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【第38話】 実際には1秒にもみたない一瞬の出来事
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◇ ◇ ◇ ◇ ◇
異世界アルファザード(惑星アルファザード)の空中神殿の食堂で、オレ(春埼隆人=創造主)と3人の女神たち(ファイナ、アイネ、ヒーリス)と美少女に変身した(雷竜)サンダリオンが、円卓テーブルの周りの椅子に腰かけてだべっている。
オレ(創造主)が138億年前に【大爆発(ビッグ・バン)】を起こして宇宙を創造して以来、実に137回も喧嘩を売られたことがあること。
また、周期的・確率的にはそろそろ138人目の『 敵 』が現れてもおかしくないこと。
…等を女神たち&サンダリオンに語っていた矢先、オレの額に『キュピーン』と第六感が走った。
そして、オレがかっこよく、
「 …ちょうどいいや。 お客さんがお出ましのようだ。 」と呟いた直後、オレの左右と右斜め後ろと左斜め後ろ、そして頭上に、計5つの人影が【空間転移】を使って現れたのだった…。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
5体の人影の出現と同時に、オレのスキル【自動加速(オート・ヘイスト)】が発動し、周りの動きがスローになった。 ( 厳密には、周囲の動きが遅くなったのではなく、オレ自身の反応・思考・行動速度が早くなっているわけだが…。 )
オレは、とりあえず、スキル【並列思考(マルチ・タスク)】と【千里眼】を発動した。
肉眼で目の前を目視しながら思考しつつ、【並列思考】で増やした思考は【千里眼】での俯瞰視点(自身と周囲を斜め上から見る視点)に割り当てた。
こうすることで、死角が(ほぼ)なくなる。
さて…襲ってきた5人の容姿を確認してみるか。
左右と左右後方に現れた4人は どうやら女冒険者のようだ。
右から、戦士、武闘家、侍(サムライ)、騎士…というように、職業(クラス)は様々だ。
戦士は、身長180cmくらい、赤毛の蓬髪、筋肉質で やや褐色な身体を露出の激しいビキニアーマーで守護っている(まもっている)。 ( …ってゆーか、ビキニアーマーって あんま防具の意味ないような… )
ちなみに、武器は両手持ちのグレート・アックス(巨大な斧)で、それを大きく振りかぶっている。
武闘家は身長150cmくらいと小柄で、黒髪を左右にお団子ヘアでまとめている。
中国の拳法家が着るような衣装を身にまとっている。
ちなみに、衣装は緑系統の配色だ。
無手(武器を手にしていない状態)だが、左手を前にかざして右こぶしを自身の腰のあたりまで引いていることから、突進しながらの中段突きを狙っているようだ。
侍は身長160cmくらいで、黒髪を頭の上(やや後方)で束ねている。
…まぁ、言い方を変えればポニーテールだ。
服装は時代劇の侍のような格好だ。
武器は、宮本武蔵のように、右手には長刀、左手に小刀の二刀流だ。
右手の長刀は自身の顔の左側まで振りかぶり、左手の小刀を自身の腰のあたりまで引いている。
おそらく、右手の長刀を自身の左から右方向にかけて振りぬきつつ、左手の小刀でオレの胴体への突きを狙っているのだろう。
騎士は身長が170cmくらいで、金髪碧眼のエルフだ。 ( ちなみに、髪型はロングヘア。 )
水色っぽい鎧を身に着けているのだが…腰と両腕と両脚には鎧を身に着けているが、胸の部分だけはチェインメイル(鎖かたびら)を身に着けている。
おそらく、巨乳の為、大きいサイズの硬い胸部鎧を身に着けてしまうと、剣を振る時に邪魔になってしまうので、(硬い鎧に比べ)伸縮性や柔軟性に優れたチェインメイル(鎖かたびら)を選択したのだろう。
また、背には青いマントを羽織り、手には長剣(ロングソード)を携えている。
構えはシンプルな中段の構えだが、シンプル故に上段にも下段にも派生しやすい。
その中段の構えのまま、オレの方に突っ込んで来た。
4人とも人間としては最高クラスの実力を持っていることがうかがえる。
おそらく、このアルファザードの冒険者ランクで言ったらSSSランク(トリプルエスランク)の冒険者といえるだろう。
アイネやファイナほどではないが、相当な実力者であることは間違いない。
…ちなみに、4人とも巨乳の美少女である…(///)
そして、先ほどの4人とは別に、オレの頭上に【空間転移】してきた一人は…
鼻が高く彫りが深い金髪の美女で、身長は170cmほど、細長い手足、巨乳なのにウエストはキュッと引き締まっており、一見するとハリウッド女優かトップモデルのようなルックスだ。
…しかし、よく見ると、肌の色は病的なまでに白く、瞳は不気味に赤く輝き、口元からは犬歯と呼ぶには大きすぎる『牙』がのぞいている…。
明らかに女吸血鬼(ヴァンパイア)だ。
その吸血鬼は、黒色と赤色を基調としたドレスのような衣装を身にまとい、右手の爪は30cmほどまで長く伸びている。
また、その爪には不気味な赤い光が宿っている。
その赤い光は、おそらく、オレ(=創造主)の本来の姿が概念体なので、概念体や精神体にもダメージを与えられる能力を爪に付加しているのだろう。 ( まぁ、仮に、オレ=創造主がその攻撃を受けたとしても、ダメージを受けるとは思えないがな…。 )
この女吸血鬼からは、先ほどのSSSランクに匹敵する4人を遥かに上回る別次元の力を感じる。
見たところ、4人の女冒険者は(首筋に噛まれたような跡こそ無いものの、)何らかの洗脳催眠にかかっているようだ。
おそらく、この女吸血鬼によって洗脳催眠をかけられ、操られているのだろう。
…となれば、まずは…
オレは上方の女吸血鬼の顔面に、ボクシングで言う右ストレート、空手で言う正拳突きを叩き込んだ!!
