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812:忠告
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「彼に、いえ、広場で銃を人に向けて撃った方に
忠告です。
命が惜しくば、何も言わず、何も語らず、
すぐにでも王都を離れろ。
と。」
でないと、わたしがどうにかしてしまいそうだ。
「王都から離れる?そんなことできない!!」
「しかし、命には変えられないでしょ?
しかも、報酬は半分もらっている。
まだ、話の分かる貴族なんですよ?
渡さないで、そんなこと知らないという貴族が大半だ。
ニックの話は嘘ではないですよ?」
「いやよ!そんなこと!!
保護してください!頼まれただけなんですから!!
それに、残りももらわないと!!
500リングの約束なんです!その半分だけなんですよ!!」
「保護すれば、その彼がモウを撃ったと公言するようなものだ。
マティスは押さえられるでしょう。例え緑目だとしてもね。
権力はないから。
だが、コットワッツ領国、領主セサミナ殿が引き渡せというのなら、
軍部はそうするしかない。
領国と争ってまでその彼を守ることもできない。」
「そんな!
天秤院に行きます!守ってくれるはず!」
「もちろん。天秤院は守ってくれるでしょう。
コットワッツからも、その貴族からも。
ただ、天秤院は公平だ。人を撃ったことに対して、
罰を与えてくる。報酬をもらっていること、
実行していることで言い逃れできない。
強制労働ですよ?」
「いや!いや!!!!」
1度目の忠告。
「ならば、その彼に、こういってみれば?
その貴族は必ず接触してくるはず。
おそらく、その彼はあなたを通じて、ルカリの動きが聞きたかったはず。
ルカリの動き、軍部の動きですね。
臨時会合後集まりがあるというのは皆が知っていること。
今回はわたしたちが商売のために呼んでもらいましたが。
その次の集まりの話を聞きたいはず。
それに、彼から言われてませんでしたか?
できるだけモウの話を話題にするようにって?」
「ええ!そう言われてます!!
ほんとに、どんどん話が変わっていくから!
できるだけモウのことを話題にするようにって!
そう!その貴族じゃなくて、彼から!!」
「やはり。
だから、また彼に連絡が来るはず。
それで、その貴族と交渉するんですよ。
保護しろって。出ないと天秤院に行くって。
その貴族も同罪だ。
きっと保護してくれるはず。」
「そうね!そう、ええ、そう言っておくわ!」
「一番いいのは、門が開けば、すぐに出ることですよ?
王都を出てまで追ってくることはない。
これは、本当に最善の方法です。
250リングで十分だと思うことですよ?」
2度目の忠告。
「いやよ!お芝居を見てないのに!
ガイライ様の紹介なんですよね?
楽しみ!!」
「・・・そうですか、演者の方にもそう言っておきましょう。
命をかけてまでも劇が見たかったと、ね。」
笑顔でそう答えた。
これ以上は何もできない。いや、しない。
「あははははは!ほんとに!!」
「「あはははははは!!!!!」」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
(おーい、ガイライ?上官命令おぼえてる?)
(・・・殺気がわかるかどうかの実験だ)
(その笑顔でそれは余計怖いからやめて?)
(・・・承知)
情けない。
話を聞きながら知らずに殺気が出ていたようだ。
終始にこやかに、それはそうだと、同意、共感し、頷く。
否定はしない。でも、だけど、しかしは禁句。
体は対象者の向くのがいいが、無理な場合は、
肩のみ、もしくは手は、対象者の方に向ける。
手を握ってやるのも効果的だが、
異性の場合は結婚詐欺以外はしないように。
結婚詐欺?
以外は?
その詐欺ならいいのか?
「モウ?これは、その、言われてみればわかるのですが、
習うのですか?」
「どこかで読んだ。うる覚え。
が、カリクは実践していた。
けっして否定はなかった。そうだろ?」
「ああ!」
モウに商売をするにあたっての話の中で
教えてもらったことだ。
「親の仇を褒め称えていれば、そうですね。
主の悪口を言われても、そうなんですね。
これだ。できるか?」
「それもですか?しかし!」
「ほれ!否定はダメだ。
そうですね、わかりますって、笑顔でいってみな?」
「・・・・。」
「あのな?ああ、口が悪くなる。
あのね?それで、主が死ぬのか?
親の仇が金持ちになるのか?
金持ちになるのは商売人である我らだ。
おわかりーた?セニョリータ?
セニョリータは違うな?
