チートな俺は、狼騎士団長様に愛される

ゆあこたん

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転移!

魔法

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うーむ
あれからどれくらいたったんだろう。

未だにこの状況が飲み込めない。

俺は昨日食事中に寝てしまった。
そして、団長さんに運ばれた。

でなんで、目の前に団長さんの寝顔があるんだ?
頭の下には団長さんの綺麗な腕が。

動こうとするが、抱き枕がわりなのかわからないが、しっかり抱きつかれていて動けない。

ちょっと暴れて見たら、団長さんが起きた。

「あっおはようございます」

「…」

「団長さん?」

そしたら、急にきつく抱きついてきた。

「痛い痛い!もうやめて、」

「すまん。ハヤトが可愛すぎてつい…」

「ついって…やめてくださいよ」


それにしても団長さん、めっちゃイケメン。
一ミリもずれていない顔のパーツ。
細いけどしっかりしている、体

しっかり鍛えていることが分かる。


それは置いといて、2人とも起き上がって、着替える。


「すいません。ベッド使ってしまって。」

「いやいいんだよ。どうせならこれからも使う?」

「いや…あー…」

返答に困ってしまう。
これからどうなるかまだ決まってないし、もしかしたらお世話になるかもしれないと思って…

「そういえば、魔法の練習するんだったな」

「そういえばそうでしたね」

「その前に、敬語……やめよ。そんで、俺のこと、団長さんじゃなくてターロって呼んでよ。俺の愛称」

「ターロ…さん」

「さんつけないの」

「…ターロ」

「ほら言えたー」
と美しい笑顔で笑う。

眩しい…

「よっしゃいっちょやりますかー。さ、魔法の練習場に行くよ」

それから、俺の服が持ってこられ、着させられた。
ぴったりサイズ。
正直言って…怖い



10分くらい歩いたら道場のようなところに来た。

「中に入って」

中に入ると結構広かった。

「ここは魔法場って言って強い魔力を撃っても大丈夫なように結界があるから、全力で魔法使っていいよ。」

「へー!すごーい!」

「まずは魔力を感じてみて」

「魔力を感じる…」

「そう。おへそのあたりに魔力袋っていうのものがあって、そこから魔力が全身に出されるんだ。」

「ほうほう」

「その魔力袋の入口、要するに蓋を開けるような感じで、おへそに力を入れる。」

「ん…」

「そのまま、全身へその魔力を流す」

「うわぁ!」

急に体が光りだした。

「すごいなハヤトは。おめでとう。成功だ。」

「やったー」

「魔力測定でもやる?属性調べとか?できるけど?」

「してみたいです!」

「じゃあ、ここに少しだけ魔力を流しながら手を置いて」
と、水晶玉を持ってきた。

俺は言われるがままに魔力を少しだけ出しながら手を置いた。
すると、水晶玉が光った。


そして、割れた


「へ?」

「え?割れた?魔力玉が!」

この水晶玉、魔力玉っていうんだ

「すいません!!」

こういう時は、弁償しますとか言うべきなんだけど、あいにく、一文無しなんで…

「あっああ全然大丈夫だ。水晶玉がわれることがあるのか…それだけ、ハヤトの魔力が膨大な数値ってことか」

うーん。とりあえず、俺の魔力がすごいってことでいいんだよね?
これっていわゆるチートってやつか!
くー厨二病の血が騒ぐぜ!

俺は、自分の手をマジマジと見つめる。

「ん?ハヤトどうした?」

「あ、いえ、なんでもないです」

「そんじゃ属性を測ってみようか」


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大変更新が遅くなっております。

ご了承ください。



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