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第16話 出発進行!
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「どういうことだ?」
忍は怪訝そうな表情で、エミールに尋ねた。
「ちゃんと君にも、そんな表情ができるんだね? 安心しなよ。雷魔のラッセルの言動が気になったから、少し用心したんだ」
「ほう、お前だけはマトモに動いてくれそうだな?」
久し振りにマトモな考え方をする人物が仲間となったので、忍は内心歓喜していた。
これでアーシェから与えられるストレスに解放されると考えていた。
「あのさ! あのさ! 何か秘策でもあるんだったら早くしてくれねぇか?」
アイザックは怯え焦った様子で、エミールを急かしたのだ。
「そうだね。アイザックくん、あそこを見てください」
自慢気にエミールは城壁へと指差した。そこにはローブを被り、杖を持った大人数の人だかりができていた。
「こ、これは! シノブさん見てくださいよ! 宮廷魔導師が沢山いますよ! それもかなりの実力者揃いの!」
「…興味ないから分かん」
アーシェは大人数の宮廷魔導師を見て、目を輝かせ興奮していた。
うってかわって忍だけは本当に興味がなく、半目で適当にアーシェを相手していた。
「民の者達よ! 良く聞け! この度、勇者達がクラウスト王国から出発する! それを盛大に祝福し、援護する!」
城の屋上からクラウスト王の声が国中に響いていた。
「クラウスト王、ありがとうございます!」
「す、スゲェ! でも、なんで援護なんかしてくれるんだ?」
「今まで誰も魔王の討伐に出なかったからです。そして帝国との冷戦状態でした。けれど我々、クラウスト王国はシノブさんの圧倒的な力を見て、無事に旅へ出られるよう援護だけならしてくれる事になったんです」
クラウスト王国の事情を説明された。が、忍だけはジッと真顔でクラウスト王を見ていた。
「どうしたのですか?」
「……あの王様、顔がデコボコだらけでボロボロだな?」
人の顔が小さく見える距離で、忍は見えていたのだ。目を細める訳でも、双眼鏡を使った訳でもなく、視力だけでクラウスト王が見えていた。
「あはは、ここだけの話だけど…父上がシノブくんに手を貸すのを頑なに拒んで、母上がボコボコにしちゃってね…」
エミールは苦笑いでクラウスト王に何があったのか説明していた。
「……もう王女が国を統一しろよ。王を沈める力があるなら、誰も逆らわらねぇよ」
王女と王の関係がおかしく思い。呆れた表情で忍は頭に手を当てる。
あまりにも馬鹿馬鹿しくなり、これがストレスとなって微妙な頭痛が襲ったのだ。
「母上は平和主義だからね、それに父上と母上はアレが最高の状態だから…」
エミールは苦笑いのまま、頭痛で悩む忍を宥めていた。
「…まあ、ソレは置いといて。冷戦状態だから秘密として使いたくなかったけど、この数の魔物を見たら、そうは言ってられなくなったね」
値打ちこいてまで出したくなかった秘策が、忍を除いた二人は気になっていた。
「……何処の国と戦争中だ?」
忍が気になったのは秘策ではなく何処と戦争しているかだった。
「その話は無事に突破できたらしない?」
「それもそうだな…」
忍はサングラスをクイっとかけ直し、大軍へと向き直した。
魔物の大軍が押し寄せているので話は中断し、エミールは右手を高らかに挙げた。
「放てえぇぇぇぇッ!」
エミールは山まで響きそうな大音量の声で発射を要求した。これが大きな合図となり、王の耳にも入ったのだ。
「合図だ! 放て!」
王はエミールの合図を聞いて、そこへいる宮廷魔導士達に命令が下される。
下された命令によって土色の魔方陣が空中へと無数に浮かび上がる。
「“我、覚醒する者。汝の血族に従い、歯向かう者を容赦なく殲滅する。その力は神の鉄槌である”!……『グラヴィトン』!」
魔導士達の呪文が最後まで唱えられる。と、大きな地鳴りが起き、魔物達は地面へ伏していた。
魔物達が立っていた場所は大きくクレーターができ、地面は大きく窪み、立てない状態となっていた。
「す、スゲェ!」
「シノブさん、見てくださいよ! 最上級魔法の『グラヴィトン』ですよ!」
「『グラヴィトン』…成る程、そのまま重力という事か――そのままだな」
アーシェとアイザックだけは衝撃的な光景を見て興奮気味だった。が、忍のみは名前だけが気になり、ジッと見ていた。