お分かりか?」
「・・・・。」
「否定するときは、自分はこう思っていた、
それは違うのか?と聞く時だけだ。
が、これも話の軌道を補修する場合のみ!
こちらの話は二の次、いや、百の次だ。」
「・・・・。」
「困った奴だな。
主の悪口に共感、同意して何が嫌なんだ?
わたしの耳にはいったら勘違いされるかもって?
わたしはそんなお間抜けなのか?
それより、そこで否定して、商売のチャンスを逃がすほうが問題だわ!
が、決して己から言わないように。
ただの共感、のふりだ。
そうなんですね、ああ、わかります。
ありますねー、それ!
これね。それならできるだろ?
その言葉が嘘か誠か、
主なら、わかる。
母ならごまかそうとしていることもわかる。ね?問題はない。」
「はい!」
「お!その笑顔!いいねぇ!」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
ルカリの会は、楽しく終了した。
行商もまずまずだろう。
今は軍部の鍛練場だ。
ここは軍所属なら誰でも使えることになっている。
誰もいないのが情けないところだが、
話すにはちょうどいい。もちろん鍛錬しながら。
防音も忘れずに。
「ガイライ殿と話していた彼女、機嫌よく帰りましたが、
何かありましたか?」
「彼女、ルカリから見てどうだ?」
「銃に興味があるようでしたね。支給された話を聞いて、
軍部まで尋ねてきました。
もちろん、見せてませんよ?
興味本位で見せるものでも、見るものでもない。」
「ルカリよ?お前は?銃は?弾が出なくなるまで撃った?」
「ええ、あっという間でした。
それからは何も。売っているものもいましたね。
銃と弾も。
あの?彼女は?」
「あれが、モウを撃った関係者を知っているようだ。」
ルカリにまで話すことはない。
聞いた話を聞いたということだ。
「え?」
「店をやってるな?その店に通っていた軍部の人間、
それを調べろ。
お前は動くなよ?生徒たちの噂話の範囲でいい。
調べていると悟られるな。できるな?」
「もちろん。しかし、彼女は、、」
「すぐにでも行方不明だ。関係者でもな。
生きているんなら、ガイライが聞いた話は全て誘導だ。
その話を聞いたこちらがどうでるか、探ってる。
いつから、集まりに来てるんだ?」
「最初から来てましたが、毎回ではないですね。
店をやってるので、他の女性たちとはちょっと立場が違います。
みな、お茶を飲むだけで集まれるんですよ。」
「「?」」
「言葉が悪いですが、暇なんです。」
「ああ!この前集まった、4人、
来てなかったな。あの場所は?」
「もう一人、場所を提供する娘がいるんですよ。
最初に安くしろと言った娘。
この前の4人だけで焼き菓子を食べたことを、
何処からか聞いてきて、次の集まりは自分が準備すると。
彼女たちにも派閥があって、どちらかを優遇したことは、
ないのですが、すぐに険悪になります。
おそらく明日にも、自分のところでも行商と体術を教えてくれと
言いに来るとおもいますが、お願いできますか?」
「かまわんよ?結構売れたしな!」
「・・・ニック隊長。
その売り上げでは一晩は飲めませんよ?
その、本当に予算、出ないんですか?
わたしの給金を使ってください。」
「心配するな!予算は戻ったんだよ、今まで貯めてたぶん!」
「おお!」
「で、あの女な、どっちに派閥?派閥っていうの?」
「どちらでもないですね。
なにかを持ってくることもないし、話を披露するわけでもない。
しかし、関係者ですか?」
「何処からか聞いた話なんだろ?
それをガイライが口止めしたにも関わらず、
まだ自慢げに話してしまうんなら、
どうしようもない。
お前が匿いたいのならお前が個人でしろ?
が、元上官としていうが、関わるな。
忠告したぞ?」
「わかりました。」
「が、探りだけはいれてくれ。
じゃ、資産院いって、予算確認してこよう。
今日の飲み代取ってこないとな!
ほんと、戻ってよかったよ。
これだけは、リーズナに感謝しないとな。
・・・・いや、しないぞ!
俺のやり方でも同等の予算は取れたんだから!
良し!飲みに行こう!!」
「また!ニック隊長は!!
ガイライ殿!モウ殿のこともあるのに!いいのですか?」
「ん?かまわんだろ?
モウのことだが、あれは寝不足だっただけだ。
心配するな。」
「なんだ!!よかった!」
「お前も飲みに行こう!
