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116:広場
しおりを挟む月がまだ、空に残っている状態で、
起き出し、軽く朝飯と軽く鍛錬。
今回の手合わせが終わると、ゼムのところに行くことになった。
まだまだ早いがセサミナのもとに行く。
セサミナたちすでに働いていた。
「おはようございます!」
彼女が元気よく挨拶するが、ここではそういった挨拶はしない。
「姉さん?それは?」
「ん?元気になる言葉です。月が沈んだ後に言います。もう少し時間は有るけどね。」
「そうですか?えっと、オハヨウゴザイマス。」
「そうです。セサミン、おはよう。」
「あの、奥方様、オハヨウゴザイマス。」
「オハヨウゴザイマス。」
「ルグとドーガーもおはよう。昨日は大丈夫だった?筋肉痛になってない?」
「はい、あれだけのことをした割には目覚めるとすっきりしておりました。」
「へー、さすがだね。マティスの鍛錬じゃないけど、初めて本格的動いたときに
こんなになったよ。起きられないんでやんの!」
よたよたと老人のように歩いて見せる。
「あははは、姉さん、やめてください。でも、初めてって?」
「うん、初めて。あの3人は時間になると来るのかな?」
「ええ、月が沈む少し前に馬車で迎えに行きます。」
「あの、奥方様?昨日のタオルと、この容器、お返しします。
タオルは洗えたのですが、この容器が、この口から洗うのでしょうか?
わからなかったのです。申し訳ない。」
「ん?自分で洗ったの?」
「はい、タオルも商品化の前ですし、この容器は砂漠石と聞きました。
このようなもの、妻にも見せれません。」
「わたしもです、こっそりタオルを洗っていると母に見つかり、何やらニヤニヤされました。」
「あははは、かーちゃん、おもしろいね。タオルは使って?容器はね、こう、きゅっと回すと外れる。
中に入れたものの温度を保つよ。で、倒してもこぼれない。これは作れないけど、2人にあげるよ?
セサミン、いいよね?」
「ありがとうございます。2人とも皆に見つからぬように大事に使え」
「え?いいのですか?うわーすごいすごい!!」
「これは家宝になります!」
「ここの人たちはすごいが口癖なんだね。」
「・・・・」
「・・・・」
「ん?」
「あのそれで、厚かましいのですか、この容器に入っていたあの飲み物は何でしょうか?」
「あれ?おいしかった?塩と砂糖とレモン、枸櫞の絞り汁ね。汗かくと水分欲しくなるでしょう?その時塩分も必要なのよ。
砂糖はなんだったけな?吸収しやすい?あ、違ってるかもしれないから、人に自慢気に言わないようにね?
こう、日中外で仕事してて、倒れる人いるでしょ?その時は体を冷やして、この飲み物飲ますといいよ?」
「そうなんですか、奥方は医術にも明るいのですね?」
「いや、いや、こんなのは、みんな知ってるのよ。うちの近所では。
でも、おいしく感じたんなら体が欲してるのよ?同じように作って、普段のんでみ?あんまりおいしくないから。
その場合は枸櫞水だけのほうがおいしく感じるよ。」
「そうか、甘いものをおいしく感じるのは体が欲してるんですね?」
「ドーガー、えらい!その通り!しかし、体の求めに応じたらえらいことになるからね?
そこは理性で押さえよう。」
「はい、仕方ないですね。」
「そう、悲しい話だよね。」
なぜか、ドーガーと二人で悲しんでいる。
ドーガー離れろ!
「ドーガー、姉さんから離れろ。兄さんが気配が怖い。
さ、では講堂に行きましょうか?館の者には大事な取引があると。
のぞき見をするようなら、解雇といったあります。
ブルーラがやめたこと理由はやはりどこからか漏れています。
なので、普通なら見に来ないでしょう。
見に来たものがいたら、それは密偵ですね。」
「そうかー。」
待っている間に、彼女は風呂に使っている石がいいだの、
露天風呂の話など、風呂について力説していた。
セサミナは紙につぎつぎ書き込んでいく。
公衆浴場とやらを作ることになっていっている。
ルグとドーガーは鉛筆と消しゴムにくぎ付けだった。
「このえんぴつは便利ですね。インクを付けなくていいのですね。」
「あー、でも、削らないといけないし、消しゴムで消せるから
ちょっとしたものだといいけど、公的な重要書類には使えないよ?
あの羽ペンでさらさらって書くのかっこよかったね。
あの紙は特別なものなの?」
「いえ、普通の紙ですよ、少し厚めかな?」
「ふーん。あのさ、こんな話があるのね。
昔の人の話、伊達政宗って人の話なんだけど、あ、名前はいいか。
その人に謀反、裏切りの疑惑が上がって、その証拠の契約書が出てきたのね。
で、その裏切りは失敗に終わって、当然、糾明されるの。
で、その人、
その書類は偽物だ、穴が開いておりませんってね。
その人のサインというか、最後に入れる署名にね特徴があってね、
その人片目なんで、その署名、鳥を模ったものなんだけど、
その目を針で穴を開けてたの。
で、そのお偉いさんに送ったものには穴が開いてあって、裏切りの証拠には穴がなかったから、
それで話は終わり。でもね、これ、その裏切りの契約書は本物で、自分で署名してるのよ。
お偉いさんにする署名と、バレると困るものにする署名を使い分けてたって話。
1回きりしか使えないけどね。
だからさ、今回の契約書、内容じゃなくて、必ず、ここで作った契約書、あの、名前なんだったけ?
あいつが署名した契約書ってことを確定しないといけないよ?」
「なるほど。しかし、石の契約は絶対です。」
「ふふ、絶対なんてものは少ないよ?より大きな石を使えば無効になるかもしれない。
現に、石の力、領主の力、王都の力でしょ?」
「では、どうすれば、、、」
「簡単だ、金を見せたら始末すればいい。あいつは彼女に色目を使った。死ななければなるまい。」
「兄さん!!」
「あははは!マティス、マティス!マティスのその思いは絶対だね?
わたしも逆だったらそうなる。」
「姉さんも!!」
「あははは、ごめんごめん。うーん、どうしようかね。
領主の力がどうのこうの言ってるのが気になるね。
うーん、この街にさ、なんか、広場みたいなのある?」
「ええ、中心部にあります。雨の日の後はきのこ祭りがあるのです。」
「あ!!きのこ!!忘れてたよ。え?サボテンの森ないよ?」
「ああ、サボテンの森産の茸は無理ですすが、茸はどこにでも生えるのですよ。
生える場所で味も違いますしね。腹を下す覚悟で、みな食べます。」
「おお!なんて素敵な祭りなんだ。」
「ええ、その時に戻ってきてください。こっそりならわからないでしょう。
隣国からも人がたくさん来るのですよ。」
「話がきのこになってるぞ、広場がどうしたんだ?」
「あ、ごめん。その広場で公開手合わせしようか?
街の人呼んでさ、お祭りっぽく。ハンバーグとハンバーガーを広めてもいいしさ。
今日の今日だから、準備不足ってなるけどね。
領主がなにかやるってはなしでさ、手合わせが終わったら、新事業のことを発表してもいい。
公衆浴場を作るよーって話でもいい。発表したらそれこそ、絶対に作らないといけないけどね。
その発表のための客寄せになるんだったら、ねーちゃん頑張るよ?」
「姉さん!」
また、セサミナが彼女に飛びつき、胸元に顔をうずめる。
「離れろ!!」
「ね?マティスどう思う?」
「かまわないが、お前はいいのか?
あまり目立つことも嫌なのだろう?」
「うん、でもさ、昨日の模擬戦、気持ち良かったんだ。
あれを外でできたら、さらに気持ちいだろうなって。」
「あれはあくまでも、組手だということがあったからだぞ?
殺気もなく、いかに相手の力量を、おのれの力を出すためだったからああなったんだ。
あの女2人ではそうもいかんぞ?」
「ふふ、だから瞬殺。そのあと、ルグとドーガー、みんなの前でもう一度しようか?」
「だめだ!それなら私とすればいい!!」
「兄さん!それはまずい。そもそもリプッツの一族に狙われているんですよ?
皆の前に出てしまったら、わたしもかばいようがない!!」
「こう、彼女と同じで、口元を隠したらいいんじゃないか?」
「え?そうですか?うーん、目の色も違うし、両腕も動く、か。
誰も兄さんと気付かないか?しかし、ザバスのようにあなたと親しくしていた者は
気付きますよ。」
「逆にそのほうがいい。皆に心配を掛けているからな。生きている姿を見せたら、すぐに街を出るさ。」
「だめだめ!!樹脂蜜は?」
「!そうだ、セサミナ、樹脂蜜はあるか?」
「え?ええ?プリンづくりに必要だと教わったので、有るだけは買ってあります。」
「おお!お金の代わりにそれ頂戴!」
「お渡しするのは用意してます。お教えくださった英知の価値には程どおいのですが。
ならば、それと、樹脂蜜もお持ちください。」
「お金は向こうからもらうからいいよ。あ、ゴムの木出さないと。時間はあるよね。
中庭に樹脂蜜持ってきて?ゴムの木出しとくから。マティス、先に行って出しとく。」
「あ、姉さん!兄さん?出しとくって?」
「ああ、いいから、樹脂蜜のほうが大事だ。運ぶのを手伝うぞ。」
「兄さんまで!ルグ、兄上を厨房に。兄上が必要だといったものはすべて運び出せ。
ドーガーお前もいってくれ。わたしは中庭に行く。」
少し薄暗い中、中庭にでる。扉君がいる木から向こうはあまり人が来ないと言ったので、
さらに奥、少し広い場所に、ゴムの木を出す。
もうすぐ月が沈む。
膜を取る前に聞いてみる。
『ねえ?ゴムの木さん、サボテンの森がなくなったの。
仲間もいなくなったの。ついてきてくれるっていうから来てもらったけど、
ここで、セサミナのために新たに頑張ってくれる?うん、お願いね。
ここがいい?もっと日陰か日向か?
ん?ここでいい?じゃ、膜外すよ』
ゴムの木を土ごと、中庭の隅になじんでいく。
緑の海峡石は回収した。やはり、この石は植物にとっていい環境を作るようだ。
あと、ついでに綿の種を植えた土も出す。
あ、芽が出てる。この子たちにも、ここで頑張るようにお願いした。
逆さの木もサボテンも。持ってきた植物は黒い実の木以外、ほとんど出した。
小さなサボテンの森ができたようだ。
「姉さん!どこですか?」
セサミンが探しているみたい。
「おーい!ずーっと奥まで来て!!」
「これは!これがゴムの木なんですか?
出すと言っていたからもっと小さいものかと、おおきい!大木じゃないですか?
それに、サボテン?逆さの木まで、この芽はなんですか?」
「これが綿の木。育て方は調べてね。サボテンの森を出るとき一通りついてきてもらったの。
みんな、ここで頑張ってくれるっていうから、置いていくね。
あ、ゴムの木の幹にね、こう傷を入れて、出てくる樹液をこれで貯めるの。」
そこらへんは実演して見せる。
「この木だけだと、足らないから、これは研究用で、どこかにゴムの木を育てる畑を作らないとね。
挿し木で増えるのかな?それも調べてね。」
「はい、はい、何から何まで、ありがとうございます。」
「ふふ、これで、サボテンの森産の茸は食べられるね。」
「!!さすがです。姉さん!!」
「ふふふふ、そうでしょ?」
「セサミナ様ー!!どこですか?」
ルグの声がする。
「ここだよー!!」
大きな声をあげると、ルグとドーガーがやってきた。マティスは?
「兄上は?」
「はい、厨房で、樹脂蜜のほかに一通りのものを希望なさいました。というより、すべてです。
それで、どう運ぼうかと考えていたら、セサミナ様を2人で呼んで来いとおっしゃたので。」
それで、この森はいったい。」
「なんだ、すべて出したのか?」
マティスがすぐ横に現れ、腰を抱く。もう!!
「うん、黒い実の木以外ね。あれは2人の香りだから、セサミンにも内緒だよ?」
「ああ、愛しい人。うれしいこという。
セサミナ?この館の者たちには悪いが食料はすべてもらうことにした。かまないだろ?」
「ええ、それはもちえろん。それで、運ぶ算段は付いたのですか?馬車を用意しますか?」
「いや、荷はすべてもらった。」
「え?すべてですか?え?」
「それと、こちらに来る前に、厨房係とすれ違った。こちらは気配を消していたから
気付かれていないが、食糧庫に何もないと騒ぎ出したぞ。」
「ドーガーすぐにいって説明してこい。緊急の為すべて処分したと。
今日は仕事は休みで、広場に集まれと。家族も呼んで、
隣近所にも知らせろとな。領主主催の催し物があると伝えろ。」
「はい!わかりました!」
「ルグ、お前もいってこい。だが、お前は月が沈む少し前に宿に行って、あの3人を案内しろ。場所は広場だとな。
文句を言いそうなら、逃げたということでよろしいか?といってやれ。
本当に逃げてもお前たちと兄上の手合わせは行うからな。」
「はい、わかりました!」
「さ、兄さん、姉さん。広場に行きましょう。せめて、控えの場所ぐらいは作らないといけない。
ゼムに手伝ってもらいましょう。」
「フフ、楽しみだね。」
「ああ、そうだな。」
「二人でするときはあのお揃いの服を着ようか?」
「ああ、素敵な提案だ。」
「兄さん、姉さん!じゃれつくのは後にしてください!!」
「「はーいい」」
そこからはまたしてもバタバタだった。月が沈むと前に
家の前に領主がいたらびっくりするよね。
ゼムさんはマティスの顔を見て泣いていた。わたしが嫁だと紹介してもらうと、
またしても泣いていた。とにかく、王都の人間と手合わせをするから、
手伝ってくれと、説明もなしに、指示を出しまくっていた。
そのあいだ、わたしはゼムの奥様と、レースのお礼をいい、ラスクを渡した。
さっそく食べて気に入ってもらえたようだ。作り方も説明した、マティスが。
なぜなら、わたしはしゃべってはいけないと言われている。なぜに?
月が沈んで少し、あの3人が到着する。
かなり不機嫌そうだ。
簡易のテントと簡易の椅子。運動会の運営席のよう。
わたしはセサミンの横に控え、わたしの横にマティスが姿を現している。
マティスとわたしの服は、あの高原の民風ジャージを急遽赤く染めた。
それだけではさみしいので、やはり袖口に蔦と、花びらの意匠を入れた。
靴はバレーシューズの、黒。
マティスのマスクにはひと悶着あった。
目の色が緑でも、目元は前領主、現領主にそっくりなのだ。
なので、顔全体を隠すことにした。夜の目があるので、何も問題ないと思ったのだが、
マティスが、この布は嫌だという。
え?なんで?ふんどしみたいだから?
あのベビードールの布がいいというのだ。え?どこの変態仮面?
(まじですか?)
(ときどきお前が言うまじとは?本当ですか?ということであってるか?)
(本気ですか?かな)
(ああ、そのほうがしっくりくるな。まじです。)
(セサミン!セサミン!聞こえる?)
(姉さん!どうしました?)
(あんたの兄さん、変態だよ?)
(ええ、ある意味変態です。鍛錬狂いともいわれていました。)
(それはいいよ。顔を覆う布を私の下着の布がいいって言ってるんだよ?)
(・・・・変態ですね)
(ちがう!あの肌触りが良かったからだ!)
(えーじゃ、あの布はゼムの奥さんにもらったものだから、またもらう?それで作る?)
(・・・変態でいいです。あれがいいです。)
(兄さん、、、)
(もう、別にきれいにしてるから残りか香があるわけじゃないよ?ちょっと、作ってくるから、
それで、わたしの匂いもつけてくるから、ちょっと待って。)
(許すんですか!姉さん!!)
(ふふん、うらやましいだろう?)
(はいこれ、ちょっと胸元ふいただけだからそこまで匂わないよ?逆に匂ったらいやだわ。
セサミン?こう、被害が少ない場合はいいのよ。これを突っぱねるとどんどん要求が大きくなるからね。)
(なるほど、で、姉さんの口元も買えたんですね。)
(うん、お揃い。レースのほうがなんかかっこいいね。あ、これにマティスの匂いつけて?)
(・・・2人で同じなんですね。)
(その同じがどこを指すかは聞かないでおくよ。)
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