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218:剣技
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ニバーセル国 軍部主催 武の大会
一、参加者は各領国・軍部・王都各院 人数は問わず
一、対戦者指名方式、個人、団体は問わず。拒否した時点で敗退
一、指名の順はくじ引き。指名の拒否は可。
一、大技場での石の使用は不可。武器としては可。
一、勝敗の判定は戦闘不可と判断した場合のみ
一、死はその責任問わず
一、20人以下になった時点で予選終了
本選翌日、月が昇ると同時に開催される
月が昇ってからの開催だが、
月が沈むと同時に通達があった。
参加者は月が昇る前に大技場に集合。
「これさ、師匠か、マティスが全員指名で気を放てば、
すぐに20人以下になるんじゃないの?」
「それは面白くないでしょう?」
「師匠を指名したら全力を出してくれますか?」
「もちろん。出さないと死にますからね。」
「ワイプは私が指名する。そして死ね。」
「何を言ってるんですか?モウ殿は剣技が見たいんですよ?
剣技のすばらしさを見せるには剣対剣でしょう?わたしは棒術ですよ?」
「剣術も使えるだろ?」
「2番副隊長のほうが剣技だけなら上ですよ?最高の剣技を見せてください。」
「師匠はすべての武技ができるのですか?」
「棒術、槍術、剣術はね。モウ殿の拳術、こぶしの方は未収得ですね。
先に武具を使うほうを覚えたので、体をだけを使うことが不得手になってしまっています。」
「マティスは拳術はすぐに覚えましたよ?」
「それはモウ殿に合わしているだけですよ。実際の戦闘では役に立たない。」
「え?マティスそうなるの?」
「そうだ。槍術あっての拳術だな。拳術だけでは戦えない。」
「そうなんだ。」
「だから、拳術を覚えた後に棒術というのはよい順番だったのですよ?」
「そうかー、得したね。」
「姉さん?いくら順番がよくても習得できるかどうかは別な話ですよ?」
「師匠の教えがいいからね。」
「もちろん。」
「それもあるとは認めたくはないが、愛しい人の素地もいいんだ。」
「えへへへ。そうなの?マティスに武のことで褒められるとうれしいね。ありがとう。
それでやっぱり、石の使用は不可なんですね。」
「大技場での、ということですよ。事前に仕込むのは許されます。」
「おお!これは一撃必殺じゃないとまずいね。攻撃を受けてもみんな何ともないようにしてるんじゃない?」
「そうするのにどれだけの石がいるんですか?」
「ん?糸にして練り込んだら少しの石で鎧なんかいらないよ?」
「姉さん、そのような使い方をしているのは姉さんだけです。みな、2000級の石を使ってくるんじゃないですかね。」
「え?もったいないな。あれだよね、言葉の使い方が間違ってるよね。」
「と、いうと?」
「思い込みというか、石使いさんの使い方を見て思たんだけど、
一つの箱を動かすにも前列の箱を動かすにも結構おおきな石を使ってたでしょ?