リカの兄貴ならかまわんしな!」
「ええ!」
忠告です。
命が惜しくば、何も言わず、何も語らず、
すぐにでも王都を離れろ。
と。」
でないと、わたしがどうにかしてしまいそうだ。
「王都から離れる?そんなことできない!!」
「しかし、命には変えられないでしょ?
しかも、報酬は半分もらっている。
まだ、話の分かる貴族なんですよ?
渡さないで、そんなこと知らないという貴族が大半だ。
ニックの話は嘘ではないですよ?」
「いやよ!そんなこと!!
保護してください!頼まれただけなんですから!!
それに、残りももらわないと!!
500リングの約束なんです!その半分だけなんですよ!!」
「保護すれば、その彼がモウを撃ったと公言するようなものだ。
マティスは押さえられるでしょう。例え緑目だとしてもね。
権力はないから。
だが、コットワッツ領国、領主セサミナ殿が引き渡せというのなら、
軍部はそうするしかない。
領国と争ってまでその彼を守ることもできない。」
「そんな!
天秤院に行きます!守ってくれるはず!」
「もちろん。天秤院は守ってくれるでしょう。
コットワッツからも、その貴族からも。
ただ、天秤院は公平だ。人を撃ったことに対して、
罰を与えてくる。報酬をもらっていること、
実行していることで言い逃れできない。
強制労働ですよ?」
「いや!いや!!!!」
1度目の忠告。
「ならば、その彼に、こういってみれば?
その貴族は必ず接触してくるはず。
おそらく、その彼はあなたを通じて、ルカリの動きが聞きたかったはず。
ルカリの動き、軍部の動きですね。
臨時会合後集まりがあるというのは皆が知っていること。
今回はわたしたちが商売のために呼んでもらいましたが。
その次の集まりの話を聞きたいはず。
それに、彼から言われてませんでしたか?
できるだけモウの話を話題にするようにって?」
「ええ!そう言われてます!!
ほんとに、どんどん話が変わっていくから!
できるだけモウのことを話題にするようにって!
そう!その貴族じゃなくて、彼から!!」
「やはり。
だから、また彼に連絡が来るはず。
それで、その貴族と交渉するんですよ。
保護しろって。出ないと天秤院に行くって。
その貴族も同罪だ。
きっと保護してくれるはず。」
「そうね!そう、ええ、そう言っておくわ!」
「一番いいのは、門が開けば、すぐに出ることですよ?
王都を出てまで追ってくることはない。
これは、本当に最善の方法です。
250リングで十分だと思うことですよ?」
2度目の忠告。
「いやよ!お芝居を見てないのに!
ガイライ様の紹介なんですよね?
楽しみ!!」
「・・・そうですか、演者の方にもそう言っておきましょう。
命をかけてまでも劇が見たかったと、ね。」
笑顔でそう答えた。
これ以上は何もできない。いや、しない。
「あははははは!ほんとに!!」
「「あはははははは!!!!!」」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
(おーい、ガイライ?上官命令おぼえてる?)
(・・・殺気がわかるかどうかの実験だ)
(その笑顔でそれは余計怖いからやめて?)
(・・・承知)
情けない。
話を聞きながら知らずに殺気が出ていたようだ。
終始にこやかに、それはそうだと、同意、共感し、頷く。
否定はしない。でも、だけど、しかしは禁句。
体は対象者の向くのがいいが、無理な場合は、
肩のみ、もしくは手は、対象者の方に向ける。
手を握ってやるのも効果的だが、
異性の場合は結婚詐欺以外はしないように。
結婚詐欺?
以外は?
その詐欺ならいいのか?
「モウ?これは、その、言われてみればわかるのですが、
習うのですか?」
「どこかで読んだ。うる覚え。
が、カリクは実践していた。
けっして否定はなかった。そうだろ?」
「ああ!」
モウに商売をするにあたっての話の中で
教えてもらったことだ。
「親の仇を褒め称えていれば、そうですね。
主の悪口を言われても、そうなんですね。
これだ。できるか?」
「それもですか?しかし!」
「ほれ!否定はダメだ。
そうですね、わかりますって、笑顔でいってみな?」
「・・・・。」
「あのな?ああ、口が悪くなる。
あのね?それで、主が死ぬのか?
親の仇が金持ちになるのか?
金持ちになるのは商売人である我らだ。
おわかりーた?セニョリータ?
セニョリータは違うな?
