いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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583:興行

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クスナさんのところに行く前に、わたしの土地に。

ナーチアが最初に完成させた皿はもらって欲しいと言われたので、
それを見せに行こう。


プカプカの処理はこれまで通りに行われている。
きちんと土に埋めればお金にもなる作業だ。
管理費の中からクスナさんが払ってくれる。
クスナさんお仕事が増えてしまったが、
人を雇ってでも、きっちりとしてほしいな。その分の経費は当然払う。

プカプカ以外のごみ等を捨てる輩はここには入れない。
持ち出しもできない。
これ、お願いしているからできるのであって、
それがないと、警備の人も雇わないといけないのか。
お金ってどんどん出ていくのね。


『これが、ナーチア第一弾の白磁だ。
透明感が素晴らしいな。透け具合も。
少し重たさはあるが、それも改良されていくだろう。
白磁の資料館という建物を作るのもいいな!
これは記念に飾っておこうか?
ん?埋めるの?そうなの?では、埋めようか?』


埋めてほしそうなので、埋めておこう。

あとはブラスの様子を見て、ここからクスナさんのところに。


入り口あたりに人がいる。

「見張ってるのかな?」
「そうだな。」
「大変だね。お便所はどうしてるんだろ?」
「・・・愛しい人はいつもそこを気にするな。」
「するでしょ?埋めてくれてるんだろうか?そこら辺にフリーダム?
それはなー、ちょっと嫌だなー。」
「自由?長期に見張るならきちんと始末するだろうな。
自分たちが臭い思いをするから。」
「あ、じゃ、いいね。」

そんなお便所事情を話しながら、櫓宿に向かう。
マトグラーサ側から入って来たと思うのだろう。


「待て!」

見張りじゃないんだ。

「はい。なんでしょうか?」
「入国税を払え。」
「?イリアスは商売をしないのならいらなかったと記憶していますが?」
「変わったんだ。入国一人20リング。」
「高!!」
「決まりだ。2人だから40リングだ。」

それ、わたしたちだから?

「証明書ください。石はこっちで出しますから、
偽造無しということも確認させてください。」
「今はない。」
「では出せません。」
「入国したんだ払え!」
「あなたが不正をして徴収していないと証明できない限り出せません! 」
「疑うのか!」
「疑いたくないから証明書がいるんでしょ?
イリアスの王都広場で商売したときは
立派な証明書が出ましたよ?
同じイリアスなんだから出るでしょ?
施行されて日が浅いって言い訳をするのなら、
不備があったんだ、次回からお願いします。
ああ、商売はしますよ。それは、商売先で払いましょう。
守衛か、商売先かどちらでもいいと、これは確認済みですから。」
「ダメだ!」
「あっそ。では、手書きでかまいません。
それに石の契約を施しましょう。イリアス全土に施行されたものなのか、
ただ、ここの土地から出入りしたものに対しての物なのか。
イスアス王が正式に認めたものなのか、
だれかが勝手に決めたものなのか。」
「・・・この土地の出入りのものだけだ。
第3王子ロマーカ様がお決めになった。」
「なるほど。そのようなことを決める権限があるんですね?
それはイリアス王も認めるところだと?」
「そうだ!!」
「ではそのことを文言に。
それが虚偽のものなら、石の契約によって、
それ相当の罰則があるでしょうね。
だって、イリアス王をもだましたことになるんだから。」
「・・・・。」
「今から櫓宿に行きますから、そこで書きましょうか?」
「お前はここの管理者か?」
「ええ。まかされていますよ。ここの管理を何もかも。
プカプカの埋め立てはクスナさんに任せていますが?」
「そのプカプカは売り値が値上がりしたんだ。
荷車1台分、1000リングだ。」
「なにその話?」
「プカプカの管理は俺たちがすることになった。」
「聞いてませんけど?」
「今日の話だ。」
「あら。どちらにしろ、クスナさんのところに。」


「さっきから呼んでいるな。」
「鳴ってた?」
「いや、震えている。」
「バイブ機能!!月無し石は優秀だね。」

じゃ、駆け足でと、宿に向かう。
向こうも必死についてくる。運動不足気味ですよ?