石を使うのはいいけど、わたしの指示するものをうごかしてっていえば、
それこそ、石が砂になるまで使えると思うんだよね。」
「ああ!」
「石使いってさ、言葉を巧みに操る人かと思ったけど違ったね。」
「彼女は資産院の石使いでは筆頭なんですがね。なるほど、言われてみればそうだ。」
「ほんと、砂漠石は不思議だね。研究院とやらはやっぱり石のことを研究してるの?」
「もちろん。」
「へー、どんなことが分かってるんだろ?」
「門外不出です。」
「へ?」
「なにも、研究していることは皆が知っていますが、内容は知りません。
コットワッツ、セサミナ殿が小さな石を集めて使う方法が発表されたときは
まー、大騒ぎでしたよ?そんなこともできたのかって。」
「なんの研究をしてるかわからないね。」
「そうですね。」
そんな話をしながら、みなで月が昇るまでゆっくりできた。
トックスさんはドーガーと布屋さん巡り。
ルグはもう少し、師匠の家の土台をしっかりしたものにすると頑張っている。
セサミンとマティスはアクセサリー作り。内職のようだ。
師匠は資産院に戻った。
じゃ、わたしは何するかな?と、
装飾づくりを手伝おうとしたけど、
セサミンがマティスと話をしたがっているようだ。
2人だけにしておこう。
屋上の植物園の手入れを済ましてから
お醤油の絞り、火入れ、とごそごそ作業。
夜のデザートのミルクレープを作って冷やしておこう。
それが終わって、運動場に。
重くはない本来の体重で軽く準備運動。ラジオ体操第一。
えらいもんだ、体が覚えている。第二も。
剣技か。
刀剣なんちゃらは名前だけしかしらない。
剣といえば、眠狂四郎か拝一刀か。
ここの世界の剣は西洋の剣だ。
日本刀のようなものはない。
棒術の棒は結局、中を空洞にし、同じ太さで長さが代わるようにした。
ではこれを、日本刀のようにすれば。
ああ、こうなるか。
柄巻と鍔だけ付ける。
素振りから今まで見てきた時代劇の殺陣。
そしてマティスの動き。
頭の中では剣の舞が鳴り響く。
体うごく。たのしい。
ふー。
拍手が聞こえる。
マティスだ。
動きが乗ってきたときに、こちらに来たようだ。
「愛しい人、素晴らしい!ぜひ手合わせ願いたい。」
「ここの人はあれだね、すぐにそういうことをいうね。」
「あたりまえだ。その技術は見るだけではだめだ。
自分の剣と交えて、初めてすべてを知る。
私が手合わせを願ったのは2人目だ。」
「そうなの?一人目はワイプ師匠?ニックさん?」
「違う、剣の師匠ポルトフィーだ。家庭教師の一人としてきた。
すぐに手合わせを申し込んで手も足も出なかった。
そこからすぐに師事した。13の時だ。
1年ほどでやめてしまわれたが、夢中になった。」
「へー、今どこにいるの?」
「わからない。」
「そうか、いつか会えるといいね。わたしも会ってみたい。」
「ああ、お前を紹介したいな。」
「ふふ、ありがと。じゃ、手合わせする?」
「いいか?」
「いいけど、形だけだからね。どうしたらいいかな?
前みたいにわたしだけが攻撃してもいい?で、流して。」
「もちろん。」
「じゃ、軽く剣を合わせてくれる?」
一、参加者は各領国・軍部・王都各院 人数は問わず
一、対戦者指名方式、個人、団体は問わず。拒否した時点で敗退
一、指名の順はくじ引き。指名の拒否は可。
一、大技場での石の使用は不可。武器としては可。
一、勝敗の判定は戦闘不可と判断した場合のみ
一、死はその責任問わず
一、20人以下になった時点で予選終了
本選翌日、月が昇ると同時に開催される
月が昇ってからの開催だが、
月が沈むと同時に通達があった。
参加者は月が昇る前に大技場に集合。
「これさ、師匠か、マティスが全員指名で気を放てば、
すぐに20人以下になるんじゃないの?」
「それは面白くないでしょう?」
「師匠を指名したら全力を出してくれますか?」
「もちろん。出さないと死にますからね。」
「ワイプは私が指名する。そして死ね。」
「何を言ってるんですか?モウ殿は剣技が見たいんですよ?
剣技のすばらしさを見せるには剣対剣でしょう?わたしは棒術ですよ?」
「剣術も使えるだろ?」
「2番副隊長のほうが剣技だけなら上ですよ?最高の剣技を見せてください。」
「師匠はすべての武技ができるのですか?」
「棒術、槍術、剣術はね。モウ殿の拳術、こぶしの方は未収得ですね。
先に武具を使うほうを覚えたので、体をだけを使うことが不得手になってしまっています。」
「マティスは拳術はすぐに覚えましたよ?」
「それはモウ殿に合わしているだけですよ。実際の戦闘では役に立たない。」
「え?マティスそうなるの?」
「そうだ。槍術あっての拳術だな。拳術だけでは戦えない。」
「そうなんだ。」
「だから、拳術を覚えた後に棒術というのはよい順番だったのですよ?」
「そうかー、得したね。」
「姉さん?いくら順番がよくても習得できるかどうかは別な話ですよ?」
「師匠の教えがいいからね。」
「もちろん。」
「それもあるとは認めたくはないが、愛しい人の素地もいいんだ。」
「えへへへ。そうなの?マティスに武のことで褒められるとうれしいね。ありがとう。
それでやっぱり、石の使用は不可なんですね。」
「大技場での、ということですよ。事前に仕込むのは許されます。」
「おお!これは一撃必殺じゃないとまずいね。攻撃を受けてもみんな何ともないようにしてるんじゃない?」
「そうするのにどれだけの石がいるんですか?」
「ん?糸にして練り込んだら少しの石で鎧なんかいらないよ?」
「姉さん、そのような使い方をしているのは姉さんだけです。みな、2000級の石を使ってくるんじゃないですかね。」
「え?もったいないな。あれだよね、言葉の使い方が間違ってるよね。」
「と、いうと?」
「思い込みというか、石使いさんの使い方を見て思たんだけど、
一つの箱を動かすにも前列の箱を動かすにも結構おおきな石を使ってたでしょ?
石を使うのはいいけど、わたしの指示するものをうごかしてっていえば、
それこそ、石が砂になるまで使えると思うんだよね。」
「ああ!」
「石使いってさ、言葉を巧みに操る人かと思ったけど違ったね。」
「彼女は資産院の石使いでは筆頭なんですがね。なるほど、言われてみればそうだ。」
「ほんと、砂漠石は不思議だね。研究院とやらはやっぱり石のことを研究してるの?」
「もちろん。」
「へー、どんなことが分かってるんだろ?」
「門外不出です。」
「へ?」
「なにも、研究していることは皆が知っていますが、内容は知りません。
コットワッツ、セサミナ殿が小さな石を集めて使う方法が発表されたときは
まー、大騒ぎでしたよ?そんなこともできたのかって。」
「なんの研究をしてるかわからないね。」
「そうですね。」
そんな話をしながら、みなで月が昇るまでゆっくりできた。
トックスさんはドーガーと布屋さん巡り。
ルグはもう少し、師匠の家の土台をしっかりしたものにすると頑張っている。
セサミンとマティスはアクセサリー作り。内職のようだ。
師匠は資産院に戻った。
じゃ、わたしは何するかな?と、
装飾づくりを手伝おうとしたけど、
セサミンがマティスと話をしたがっているようだ。
2人だけにしておこう。
屋上の植物園の手入れを済ましてから
お醤油の絞り、火入れ、とごそごそ作業。
夜のデザートのミルクレープを作って冷やしておこう。
それが終わって、運動場に。
重くはない本来の体重で軽く準備運動。ラジオ体操第一。
えらいもんだ、体が覚えている。第二も。
剣技か。
刀剣なんちゃらは名前だけしかしらない。
剣といえば、眠狂四郎か拝一刀か。
ここの世界の剣は西洋の剣だ。
日本刀のようなものはない。
棒術の棒は結局、中を空洞にし、同じ太さで長さが代わるようにした。
ではこれを、日本刀のようにすれば。
ああ、こうなるか。
柄巻と鍔だけ付ける。
素振りから今まで見てきた時代劇の殺陣。
そしてマティスの動き。
頭の中では剣の舞が鳴り響く。
体うごく。たのしい。
ふー。
拍手が聞こえる。
マティスだ。
動きが乗ってきたときに、こちらに来たようだ。
「愛しい人、素晴らしい!ぜひ手合わせ願いたい。」
「ここの人はあれだね、すぐにそういうことをいうね。」
「あたりまえだ。その技術は見るだけではだめだ。
自分の剣と交えて、初めてすべてを知る。
私が手合わせを願ったのは2人目だ。」
「そうなの?一人目はワイプ師匠?ニックさん?」
「違う、剣の師匠ポルトフィーだ。家庭教師の一人としてきた。
すぐに手合わせを申し込んで手も足も出なかった。
そこからすぐに師事した。13の時だ。
1年ほどでやめてしまわれたが、夢中になった。」
「へー、今どこにいるの?」
「わからない。」
「そうか、いつか会えるといいね。わたしも会ってみたい。」
「ああ、お前を紹介したいな。」
「ふふ、ありがと。じゃ、手合わせする?」
「いいか?」
「いいけど、形だけだからね。どうしたらいいかな?
前みたいにわたしだけが攻撃してもいい?で、流して。」
「もちろん。」
「じゃ、軽く剣を合わせてくれる?」
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