナは少し考えた。
「じゃあ、すいませんがお願いしてもいいですか?」
『わかったわ』
「セナちゃん?わかってるの?刀が初期にもどるということの意味を」
「え?」
「この刀の名前は 別天神と言って豪蔵の…あなたのおじいちゃんが作った最後の刀で、あの人が作った武器の中で生涯最高の一振りなのよ?」
「えぇ!?」
セナの言葉にエイシャが理由をいうとセナは目を見開いて驚いた。
「この刀は持ち主や切った相手から力を少しづつため込んで強くなる…持ち主の成長にあわせるように…だから初期にもどると下手をしたら今のあなたの力には耐え切れないかもしれないの…おじいちゃんはこれにためた力を使いこっちに私を送ってくれたのよ…」
「そうなんですか…おじいちゃんの作った…でも!…すいません…アリアや仲間の危機だから!ラミレス様お願いします!」
「…そう…おじいちゃんに似たのね…もういいわ…ラミお願い」
『あなたも負けず劣らず頑固だけどね…わかったわ。セナちゃんの刀をこれにあてがってちょうだい』
エイシャの思わぬ話にセナは考え込んだが、アリアやカイン達の顔が思い浮かび刀の力を使うことにした。
そして、ラミレスからこぶし大の丸い石のようなものをエイシャが受け取った。
「えぇ…わかったわ。ここでやっても大丈夫かしら?」
『外でやってもらえるかしら?』
「そんななの?」
『もしものためよ』
「そうね…そうするわ…いきましょ?セナちゃん」
「え?これは?…いや…はい。ラミレス様ありがとうございました」
『セナちゃん、頑張るのよ?そしてまた帰ってきて顔をみせてちょうだい?』
「はい!」
『龍のご加護がありますように』
「ん?ありがとうございます」
エイシャに言われ挨拶をし塔をでようとしたセナへ、ラミレスが祈りを口にするとセナの左胸あたりが一瞬温かみを感じ笑顔で一礼し塔を後にした。
「どうだった?」
「ラミレス様から眷属をいただいたわ」
「はぁ?」
「なんと…」
「さすがセナ様ですわ…ありがとうございます…龍王ラミレス様…」
塔をでた2人を見てエイケンが尋ねエイシャから話を手短に聞くとエイケンとヤオが驚き、タオは膝をつきラミレスの居る塔へ頭をさげ感謝した。
「場所を移動するわ。屋外闘技場へ向かいましょう」
エイシャの言葉に一同が頷き移動した。
「ここでいいわね…セナちゃん?これに刀を当ててくれるかしら」
「はい…それからどうすれば?…うわっ!?」
闘技場の中央へ着くと地面に小さな台をおき、そこへラミレスからもらった石のような球体を置いたエイシャが、セナへ刀を渡し指示をした。
そして指示に従ったセナが刀を当てた状態からどうしたらいいのか尋ねようとしたした瞬間、石がまばゆい光を放った。
「セナ落ち着け、大丈夫だ!…あぁそういえば…刀にさらに力を送り込むといいらしいぞ?…にっしっし」
「ふわぁぁ…え?そうなの?わかったよ!」
「ちょ!?エイケン何言ってるの!セナちゃん まっ…」
「ふん!」
「あぁ!だめでございます!セナ様!!」
驚き取り乱したセナをなだめる様に声をかけたエイケンだったが何か思いついたのか悪だくみを隠そうとしない黒い笑顔をうかべセナを促した、エイシャが気づきとめる前にセナが刀に渾身の燐気、龍気、魔力を注ぎ込むと石はさらに輝きを増した。
「え?…あっ…」
「セナ様!」
まばゆい光を放ち石が空高く上がっていくのをみたセナが力を込めすぎて倒れ、ヤオが駆け寄った。
「バカ!やりすぎだセナ!」
「誰のせいだと思ってるのよ!」
「いたっ!悪かったって…おい!タオ落ち着け!」
倒れたセナへエイケンが焦りながら駆け寄ると、エイシャに頭をはたかれ、殺気を放ったタオは短剣を構えていた。
ピカッ!
ゴロゴロゴロっ!
石があがっていった上空にいつのまにか雲が厚くかかり雷が鳴り始めた。
「おいおい…これは…」
「なんと…」
「なにあれ…あんなの私でもみたことないわ」
雷が光ると雲の中にいる者のシルエットをうかびあがらせると、エイケン、ヤオ、エイシャがその姿を見て驚いた。
「グルルルルルル……グワァァァァァ!」
雲の中にいるそれが、辺りが震えるほどの鳴き声をあげると雲が消し飛び、巨大な姿をあらわした。
「姫……あれは龍なのですか……?」
「たぶん……」
「いやいや!羽が4枚も生えてるじゃねぇか!それに見た目も変じゃねぇかよ?!」
空をみあげていうヤオにエイシャが自信なさげに答えると、エイケンは驚き空のそれを指をさして叫ぶように言った。
「タオ……みたことは……」
「あ……ありませんわ……」
エイシャの問いにタオが困惑気味に答えた。
「グルルルル」
ドシン!
「うわっ!」
「セナ様に!?」
龍がゆっくり地面に降り立つと着地の振動と風が全員を襲い、みんなこらえたが、龍はセナへ顔を近づけてきたのでヤオがセナをかばうように間に入った。
「グルルル」
「ヤオ?大丈夫よ…その子に殺気はないわ…」
「姫!?しかし!…いえ…わかりました」
エイシャの言葉を聞き、ヤオがゆっくり龍から目線をそらさずその場をよけた。
「グルルゥ…」
「何を!?」
ベロン!
「ふごっ!な、なに!?」
セナを見つめていた龍が急に口を大きく開け、それをみたヤオが焦りもどろうとしたところ、龍はセナを大きな舌でなめた、するとセナは苦しそうにし意識をとりもどし、目の前の光景をみて驚き立ち上がった。
「落ち着いてセナちゃん!その子は龍宝玉からでた、あなたの龍よ!」
「そうだぞ!たぶん龍だ!」
「え?たぶん!?」
「エイケン殿…」
「すまん…冗談だ…」
驚いているセナにエイシャが伝え、エイケンが茶化すと、落ち着きをとりもどそうしていたセナが、再び驚きの声を上げると、エイケンの首筋にヤオが短刀をあてがい低いトーンでエイケンに話しかけエイケンは青い顔をして、両手を上げ謝罪した。
10
お気に入りに追加
6,944
あなたにおすすめの小説
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
勇者に恋人寝取られ、悪評付きでパーティーを追放された俺、燃えた実家の道具屋を世界一にして勇者共を見下す
大小判
ファンタジー
平民同然の男爵家嫡子にして魔道具職人のローランは、旅に不慣れな勇者と四人の聖女を支えるべく勇者パーティーに加入するが、いけ好かない勇者アレンに義妹である治癒の聖女は心を奪われ、恋人であり、魔術の聖女である幼馴染を寝取られてしまう。
その上、何の非もなくパーティーに貢献していたローランを追放するために、勇者たちによって役立たずで勇者の恋人を寝取る最低男の悪評を世間に流されてしまった。
地元以外の冒険者ギルドからの信頼を失い、怒りと失望、悲しみで頭の整理が追い付かず、抜け殻状態で帰郷した彼に更なる追い打ちとして、将来継ぐはずだった実家の道具屋が、爵位証明書と両親もろとも炎上。
失意のどん底に立たされたローランだったが、 両親の葬式の日に義妹と幼馴染が王都で呑気に勇者との結婚披露宴パレードなるものを開催していたと知って怒りが爆発。
「勇者パーティ―全員、俺に泣いて土下座するくらい成り上がってやる!!」
そんな決意を固めてから一年ちょっと。成人を迎えた日に希少な鉱物や植物が無限に湧き出る不思議な土地の権利書と、現在の魔道具製造技術を根底から覆す神秘の合成釜が父の遺産としてローランに継承されることとなる。
この二つを使って世界一の道具屋になってやると意気込むローラン。しかし、彼の自分自身も自覚していなかった能力と父の遺産は世界各地で目を付けられ、勇者に大国、魔王に女神と、ローランを引き込んだり排除したりする動きに巻き込まれる羽目に
これは世界一の道具屋を目指す青年が、爽快な生産チートで主に勇者とか聖女とかを嘲笑いながら邪魔する者を薙ぎ払い、栄光を掴む痛快な物語。
家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。 え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
異世界でチート能力貰えるそうなので、のんびり牧場生活(+α)でも楽しみます
ユーリ
ファンタジー
仕事帰り。毎日のように続く多忙ぶりにフラフラしていたら突然訪れる衝撃。
何が起こったのか分からないうちに意識を失くし、聞き覚えのない声に起こされた。
生命を司るという女神に、自分が死んだことを聞かされ、別の世界での過ごし方を聞かれ、それに答える
そして気がつけば、広大な牧場を経営していた
※不定期更新。1話ずつ完成したら更新して行きます。
7/5誤字脱字確認中。気づいた箇所あればお知らせください。
5/11 お気に入り登録100人!ありがとうございます!
8/1 お気に入り登録200人!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる