いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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セサミナは、ずっとさみしかったのか?
しかし、エイガをみて?
影響を受けたと?
どんな?

考えているうちにセサミナも深く眠りにつく。

(ルグ?セサミナが寝た。1じかんと半分で起きる。
それまで鍛練を)
(セサミナ様に何があったんですか?)
(疲れただけだ、心配するな。
起きたらアバサとルーはコットワッツに送るから。
ドーガーとオーロラの手合わせはいいぞ?
問題があれば止めれるだろ?
お前とはダメだ。ドーガーでは止められない)
(わかりました)

・・・ワイプか。
うるさいな。

(ワイプ?)
(呼んでたのに!!)
(愛しい人が寝入ったんだ。うるさい声は閉じていただけだ)
(あなたにですよ!)
(うるさいだろ?だから私もだ。で?なんだ?)
(問題は?)
(ない。報告はいってるだろ?)
(心配無用といわれてそれ以上わからない!今は?寝てる?)
(そうだ。少しだけな。ずっと寝てなかったんだ。
体は慣れてきているが、やはり一日一度は寝たほうがいいようだ。
お前との鍛錬疲れもあるだろう。
ここでの話が終われば、ゆっくりさせてもらう)
(そうですね。
さきに、新軍隊長に何をしたかわかりますか?
かなりうるさく立ち回っているようです。
ルパラ殿にローブを着せたときに何をいいました?
タゼリー殿には?
そのとき、こっちの手のものが誰もいなかったんですよ!)
(ルパラか?あれには、れでぃと呼んでいたな)
(また名前を付けたんですか!)
(いや、女性?乙女?そういう総称らしい)
(それで?)
(あの男の方も同じだが、強い、と)
(強い?言霊?)
(違うだろ?強いと言われて強くなれるのはもともと強いんだよ。
どうして?)
(銃をあの場で使ったことについて、調べが入ってます。
それも新軍軍隊長の指示で!かなり強行ですよ!
まわりまわって、こっちに調べろと来たんですよ!!)
(調べればいいだろ?)
(それどころじゃない!
モウに傷でもつけたのならそちら優先ですが、
そうじゃないのに!今、人員を割くことはできないし、
あとで、モウにばれたらどうなることか!)
(そうか?)
(彼女はわたし以上に仕事人間でなんですよ!
いまの優先順位は資産院本来の仕事が上位だ!)
(では、うちの新人オーロラの手柄をお前にやろう)
(オーロラ?だれ?)
(あれだ、元天文院の隠密だ。カップに圧を掛けた。
前の名前はシクロストだったか?今はルグのオーロラになった)
(なにそれ?)
(説明は後でしてやる。オーロラがニバーセルに来て最初に雇った奴、
オーロラを使っていた奴、ノトンもそうらしい。
そこら辺を調べてくれ。あれは、8歳で、
金、リングの価値を知らない。
一日1銀貨で、特別なリングだと騙されていた)
(騙されるようなこと?)
(わからんな。リリク出身らしい。幼い時の名前はオウィだ。
私の可愛い坊やという意味らしいがな。トックスの話だ)
(後で必ず詳しく説明を。その手柄というのは?)


数字付のカレー皿を移動させた。
そのときの説明と。


(わかりました)
(ツイミたちは?)
(なにも。問題ありません)
(ソヤは?)
(フラン様ですよ?なんとしても資産院に入ってもらいます!)
(そうか。本人が望めばだぞ?)
(もちろん)

─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘


「うわ!移動した?ルグのとまた違うな!」


オーロラと外に出るには抱える必要があったから。

「ルグさん?セサミナ様は大丈夫なんでしょうか?」
「そうだな。かなり心乱れていたから。それはわたしもだったんだが。
それを含めて、マティス様がおさめてくれるだろう。
本来は我々の仕事なんだがな。」
「そうですね。」

新人3人、といっていいのか、
オーロラとアバサ、ルーが
モウ様が起きたときにする演技?を練習している。

「同じ動きを3人で一緒にするのがいいんじゃないか?」
「こう?」
「ちょっと大げさに?」


「「「監督!!素晴らしい!!」」」


なんだそれは?

「さ!それはいいから、鍛練をしよう。
いいか?マティス様がしておけといった時にしておかないと、
必ず後で、あの時やっておけばよかったということになる。
始めるぞ!
アバサ?ルーもかまわないな?」
「「もちろん!!」」
「オーロラもいいな?なんだ?なにかしたい鍛錬があるか?」
「え?いいの?したいもの言っていいの?」
「?いいぞ?鍛錬内容だぞ?」
「俺、あの重くなる奴がしたい。」
「ああ、そうだな。では、気の鍛錬から。
ドーガーもかまわないな?」
「もちろんです。あー、オーロラ?
わたしはそれは得意だから!
なんだったら、わたしが教えてやろうか?」
「そうなんだ!じゃ、教えてくれ!」
「え?」
「え?」

(ドーガー?オーロラはまさしく子供なんだ。
よその子供より、うちのローチよりも、
恐ろしいくらい素直だ。お前がそんなことで威張っても
何も思わないぞ?)
(そ、そうなんだ)
(子供に教えるように教えてくれ。
それで、知らないことに対して子供だと見下すな?)
(わかりました)

「では、ドーガーとオーロラは荷重の鍛錬。
わたしとアバサ、ルーは気を感じることを鍛錬しよう。
気というものに気付いてしまえば、後は慣れだ。」


途中、セサミナ様が寝たとマティス様から連絡が来た。
寝た?疲れていたのか?
いや、違うな。安心したということだろう。

1じかんとその半分。
もう少し気の鍛錬をしてから、2人の手合わせをしよう。



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