いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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259:グラシオル大陸

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「愛しい人、これがグラシオル大陸だ。南の国の名は知らない。
その向こうが海か大陸かはわからない。遠征で行った範囲だ。」
「おお、ここがニバーセル?大きいね。
 こっちの砂漠も大きい。ん?これは中央?国の名前じゃないよね?」
「大中央院だ。そこで金を作ったり18か国の決めごとを決定するところだ。
王は年の半分はここにいてる。雨が降れば、中央に出向くだろう。」
「へー、ごくろうなこってすな。その間の国の運営は?」
「各国の中央院だ。」
「妖精さんは?一緒に?」
「いや、妖精は王都から出ないな。王が中央院い出向くと
冬眠すると聞いている。新年になれば王も戻るし、妖精も目覚める。」
「新年のお祭りみたいなのはあるの?」
「ああ、3日間、寝ずに起きている。王の言葉もある。
領主は料理を振舞ったり酒を振舞ったりするな。
街でもみながそれぞれで振舞うんだ。」
「おお!いいね。それはぜひとも参加したいね。
で、この丸い2つのものは?」
「ん?方向を示すものだ、月が出る南が下で、上が北ということだな。」
「なるほど。」
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