686 / 869
686:納得
しおりを挟む
「先に戻ってくれ、後から行く。モウちゃん?」
「ん?ムムロズさんとお話?」
極力移動は使わない。
ゾロゾロと館を出るところだ。
「念押しだな。」
「あのままなら問題ないんよ?ザスは。」
「わかっている。」
「それにあくまでも、故郷での話だ。」
「わかっている。」
「ん。気をまとって匂いを遮断する方法は教えてあげてね。
さすがにあの作業はつらい。
クインタは修行次第だろうね。セサミンも頑張ったから。
それって、もともとルグの発案だから、たぶん気を練れる人は皆出来る。」
「そうだな。あれに、移動の話をしてもできるようにはならないのか?」
「説明してできるのなら、とっくの昔に皆出来てると思うよ?
無理なんじゃないかな?
石使いだって、あんな大きな石を使って少しの距離だから。」
立ち止まりうつむくニックさん。
「俺はなんでできるんだろうか?」
マティスが膜を張る。完全防音タイプだ。
マティスにも聞こえない。わたしの心の動きだけ。
廻りをまたガイライが警戒していく。
ツイミさんは、なんか書き出していってる。ちょっと怖い。
膜の中は2人だけ。
「つらい?」
「いや、そんなことはない。」
「移動と呼び寄せができれば、かなりのことができる。
商売も、軍としての能力も。
1人で、一中隊に匹敵するかもしれない。
その力を自分だけが持つ。
つらい?」
「いや、できてよかったと思う。」
「できればできるほど、することが増える。
兵站なんかいらない。土豪もあっという間にできる。
若い兵士が死ぬことを防ぐことができる。
その代わり己の負担が大きくなる。
つらい?」
誰もが思うことだ。
「いや、できることは限られている。
現に、砂抜きは出来なかったし、
サイ一頭を移動することは出来なかった。
軍人はできることをできる範囲でするだけだ。
決して己を犠牲にはしない。
最初に叩き込まれることだ。」
「うん。それで?」
「・・・。なぜ、俺ができて、ムムロズはできない?」
「ふふ。元に戻るね。
セサミンが教えてくれたけど、
わたしが説明をしたってことが重要らしい。
マティスや、セサミナ、ガイライやニックさんがほかの人に、
わたしの説明とおなじ文言を言っても理解はできないみたい。」
「じゃ、モウちゃんがムムロズに説明すればできるのか?」
「あの人わたしのことは受け入れてないよ?
これも条件なんだ。
商売相手としてみてくれている。それも嫌な相手だとしてね。
ニックさんは受け入れてくれているからね、わたしを。」
「異国から来たってことか?それを受け入れたら?」
「それでも、ダメだろうな。」
「どうして?」
「だって、あの人はマティスには必要ない。」
「!」
「これが条件だ。これを言うのは初めてだけど。
マティスがマティスであるためには、セサミナがいる、ワイプがいる。
セサミナの為にはルグとドーガーがいる。
ワイプの為にはツイミ兄弟がいる。
マティスにとっているかいらないかだ。
マティスの成長にはガイライとニックさんがいる。
だから話をした。
それだけだ。
ニックさん?わたしを見て?」
下を向いていたニックさんがわたしを見て、また下を向いた。
わたしは緑の目になっている。
意識すればそうなってしまうようだ。
これは言霊で姿かたちを変えているわけでもない。
つい最近気づいた。
「内緒だよ?マティスもまだ知らない。
雨の日に教えてあげるの。
きっと喜ぶよ?それまで内緒ね。」
「あはははははは!
わかった。納得がいった。」
「あまりにも薄情だと思った?」
「いや、違うよ。
ムムロズの問いにすべて答えないとあれは納得はしない、
理解はしない。
その前にもっと俺がモウちゃんを理解しないといけないと思った。
対価の話であそこまで割り切れるのかと驚いたんだ。
あのやり取りに嘘やはったりはなかった。
緑の目なら納得だ。
いや、だとすればかなりの譲歩がある。それは?」
「マティスもでしょ?ガイライが言うにはマティスの対象は
わたしとわたしが望む世界だ。
わたしはマティスとマティスがマティスである世界だ。」
「ああ。そうか。」
「マティスの世界にはニックさんが必要なんだよ。」
「モウちゃんは?俺は必要?」
「・・・・。」
「いらないか?」
「ここだけの話、ニックさんって超真ん中ドスライクのタイプなのよ。
ものすごく好みなのね。
だからいるっていったらマティスに殺されるんだけど?」
あ、膜が取れた。
「愛しい人!何を照れてるんだ!!ニックなにをした!!死ね!!!!」
「あははははははは!!!!