「クッスナさーぁん!」
「変な風に呼ぶな!よかった!まずいことになった!あ!!」
「うん。今この人たちから聞いたよ?
プカプカの管理、取られちゃったの?」
「違う!街の連中が管理費が入るなら自分たちでするって。
いままで、あの倉庫を貸していたが、あれも買い取るって。」
「それ、いつの話?」
「月が沈んですぐだ。」
「あら、いい時に来たね。あの土地はプカプカを処分するのに必要だから
習得したんだけどな。プカプカを買い取れっていわれたよ?」
「お前たち!捨てるのになんで金をとるんだよ!」
「景気のいいクスナ。
あんたはいいよな。こっちだって金がいるんだよ。
宿も順調だ。忙しいんだろ?だからプカプカの管理を俺たちがするって。
運ぶのも埋めるのも俺たちがやっているんだ。
文句はないだろ?年500だ。
で、プカプカ代は別な。荷車1台で1000リングだ。」
「なるほど。管理費は払うよ?年500。
そのなかに土地の税金と、その支払い手数料も入ってるんだけど?」
「10リングだろ?かまわない。」
「そうなんだ。いいよ。きっちりプカプカだけを埋めてくれれば、
誰が管理しても。中央からの税支払いはあんたが代理でしてね?」
「ああ。で、荷車1台1000だ!」
「いや、それはいらない。お金がかかるんならいらない。」
「なにを言ってるんだ!!プカプカがいるんだろ?」
「いるのはあんたたちだろ?プカプカを埋める土地が。
あのね?
ここの国の第3王子があの土地を寄こせと無茶なことを言ってきたんだよ。
漁業にはプカプカが邪魔だ。
処理する土地がいる。それを取り上げるっていうから手出しできないように
ここの国民以外の人間に譲渡してんだろ?
条件はプカプカの処理を今まで通りできるということだ。
こっちはプカプカがなくても困らない。
あの土地の税を払うだけだ。
自分の土地になったから、きちんとしときたいのが普通だろ?
土に埋めるというのが手間だろうから、
管理費を払うって言ってるんだよ?
なにを勘違いしてるんだか。
それと、クスナさんはうちのお得意様なんだよ。
管理費を払ったって儲けはあるんだよ!
赤の他人がしゃしゃり出て金を寄こせというのは筋違いなんだよ?」
「聞いた話と違うじゃないか!!」
「知らんがな。
じゃ、ここで石の契約をしてしまおうか?
あの土地からここイリアスに入国すれば、1人20リング?
第3王子の発令でイリアス王も認めていると。
入国証明書をかいてくれ。
これは王子と王が認めたことで嘘偽りはないと。
それがあんたたちの戯言だったら、歩くたびに骨が砕けるか?
息をするたびに血反吐を吐くか?
なんせ、国の最高責任者の名前を出したんだ。
もしもだよ?王子も国王の承認を取っていなかったら、
おんなじことになるのかな?
そんなことないよね?そんなことはしないよね?
あの土地の譲渡に関して少しいざこざがあったから、
それで厳しくしているのかな?仕方がないね。
40リング、用意するよ?
さ、証明書を。あなたの名前で書いて?
石はこれぐらい?ちょっと奮発しておこうか?」
「・・・入国税は証明書がこっちに出来てからでいい。
今回は見逃してやる。
管理費の500を先に渡せ。」
「あはははは!それはありがたいね!
そうだね。管理費の500ね。
あなたの名前で。税金を払ってよ?
そういえば、何もない土地だから10リングだったんだよね?
でも、宣言の時に領土としての宣言をしたらしいんだ。
最低でも1万らしいよ?
それをあんたが肩代わりしてくれるっていうのはうれしいね。
ああ、これも石の契約を結ぼうか?」
「いい加減にしろ!!」
「あははは!!どっちが?」
「1万の税が来たらクスナに払わす気だったのかよ!!」
「そんなことしないよ?そこはちゃんと別口で渡すよ?
あたりまえだろ?だがあんたには渡さない。
だって、お得意さんでも、友人でもなんでもないんだもの。
1万リングどうしようかなっておもってたから助かったよ。あんがとね。」
「ふざけるなっ!!」
「どっちがだ!!あんたの声と顔は覚えているよ?
最初にプカプカを買い付けたときに倉庫でさぼっていた輩だね?
護衛団絡みの仕事があぶれたからか?
ここは港町!体が丈夫なら仕事はいくらでもあるんだ!
プカプカが鉄に食い付くように、人様の金に食い付くのか!!
働け!!」

