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転生してから

それから

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俺は、母親のステータスを確認しようと
「確認」
と心の中で唱えると母親のステータスがでてきた。

ルシファー・トリスタリーノ
極秘  元Aランク冒険者 女
Lv32
HP6780
MP768

属性


スキル
 なし

固定スキル
隠蔽

加護 
なし



・・・・
えっ
もしかしてこれが普通?

俺はこれよりもっと上なんですが。
でも、俺の母親、元Aランク冒険者とか書いてある。

そう思った瞬間玄関の扉が勢いよく開く音がして、若い20代前半ぐらいのイケメンが息を切らしてやってきた。

「ルシファー!俺の子供は!?」

めっちゃビックリした。
母親も驚いている。多分俺の父親だ。
そのとたん、俺のとこにやってきて、俺の横腹を勢いよく鷲掴みして、上に持ち上げた。俺は、一瞬何が起こったかわからなかったが、すぐに頭の中を整理してこれからどうすればいいか考えた。
結果泣くことに決定した。
前回は、俺のプライドが許さなかったが、今回、やめてもらうには泣くしか方法はない。俺は、泣き始めた。

「ヒック ヒック グスッ グスッ うええええええええん」

最後は、俺でも耳が「キーン」となるくらい叫んだ。
その時俺の体が浮いた。父親が俺から手を離したのだ。

だがすぐに優しい風が吹いてきて、俺を包み込んだ。その瞬間耳が痛くなるくらいの大声が聞こえた。

「何やってんの、あなた!ダルが危ないじゃない!」

俺の父親が悲しそうな声で、

「ごっごめんなさい」

と、言った。
だが、俺にはそんなことどうでもいいんだ。今は、体が暖かい風で浮いているのだから。
多分俺の目は、好奇心旺盛な男の子みたいな、キラキラした目だろう。

そのあと、父親が母親に怒られている横で、俺は父親のステータスを確認した。

クリストファー・トリスタリーノ
39歳 騎士団長 男
HP9560
MP344

属性


スキル
剣術
格闘術

固定スキル
なし

加護
格闘の神 ストグライ・リダスリト の加護


おいまじか。
俺の両親って、元Aランク冒険者の母親と、現 騎士団長の父親
ありえねーーーーーー
てゆうか、俺はこの状況をどうすればいいのか?

目の前で雷がひっきりなしに落ちている。

よし、笑うか。「キャッキャッ」
あっ雷が止んだ。

「ハァ。まあこんなことしても無駄か。でも、次やったら本気で家から追い出すからね。」

父親は相変わらず、ビクビクしている。
あれ?なんか肩幅が一段と狭くなってない?
気のせいか。


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