『 ドオォォォンッッッ!!! 』
凄まじい音と衝撃波(ソニック・ウェーブ)と共に、女吸血鬼の顔がはじけ飛んで消滅した!!
…と同時に、その拳圧(衝撃)は空中神殿の食堂の大理石の天井をまるごと吹き飛ばした!!
女吸血鬼の(首から上を失った)胴体は、天井が吹き飛び青空が見晴らせるようになった空中神殿の食堂から上空に数百メートル吹き上げられた。
続いて、4人の冒険者たちに対してなのだが…先ほども言ったように、吸血鬼に洗脳催眠で操られているだけのようで、悪人というわけではないようだ。 ( むしろ、SSSランク相当の冒険者なので、元の世界では『勇者』とか『英雄』という扱いなのかもしれない…。 )
なので、顔面パンチはやめて、とりあえずは、腹部へ軽く掌底を当てるにとどめることにした。
戦士、武闘家、侍、騎士の順で、一瞬にして腹部に掌底を命中させる。 ( もちろん、全部、手加減してだ。 )
4人の冒険者は一瞬で吹っ飛び、食堂の大理石の壁を突き破って隣の部屋まで吹っ飛んだ。 ( ちなみに隣の部屋は、一般的にイメージされているギリシャ神殿のように大理石の柱が立ち並んでいる部屋…文字通りの神殿になっている。 )
普通の人間であれば当然即死だろうが、SSSランク相当の冒険者4人…しかも、近接戦闘職の4人なので、この程度は大したダメージにはなっていないだろう。
尚、この5人がオレの周囲に【空間転移】で出現してから、オレが女吸血鬼の頭部を殴って吹っ飛ばしつつ冒険者4人の腹部に軽く掌底を当てて吹っ飛ばすまでの時間は、実際には1秒にもみたない一瞬の出来事である。
異世界アルファザード(惑星アルファザード)の空中神殿の食堂で、オレ(春埼隆人=創造主)と3人の女神たち(ファイナ、アイネ、ヒーリス)と美少女に変身した(雷竜)サンダリオンが、円卓テーブルの周りの椅子に腰かけてだべっている。
オレ(創造主)が138億年前に【大爆発(ビッグ・バン)】を起こして宇宙を創造して以来、実に137回も喧嘩を売られたことがあること。
また、周期的・確率的にはそろそろ138人目の『 敵 』が現れてもおかしくないこと。
…等を女神たち&サンダリオンに語っていた矢先、オレの額に『キュピーン』と第六感が走った。
そして、オレがかっこよく、
「 …ちょうどいいや。 お客さんがお出ましのようだ。 」と呟いた直後、オレの左右と右斜め後ろと左斜め後ろ、そして頭上に、計5つの人影が【空間転移】を使って現れたのだった…。
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5体の人影の出現と同時に、オレのスキル【自動加速(オート・ヘイスト)】が発動し、周りの動きがスローになった。 ( 厳密には、周囲の動きが遅くなったのではなく、オレ自身の反応・思考・行動速度が早くなっているわけだが…。 )
オレは、とりあえず、スキル【並列思考(マルチ・タスク)】と【千里眼】を発動した。
肉眼で目の前を目視しながら思考しつつ、【並列思考】で増やした思考は【千里眼】での俯瞰視点(自身と周囲を斜め上から見る視点)に割り当てた。
こうすることで、死角が(ほぼ)なくなる。
さて…襲ってきた5人の容姿を確認してみるか。
左右と左右後方に現れた4人は どうやら女冒険者のようだ。
右から、戦士、武闘家、侍(サムライ)、騎士…というように、職業(クラス)は様々だ。
戦士は、身長180cmくらい、赤毛の蓬髪、筋肉質で やや褐色な身体を露出の激しいビキニアーマーで守護っている(まもっている)。 ( …ってゆーか、ビキニアーマーって あんま防具の意味ないような… )
ちなみに、武器は両手持ちのグレート・アックス(巨大な斧)で、それを大きく振りかぶっている。
武闘家は身長150cmくらいと小柄で、黒髪を左右にお団子ヘアでまとめている。
中国の拳法家が着るような衣装を身にまとっている。
ちなみに、衣装は緑系統の配色だ。
無手(武器を手にしていない状態)だが、左手を前にかざして右こぶしを自身の腰のあたりまで引いていることから、突進しながらの中段突きを狙っているようだ。
侍は身長160cmくらいで、黒髪を頭の上(やや後方)で束ねている。
…まぁ、言い方を変えればポニーテールだ。
服装は時代劇の侍のような格好だ。
武器は、宮本武蔵のように、右手には長刀、左手に小刀の二刀流だ。
右手の長刀は自身の顔の左側まで振りかぶり、左手の小刀を自身の腰のあたりまで引いている。