お分かりか?」
「・・・・。」
「否定するときは、自分はこう思っていた、
それは違うのか?と聞く時だけだ。
が、これも話の軌道を補修する場合のみ!
こちらの話は二の次、いや、百の次だ。」
「・・・・。」
「困った奴だな。
主の悪口に共感、同意して何が嫌なんだ?
わたしの耳にはいったら勘違いされるかもって?
わたしはそんなお間抜けなのか?
それより、そこで否定して、商売のチャンスを逃がすほうが問題だわ!
が、決して己から言わないように。
ただの共感、のふりだ。
そうなんですね、ああ、わかります。
ありますねー、それ!
これね。それならできるだろ?
その言葉が嘘か誠か、
主なら、わかる。
母ならごまかそうとしていることもわかる。ね?問題はない。」
「はい!」
「お!その笑顔!いいねぇ!」
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
ルカリの会は、楽しく終了した。
行商もまずまずだろう。
今は軍部の鍛練場だ。
ここは軍所属なら誰でも使えることになっている。
誰もいないのが情けないところだが、
話すにはちょうどいい。もちろん鍛錬しながら。
防音も忘れずに。
「ガイライ殿と話していた彼女、機嫌よく帰りましたが、
何かありましたか?」
「彼女、ルカリから見てどうだ?」
「銃に興味があるようでしたね。支給された話を聞いて、
軍部まで尋ねてきました。
もちろん、見せてませんよ?
興味本位で見せるものでも、見るものでもない。」
「ルカリよ?お前は?銃は?弾が出なくなるまで撃った?」
「ええ、あっという間でした。
それからは何も。売っているものもいましたね。
銃と弾も。
あの?彼女は?」
「あれが、モウを撃った関係者を知っているようだ。」
ルカリにまで話すことはない。
聞いた話を聞いたということだ。
「え?」
「店をやってるな?その店に通っていた軍部の人間、
それを調べろ。
お前は動くなよ?生徒たちの噂話の範囲でいい。
調べていると悟られるな。できるな?」
「もちろん。しかし、彼女は、、」
「すぐにでも行方不明だ。関係者でもな。
生きているんなら、ガイライが聞いた話は全て誘導だ。
その話を聞いたこちらがどうでるか、探ってる。
いつから、集まりに来てるんだ?」
「最初から来てましたが、毎回ではないですね。
店をやってるので、他の女性たちとはちょっと立場が違います。
みな、お茶を飲むだけで集まれるんですよ。」
「「?」」
「言葉が悪いですが、暇なんです。」
「ああ!この前集まった、4人、
来てなかったな。あの場所は?」
「もう一人、場所を提供する娘がいるんですよ。
最初に安くしろと言った娘。
この前の4人だけで焼き菓子を食べたことを、
何処からか聞いてきて、次の集まりは自分が準備すると。
彼女たちにも派閥があって、どちらかを優遇したことは、
ないのですが、すぐに険悪になります。
おそらく明日にも、自分のところでも行商と体術を教えてくれと
言いに来るとおもいますが、お願いできますか?」
「かまわんよ?結構売れたしな!」
「・・・ニック隊長。
その売り上げでは一晩は飲めませんよ?
その、本当に予算、出ないんですか?
わたしの給金を使ってください。」
「心配するな!予算は戻ったんだよ、今まで貯めてたぶん!」
「おお!」
「で、あの女な、どっちに派閥?派閥っていうの?」
「どちらでもないですね。
なにかを持ってくることもないし、話を披露するわけでもない。
しかし、関係者ですか?」
「何処からか聞いた話なんだろ?
それをガイライが口止めしたにも関わらず、
まだ自慢げに話してしまうんなら、
どうしようもない。
お前が匿いたいのならお前が個人でしろ?
が、元上官としていうが、関わるな。
忠告したぞ?」
「わかりました。」
「が、探りだけはいれてくれ。
じゃ、資産院いって、予算確認してこよう。
今日の飲み代取ってこないとな!
ほんと、戻ってよかったよ。
これだけは、リーズナに感謝しないとな。
・・・・いや、しないぞ!
俺のやり方でも同等の予算は取れたんだから!
良し!飲みに行こう!!」
「また!ニック隊長は!!
ガイライ殿!モウ殿のこともあるのに!いいのですか?」
「ん?かまわんだろ?
モウのことだが、あれは寝不足だっただけだ。
心配するな。」
「なんだ!!よかった!」
「お前も飲みに行こう!
リカの兄貴ならかまわんしな!」
「ええ!」
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