いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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332:支離滅裂

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800年って周期はほんと?それすらも記憶を改ざんされていない?
あの規模の変動、砂漠の砂が天に吸い上げられる、これは一種の自然現象。
マトグラーサの砂漠の蜘蛛の大量発生も自然現象。
この世界は砂漠石と月の光で動いている。
それが砂漠石が取れるようにようになるまで600年もかかるってあり得るかな?
600年。当主は4か5代、代変わりする期間だよ?
そのあいだ砂漠石はないんだ。もっと別の産業が発展していてもいいはず。
でも、コットワッツ、ティータイにはこれと言ってない。
コットワッツに砂漠石がない間はどうやって生きて来たかってことなんだよ。
王都から砂漠石を買っていたとしてもだよ?
そもそものなにで稼いだの?金剛石とか?
他の街は綿と製鉄所だ。これは、加工のみ。
コットワッツで鉄が取れるわけでもないし、綿も育てていない。
800年前に確かに砂漠の民が草原の民になったる。
だから、800年前に変動があったって思ってしまったけど、
それもどうなの?
そもそも砂漠の民ってなに?砂漠にすんでいた人たち?
一番砂漠石に接していた人たちってことだよね?
変動があったからか、砂漠石の怖さを知ったからか、
とにかく砂漠、砂漠石から離れた人たちだ。
でもね、もしかして、世の中にいる石使いの人たちって、
砂漠の民の子孫かもしれない。
ああ、それは今はいいか。

ああ、でね、ティータイの街の人間は
もっと金剛石の特性を知っていてもおかしくないはず。
砂漠石が無くなるって期間はそんなに長いものじゃないとおもうの。
200年前から砂漠石が取れるようになるって記憶も怪しい。
ほんとに200年前から石を集めてたのかな?
200年前から集めて、20年分っていうのが疑問なんだよね。
とーちゃんの代からじゃないの?
それもかなり経ってからだ。少なすぎるんだよね。
セサミンが次期当主って決まったぐらいなんじゃないかな?
だって、200年あるんだよ?根性で600年分集めるよ、本来なら。
ま、先送りしたっていう可能性もあるけどね。
あと、2年変動が天文院が言うよりも早いっていうのも疑問だ。
それ、なんで天文院に聞かなきゃいけないの?
変動の記憶が領主の力の一つとして受け継がれてんなら、覚えとけよって話。
20年分の石はセサミンが一代で集めた石だ。
だからね、思ったのは、
記憶の改ざんがある、で、石は取られる。
あの講堂の下にあることは王都も知ってるんだよ。
なんとか理由を付けて持ち出すんだろうね。
コットワッツとしては、加工だけの産業で生活していかないといけない。
そしてまた記憶の改ざんはまたあるんだよ。
砂漠石が取れる時代が来るってね。
だって、砂トカゲの体の変化。800年周期だというのが生物学的におかしい。
でも逆に短いのなら納得できる。
季節ごとに毛の色が違うという生き物はたくさんいたからね。
短くて1年に一度、毎年かなっても思ったよ?
けど、そうなると妖精の酒のつじつまが合わない。
でも、これもセサミンは前回の妖精の振る舞いを見てから
会合には出てないっていったよね?
じゃ、前回ではじめて見たんだ。その前は?
砂トカゲの寿命内で数回かな?
切り替えたほうが生きていけるからそうしてるんだ。
変動にあたった世代だけ切り替えが行われるっていう遺伝情報は引き継がれない。
使われない情報は廃れていく。
沼で生活できるのなら、最初から沼で生活するように変化してしまうはず。
トカゲにとっていまは沼での生活の時期でまた砂漠にもどるってわかってるんだよ。
砂トカゲの寿命って?わからないか。
ほんと研究しないよね。
きのこのこともそうだ。
茸が生えるのもコットワッツだけっていうのも疑問だね。
コットワッツの人間はもれなく茸は食べる。
それも関係してるのかもしれない。
でもさ、そんだけ石がいるなら大々的に集めればいいのにね。
使う目的が極秘だから極秘に集めないといけないのかな?
王都がやってることはだいたい極秘なのにね。
ああ、王都は関係ないのか。
別だ、別のところか。
大陸の中央院?だったら納得かな?
18か国から徴収しているお金以外にも、
こっそり徴収してるってことだ。
いやそれもいるんならいるって集めればいい。
なにかやましいことにつかってるのかな?
ちがうな、もっと軽い気持ち。
数十年に一度のご褒美みたいな?
はははは!えらい迷惑だよね?
でも、それで、なにか産業が発展していくところはしていくね。
そう考えると必要なことかもしれないね。
砂漠石を取り上げ、違う産業を促す?
どんだけ上から目線なんだ?
その時に行きがけの駄賃のように貯めた石ももらうと。
そんなことされると、産業の発展はいいとして、石は絶対取られたくないな。
石は別のところに移動してもらおうか。
んー、ちょっと考えがまとまんないし、支離滅裂だ。
のぼせたよ。



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