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「あーあー、あめんぼあかいなあいうえお」
ちゃんと日本語も話せるようだ、意識を変えることで、切り替えることができるらしい。
それから、すぐに狐耳の茶色い髪の色をしたおにいさんがやってきた。
「大丈夫か!?今手当てするから!もうちょっとの辛抱だよ!」
と言って、俺の足に手をかざす。
そして、なにかをぶつぶつ言ったあと、手をかざした部分が光り出し、暖かくなった。
「もう大丈夫だよ。少し動いてみて。」
俺は、恐る恐る立ち上がる。
歩いても痛くない!すげぇ!
「今のって、魔法ですか?」
「魔法だけど...もしかして使ったことない?」
「はい。」
「魔法教えてやろうか?」
と、団長さんが突然言うので、やってみたいと思い、
「いいんですか!?ぜひ!やりたいです!!」
「分かった分かった。落ち着け。でも、そのかわり、今日は休め。」
「はーい」
「でも部屋空いてたっけな」
と頭をかきながら出て行く。
医師の人と2人きりになってしまった。
「あの、お名前お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「ああ。ごめん。名のっていなかったな。俺は、ドルゾ騎士団、団医のテールだ。よろしく」
「ハヤト カゼカワです。治療してくださりありがとうございます。」
と言うたわいもない会話をしていると、急にバン!と扉が開いた。
「テール!怪我人が出た!来てくれ!」
と団員さんだと思われる人が来た。
「ごめん。ハヤト君行かなくちゃ。」
と言って、俺に向かって、ニコっとしてから部屋を出て行った。
俺は、手を振って送り出した。
団長さんまだかなーなんて思っていたら、きた。
「ハヤト。すまん。部屋空いてなかった。」
「あー、俺は別に野宿でもいいで…」
と言いかけたところに被せるようにして
「ダメだ。ハヤトは、怪我人だ。魔法で治っているが、体力が回復してないはずだ。しっかり寝てもらわないと困るから、俺の部屋で寝ろ」
「団長さんの部屋?いいんですか?」
「ああ。俺も隣で寝るがな。じゃ、俺の部屋に案内してやる。」
と言って、俺をお姫様抱っこする。恥ずかしかった。そして、少し歩いたところにある、部屋に入った。
中は、白を基調とした上品な部屋だった。
俺をベッドの上に置き、
「俺の部屋だ。少し休めばいい。俺はこれから、訓練があるから行かないといけない。まあ、好きに使ってくれ。」
「ありがとうございます」
と言って、団長さんが部屋を出て行く。
改めて、部屋を見渡してみる。
白のベッドは、セミダブルくらいの大きさで、大人2人寝てもスペースは余裕だろう。
とりあえず、横になる。
だんだん睡魔が襲ってきた。
そのまま寝ていたらしい。
気づけば、団長さんが、目の前で訓練服を脱いで、私服にきがえていた。
黒の半袖のTシャツに黒の長ズボン。
筋肉がすごすぎる。
「起こしてしまったか?すまん。」
「いえ。大丈夫です。」
「ちょうどいい。今から、飯の時間なんだ。来るか?」
「いや・・・」
と言いかけたところで、お腹が鳴った。
お腹だけは正直だった。
「ははは、腹が減ってるんだな。一緒に食堂行こうか。」
「あっはい。すいません。」
と言って、部屋を出る。
食堂に着くと、騎士団の方々がヒソヒソしていた。
目の前には、生肉、生肉、生肉、生肉しかなーーい!
「どうした?食わないのか?」
「いや、その、生肉が・・」
「肉の何が不満なんだ?」
「俺の国では、生肉は食べません。」
「どうして?美味しいのに。」
「肉はウイルスとか、病気とか持っている、と言われているんです。」
「ほう。シーラ!」
「はい。なんでしょう。」
「肉焼いてくれ。」
「かしこまりました」
と言って目の前の生肉を下げる。
数分後
ステーキが出てきた。
腹が減っていたので、すぐかぶりつく。
うまい
肉汁がたくさん出る!!