顔と声の話はマティス情報だ。
覚えているわけがない。


「うるさい!うるさい!うるさい!!」
「うるさいのはお前らだ!働け!まっとうに金を稼げ!」
「お前を始末してその砂漠石で我慢してやるよ!!」
「あははは!それは強盗か?
クスナ!これを見ている方々!
証人になっておくれよ?
これは正当な征伐だとな!」




ギャラリーがたんまりいる。
宿の客はいないが、街の人たちだろう。
プカプカのことがどうなったか見に来たということか。
マティスはそのギャラリー相手に商売をしていた。
たこ焼きを売っている。
すでにたこ焼きマスターだ。



「モウさん!外でやってくれ!!」
「あいあい!」

『我、赤い塊モウ!神妙に縛につけぃ!!』

棒術での上段旋回で一度は言ってみたいセリフシリーズをやってみる。

『かかってこいやぁ!!』

神妙にしろと言ってるのに煽るとはこれいかに?


「赤い塊のモウだ!」
「捕まえろ!生け捕りで30万だ!!」


(荷重は10、1人3打だ。受けは必ず5)

相手からの攻撃は必ず5回受けて、3打で倒せと?
一撃はダメなん?

5回も打ってこないよ!
隙をわざと見せるの?
難しい!!

「はっ!!」


型のおさらいもできたけど、
赤い塊のモウはこの程度かと思うだろうな。

(そうなれば、最初に狙らわれるのは私だ)
(んー、そのほうがいいのかな?)
(私の鍛錬にもなるだろ?)
(なるほど)



型を決めて、礼をする。
やんやと喝さいです。
おひねりも飛びます。

「ありがとう!ありがとう!
では、続きまして、拳術の型をご覧ください。」

クスナさんがお昼寝タイムに入った皆さんを奥に連れていく。

その間にお客様へのサービスだ。

子供たちも集まってきた。
見るからに子供だ。
自分もやってみると、型のまねをする。
お?将来有望か?

相撲の興行前座のように子供たちと対戦して
わざとやられる。

「や、やられた・・・ガクシ。」
「あははははは!!!」



3リングの売り上げ。
おひねりは合計8銀貨。

なかなかに良い稼ぎです。




─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘


「クスナ?あいつらは?」
「護衛団でも強盗団でもない。
一番ずるがしこいクズだよ。」
「そうか。では、このまま、商売をしよう。手伝ってくれ。」
「へ?」


彼女が大声を上げて、話している。
街の人間だろう、遠巻きに見守っている。

たこ焼きをどんどん焼いていく。
もう、油も馴染み、手早くできる。
豆ソースを甘くしたものを掛けるが、彼女に言わせれば、
カツオブシとアオノリとベニショウガがないから、60点だそうだ。
でも、これが好きと言ってわらうから、私には100点の出来だ。
そこに、マヨネーズもひと匙添える。
紙皿に6つで、3銅貨。
飛ぶように売れた。

単価が安いのでそこまでの儲けはない。
許可書5リングを買えば、これだけでは儲けがない。
商売は難しいな。

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