死にたくないし、お前では無理だ!!
じゃ、後でな。」
完全に気配を断たれた。
マティスもキョロキョロしてる。わからないんだ。
「うふふふ。マティス!頑張ろうね!打倒ニックだね!」
「もちろんだ。で?ニックは?大丈夫なのか?」
マティスだってニックさんの気持ちを分かっている。
「うん。ちゃんと話をしないとね。ガイライ?
あとで、話を聞いてあげてね。」
「モウ、自分が不甲斐ないです。」
「またそんな風にいう。違うよ?
彼もあなたも軍人だ。最短で解決しようとしていただけだ、問題を。
ムムロズさんと話せばわたしのことをもっと鋭く聞いてくる。
知らないなって言えないでしょ?それだけで説得力は半減する。
わたしのことを話しても理解できる出来ないは別問題で、
説明するニックさんが理解していないとね。
さ、ルカリさんと手合わせしないと!
その前にお風呂入りたい。マティス、一緒に入ろう!」
「いいな!戻るぞ!」
ツイミさんがいるので、ガイライの館に皆で戻った。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
「ムムロズ?」
「皆は戻ったのか?」
「俺もすぐに戻る。貸し借りはすでにないよな?」
「そうだな。ザスの話が本当だとすればな。お前がテンレのことを黙って、
仕事を引き渡したことはな。」
「でもさ、それ、感謝してもいいんじゃない?」
「また別の話だ。」
「そうか。それはもういいな。」
「そうだ。で?あれはなんだ?」
「まずは俺の話をしよう。
マティスがイリアスに訪ねてきたところから。」
「ん?ムムロズさんとお話?」
極力移動は使わない。
ゾロゾロと館を出るところだ。
「念押しだな。」
「あのままなら問題ないんよ?ザスは。」
「わかっている。」
「それにあくまでも、故郷での話だ。」
「わかっている。」
「ん。気をまとって匂いを遮断する方法は教えてあげてね。
さすがにあの作業はつらい。
クインタは修行次第だろうね。セサミンも頑張ったから。
それって、もともとルグの発案だから、たぶん気を練れる人は皆出来る。」
「そうだな。あれに、移動の話をしてもできるようにはならないのか?」
「説明してできるのなら、とっくの昔に皆出来てると思うよ?
無理なんじゃないかな?
石使いだって、あんな大きな石を使って少しの距離だから。」
立ち止まりうつむくニックさん。
「俺はなんでできるんだろうか?」
マティスが膜を張る。完全防音タイプだ。
マティスにも聞こえない。わたしの心の動きだけ。
廻りをまたガイライが警戒していく。
ツイミさんは、なんか書き出していってる。ちょっと怖い。
膜の中は2人だけ。
「つらい?」
「いや、そんなことはない。」
「移動と呼び寄せができれば、かなりのことができる。
商売も、軍としての能力も。
1人で、一中隊に匹敵するかもしれない。
その力を自分だけが持つ。
つらい?」
「いや、できてよかったと思う。」
「できればできるほど、することが増える。
兵站なんかいらない。土豪もあっという間にできる。
若い兵士が死ぬことを防ぐことができる。
その代わり己の負担が大きくなる。
つらい?」
誰もが思うことだ。
「いや、できることは限られている。
現に、砂抜きは出来なかったし、
サイ一頭を移動することは出来なかった。
軍人はできることをできる範囲でするだけだ。
決して己を犠牲にはしない。
最初に叩き込まれることだ。」
「うん。それで?」
「・・・。なぜ、俺ができて、ムムロズはできない?」
「ふふ。元に戻るね。
セサミンが教えてくれたけど、
わたしが説明をしたってことが重要らしい。
マティスや、セサミナ、ガイライやニックさんがほかの人に、
わたしの説明とおなじ文言を言っても理解はできないみたい。」
「じゃ、モウちゃんがムムロズに説明すればできるのか?」
「あの人わたしのことは受け入れてないよ?