おそらく、右手の長刀を自身の左から右方向にかけて振りぬきつつ、左手の小刀でオレの胴体への突きを狙っているのだろう。
騎士は身長が170cmくらいで、金髪碧眼のエルフだ。 ( ちなみに、髪型はロングヘア。 )
水色っぽい鎧を身に着けているのだが…腰と両腕と両脚には鎧を身に着けているが、胸の部分だけはチェインメイル(鎖かたびら)を身に着けている。
おそらく、巨乳の為、大きいサイズの硬い胸部鎧を身に着けてしまうと、剣を振る時に邪魔になってしまうので、(硬い鎧に比べ)伸縮性や柔軟性に優れたチェインメイル(鎖かたびら)を選択したのだろう。
また、背には青いマントを羽織り、手には長剣(ロングソード)を携えている。
構えはシンプルな中段の構えだが、シンプル故に上段にも下段にも派生しやすい。
その中段の構えのまま、オレの方に突っ込んで来た。
4人とも人間としては最高クラスの実力を持っていることがうかがえる。
おそらく、このアルファザードの冒険者ランクで言ったらSSSランク(トリプルエスランク)の冒険者といえるだろう。
アイネやファイナほどではないが、相当な実力者であることは間違いない。
…ちなみに、4人とも巨乳の美少女である…(///)
そして、先ほどの4人とは別に、オレの頭上に【空間転移】してきた一人は…
鼻が高く彫りが深い金髪の美女で、身長は170cmほど、細長い手足、巨乳なのにウエストはキュッと引き締まっており、一見するとハリウッド女優かトップモデルのようなルックスだ。
…しかし、よく見ると、肌の色は病的なまでに白く、瞳は不気味に赤く輝き、口元からは犬歯と呼ぶには大きすぎる『牙』がのぞいている…。
明らかに女吸血鬼(ヴァンパイア)だ。
その吸血鬼は、黒色と赤色を基調としたドレスのような衣装を身にまとい、右手の爪は30cmほどまで長く伸びている。
また、その爪には不気味な赤い光が宿っている。
その赤い光は、おそらく、オレ(=創造主)の本来の姿が概念体なので、概念体や精神体にもダメージを与えられる能力を爪に付加しているのだろう。 ( まぁ、仮に、オレ=創造主がその攻撃を受けたとしても、ダメージを受けるとは思えないがな…。 )
この女吸血鬼からは、先ほどのSSSランクに匹敵する4人を遥かに上回る別次元の力を感じる。
見たところ、4人の女冒険者は(首筋に噛まれたような跡こそ無いものの、)何らかの洗脳催眠にかかっているようだ。
おそらく、この女吸血鬼によって洗脳催眠をかけられ、操られているのだろう。
…となれば、まずは…
オレは上方の女吸血鬼の顔面に、ボクシングで言う右ストレート、空手で言う正拳突きを叩き込んだ!!
『 ドオォォォンッッッ!!! 』
凄まじい音と衝撃波(ソニック・ウェーブ)と共に、女吸血鬼の顔がはじけ飛んで消滅した!!
…と同時に、その拳圧(衝撃)は空中神殿の食堂の大理石の天井をまるごと吹き飛ばした!!
女吸血鬼の(首から上を失った)胴体は、天井が吹き飛び青空が見晴らせるようになった空中神殿の食堂から上空に数百メートル吹き上げられた。
続いて、4人の冒険者たちに対してなのだが…先ほども言ったように、吸血鬼に洗脳催眠で操られているだけのようで、悪人というわけではないようだ。 ( むしろ、SSSランク相当の冒険者なので、元の世界では『勇者』とか『英雄』という扱いなのかもしれない…。 )
なので、顔面パンチはやめて、とりあえずは、腹部へ軽く掌底を当てるにとどめることにした。
戦士、武闘家、侍、騎士の順で、一瞬にして腹部に掌底を命中させる。 ( もちろん、全部、手加減してだ。 )
4人の冒険者は一瞬で吹っ飛び、食堂の大理石の壁を突き破って隣の部屋まで吹っ飛んだ。 ( ちなみに隣の部屋は、一般的にイメージされているギリシャ神殿のように大理石の柱が立ち並んでいる部屋…文字通りの神殿になっている。 )
普通の人間であれば当然即死だろうが、SSSランク相当の冒険者4人…しかも、近接戦闘職の4人なので、この程度は大したダメージにはなっていないだろう。
尚、この5人がオレの周囲に【空間転移】で出現してから、オレが女吸血鬼の頭部を殴って吹っ飛ばしつつ冒険者4人の腹部に軽く掌底を当てて吹っ飛ばすまでの時間は、実際には1秒にもみたない一瞬の出来事である。
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