一枚全て食べると腹がいっぱいになった。
そして、眠たくなってしまった。
でも、まだ団長さんたちは食べている。
ちょっとだけ仮眠するか。
目を閉じて、夢の世界に入る。
気づけば、団長さんの腕の中にいた。
「ん……あ…れ?だんちょ…う…さん?」
「起きた!!よかった。急に倒れるし、起きないからびっくりしたよ。」
「俺…眠たく…なって…」
「寝てていいよ。もうすぐベットにつくからね。」
「ありがとう…ござ…います。」
と言って俺は寝てしまった。
ちゃんと日本語も話せるようだ、意識を変えることで、切り替えることができるらしい。
それから、すぐに狐耳の茶色い髪の色をしたおにいさんがやってきた。
「大丈夫か!?今手当てするから!もうちょっとの辛抱だよ!」
と言って、俺の足に手をかざす。
そして、なにかをぶつぶつ言ったあと、手をかざした部分が光り出し、暖かくなった。
「もう大丈夫だよ。少し動いてみて。」
俺は、恐る恐る立ち上がる。
歩いても痛くない!すげぇ!
「今のって、魔法ですか?」
「魔法だけど...もしかして使ったことない?」
「はい。」
「魔法教えてやろうか?」
と、団長さんが突然言うので、やってみたいと思い、
「いいんですか!?ぜひ!やりたいです!!」
「分かった分かった。落ち着け。でも、そのかわり、今日は休め。」
「はーい」
「でも部屋空いてたっけな」
と頭をかきながら出て行く。
医師の人と2人きりになってしまった。
「あの、お名前お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「ああ。ごめん。名のっていなかったな。俺は、ドルゾ騎士団、団医のテールだ。よろしく」
「ハヤト カゼカワです。治療してくださりありがとうございます。」
と言うたわいもない会話をしていると、急にバン!と扉が開いた。
「テール!怪我人が出た!来てくれ!」
と団員さんだと思われる人が来た。
「ごめん。ハヤト君行かなくちゃ。」
と言って、俺に向かって、ニコっとしてから部屋を出て行った。
俺は、手を振って送り出した。
団長さんまだかなーなんて思っていたら、きた。
「ハヤト。すまん。部屋空いてなかった。」
「あー、俺は別に野宿でもいいで…」
と言いかけたところに被せるようにして
「ダメだ。ハヤトは、怪我人だ。魔法で治っているが、体力が回復してないはずだ。しっかり寝てもらわないと困るから、俺の部屋で寝ろ」
「団長さんの部屋?いいんですか?」
「ああ。俺も隣で寝るがな。じゃ、俺の部屋に案内してやる。」
と言って、俺をお姫様抱っこする。恥ずかしかった。そして、少し歩いたところにある、部屋に入った。
中は、白を基調とした上品な部屋だった。
俺をベッドの上に置き、
「俺の部屋だ。少し休めばいい。俺はこれから、訓練があるから行かないといけない。まあ、好きに使ってくれ。」
「ありがとうございます」
と言って、団長さんが部屋を出て行く。
改めて、部屋を見渡してみる。
白のベッドは、セミダブルくらいの大きさで、大人2人寝てもスペースは余裕だろう。
とりあえず、横になる。
だんだん睡魔が襲ってきた。
そのまま寝ていたらしい。
気づけば、団長さんが、目の前で訓練服を脱いで、私服にきがえていた。
黒の半袖のTシャツに黒の長ズボン。
筋肉がすごすぎる。
「起こしてしまったか?すまん。」
「いえ。大丈夫です。」
「ちょうどいい。今から、飯の時間なんだ。来るか?」
「いや・・・」
と言いかけたところで、お腹が鳴った。
お腹だけは正直だった。
「ははは、腹が減ってるんだな。一緒に食堂行こうか。」
「あっはい。すいません。」
と言って、部屋を出る。
食堂に着くと、騎士団の方々がヒソヒソしていた。
目の前には、生肉、生肉、生肉、生肉しかなーーい!
「どうした?食わないのか?」
「いや、その、生肉が・・」
「肉の何が不満なんだ?」
「俺の国では、生肉は食べません。」
「どうして?美味しいのに。」
「肉はウイルスとか、病気とか持っている、と言われているんです。」
「ほう。シーラ!」
「はい。なんでしょう。」
「肉焼いてくれ。」
「かしこまりました」
と言って目の前の生肉を下げる。
数分後
ステーキが出てきた。
腹が減っていたので、すぐかぶりつく。
うまい
肉汁がたくさん出る!!
一枚全て食べると腹がいっぱいになった。
そして、眠たくなってしまった。
でも、まだ団長さんたちは食べている。
ちょっとだけ仮眠するか。
目を閉じて、夢の世界に入る。
気づけば、団長さんの腕の中にいた。
「ん……あ…れ?だんちょ…う…さん?」
「起きた!!よかった。急に倒れるし、起きないからびっくりしたよ。」
「俺…眠たく…なって…」
「寝てていいよ。もうすぐベットにつくからね。」
「ありがとう…ござ…います。」
と言って俺は寝てしまった。
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