これも条件なんだ。
商売相手としてみてくれている。それも嫌な相手だとしてね。
ニックさんは受け入れてくれているからね、わたしを。」
「異国から来たってことか?それを受け入れたら?」
「それでも、ダメだろうな。」
「どうして?」
「だって、あの人はマティスには必要ない。」
「!」
「これが条件だ。これを言うのは初めてだけど。
マティスがマティスであるためには、セサミナがいる、ワイプがいる。
セサミナの為にはルグとドーガーがいる。
ワイプの為にはツイミ兄弟がいる。
マティスにとっているかいらないかだ。
マティスの成長にはガイライとニックさんがいる。
だから話をした。
それだけだ。
ニックさん?わたしを見て?」
下を向いていたニックさんがわたしを見て、また下を向いた。
わたしは緑の目になっている。
意識すればそうなってしまうようだ。
これは言霊で姿かたちを変えているわけでもない。
つい最近気づいた。
「内緒だよ?マティスもまだ知らない。
雨の日に教えてあげるの。
きっと喜ぶよ?それまで内緒ね。」
「あはははははは!
わかった。納得がいった。」
「あまりにも薄情だと思った?」
「いや、違うよ。
ムムロズの問いにすべて答えないとあれは納得はしない、
理解はしない。
その前にもっと俺がモウちゃんを理解しないといけないと思った。
対価の話であそこまで割り切れるのかと驚いたんだ。
あのやり取りに嘘やはったりはなかった。
緑の目なら納得だ。
いや、だとすればかなりの譲歩がある。それは?」
「マティスもでしょ?ガイライが言うにはマティスの対象は
わたしとわたしが望む世界だ。
わたしはマティスとマティスがマティスである世界だ。」
「ああ。そうか。」
「マティスの世界にはニックさんが必要なんだよ。」
「モウちゃんは?俺は必要?」
「・・・・。」
「いらないか?」
「ここだけの話、ニックさんって超真ん中ドスライクのタイプなのよ。
ものすごく好みなのね。
だからいるっていったらマティスに殺されるんだけど?」
あ、膜が取れた。
「愛しい人!何を照れてるんだ!!ニックなにをした!!死ね!!!!」
「あははははははは!!!!
死にたくないし、お前では無理だ!!
じゃ、後でな。」
完全に気配を断たれた。
マティスもキョロキョロしてる。わからないんだ。
「うふふふ。マティス!頑張ろうね!打倒ニックだね!」
「もちろんだ。で?ニックは?大丈夫なのか?」
マティスだってニックさんの気持ちを分かっている。
「うん。ちゃんと話をしないとね。ガイライ?
あとで、話を聞いてあげてね。」
「モウ、自分が不甲斐ないです。」
「またそんな風にいう。違うよ?
彼もあなたも軍人だ。最短で解決しようとしていただけだ、問題を。
ムムロズさんと話せばわたしのことをもっと鋭く聞いてくる。
知らないなって言えないでしょ?それだけで説得力は半減する。
わたしのことを話しても理解できる出来ないは別問題で、
説明するニックさんが理解していないとね。
さ、ルカリさんと手合わせしないと!
その前にお風呂入りたい。マティス、一緒に入ろう!」
「いいな!戻るぞ!」
ツイミさんがいるので、ガイライの館に皆で戻った。
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
「ムムロズ?」
「皆は戻ったのか?」
「俺もすぐに戻る。貸し借りはすでにないよな?」
「そうだな。ザスの話が本当だとすればな。お前がテンレのことを黙って、
仕事を引き渡したことはな。」
「でもさ、それ、感謝してもいいんじゃない?」
「また別の話だ。」
「そうか。それはもういいな。」
「そうだ。で?あれはなんだ?」
「まずは俺の話をしよう。
マティスがイリアスに訪ねてきたところから。」
13
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”
どたぬき
ファンタジー
ある日乗っていた飛行機が事故にあり、死んだはずの井原は名もない世界に神によって召喚された。現代を生きていた井原は、そこで神に”ダンジョンマスター”になって欲しいと懇願された。自身も建物を建てたい思いもあり、二つ返事で頷いた…。そんなダンジョンマスターの”はじまお”本編とは全くテイストの違う”普通のダンジョンマスター物”です。タグは書いていくうちに足していきます。
なろうさんに、これの本編である”はじまりのまおう”があります。そちらも一緒にご覧ください。こちらもあちらも、一日一話を目標に書いています。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる