アルデバランの娘

 堕落した元勇者一行から国々を奪還し、平和と引き換えに「世界」のチカラと呪いを受け入れた、十二糸《じゅうにし》と呼ばれる者たちが居る。人々の大半は彼らを敬い、恐れた。

 七年後。
 水鳥の巫女と縁のある島バーカーウェンに、一人の男魔法騎士が訪れる。彼が求めるのは、復讐を希望へ変えてくれるらしい存在、掃き溜めの冠を授かりし者、アルデバランの娘。
 彼女は世界にかけられた呪いを断てる、光輝陰隠《こうき・いんおん》の使い手として産まれたが……。

※『小説家になろう』にも投稿してますが、此方ではタイトルをカタカナ表記にしました。
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