「君は驚かないんだね?」
「今更、アイツ等みたいに大きく驚くなんてできねぇよ。それに、この魔法には欠点があるようだしな?」
忍はエミールへ最上級魔法グラヴィトンに対しての欠点を真剣な表情で指摘した。
「…数秒見ただけで分かった?」
エミールはグラヴィトンの弱点に申し訳なさそうな表情で忍へ尋ねた。
「まあな。細かく見ていねぇと落ち着かない性格でな…もう倒れるな」
アーシェとアイザックはキョトンとした顔で忍の発言が理解できてなかった。が、その答えは直ぐ様分かった。
一人の魔導士が血反吐を吐き、グッタリとうつ伏せで倒れたのだ。
もう一人、もう一人と続々倒れていった。
頭を抱える者、身体が震えて縮こまる者、目が激しく泳ぎ焦点が合わない者も続出した。
「そう言えば未熟な人が、最上級魔法を使うと副作用として身体的に異常をきたすのでした。忘れてました…痛い痛い!」
「お前さっきから重要な事を忘れるんだ? よし、これで二度と忘れられないようにしてやろう。少しは頭がマシになるマッサージだからな!」
忍は右手のみでアーシェのコメカミを掴み、ギチギチと握力へ膂力を込めた。
手加減はしているので忍には軽く掴んでいる。が、アーシェには脳髄まで響く凄い激痛だった。
「それより魔法が解ける前に早く進もうぜ」
「あぁ、そうだね。ここから迂回して進めば『グラヴィトン』の影響を受けずに森へ入れるよ」
エミールの作戦では、このまま敵が潰れている隙に森へと入り、遠くまで逃げようという物だった。
「そんなの面倒だ。全員、俺に触って掴まれ。間違っても離すなよ?」
だが、忍は遠回りするのは面倒なので直接行くことを勝手に決めるのだった。
「え? でも、いくら君が強いと言っても最上級魔法の『グラヴィトン』だよ? 入っただけで身体が潰されるよ!?」
「まあ、心配するな。この程度の重力なら俺の力で通れる」
アーシェ、エミール、アイザックにとっては眉唾物の話だが、このまま論議する時間も惜しいので忍の作戦で行くことにした。
エミールが左手で忍の右肩、アイザックは右手で左肩へと触れる。アーシェは忍に右脇腹で抱えられ、行くスタイルだ。
「なんで私だけ……」
物扱いされて不服そうなアーシェは冷静に怒っていた。
「お前だけは何かしでかそうだからな。俺の目に見える範囲で面倒見る」
「私は子供じゃありません!」
「……行くぞ」
アーシェの訴えを華麗に無視し、忍は『グラヴィトン』の効果範囲まで近づく。
忍以外の三人は緊張で固唾を飲みながら、着いて行く。
それもそうだ。いくらオークの大軍を一人で倒したとは言え、魔法という力には誰も勝てないのだと誰しもが思っていた。
「……やはり、この程度なら俺でも無事という事だな。少し、期待していたんだがな……」
未知を体験できるかと思い期待はした。が、忍とっては失望の方が大きく、ガッカリした表情だった。
「え?」
三人が『グラヴィトン』の中にいるというのに、一向に重力というダメージが襲ってこないのが不思議だった。
普通に歩いているのが異様であり、自分自信が化物となった気分にも感じていた。
これは『闇の覇気』の能力、“透過”である。
身体を闇化させ、あらゆる物理攻撃、物体すらすり抜ける。正しく他人からすれば、ズルい能力だ。
「シノブさん、これって?」
アイザックは興味津々で忍に尋ねた。
「……気にするな。気にしても理解できることじゃない」
仲間だからと言って、敵にもなり得る者に情報を与えるつもりはなかった。もう少し、親睦を深めてから聞こうとアイザックは思った。
そして数分後には『グラヴィトン』からは抜けて、森の入口まで辿り着いた。
「よし、もう離せ。ここまでくれば良いだろ」
忍の指示通りにエミールとアイザックは肩から手を離した。
そしてアーシェは仰向けのまま、雑に地面へ落とされた。
「行って来ます!」
アイザックは大声でクラウスト王国へ出発の挨拶を叫んだ。
すぐ起き上がったアーシェとエミールも釣られて、元気よくアイザックと同じことをした。
「ほらほら、シノブさんもやりましょうよ!」
アーシェは歓喜の表情で忍と一緒にやろうと誘った。
「……行くぞ」
けれど忍だけは本当に下らないと思っており、先へ森へと入って行った。
「気難しい方ですね?」
そこへエミールが確執が生まれないようにフォローへと入った。
「大丈夫ですよ。いつかシノブさんの冷たい心も溶けて、本当の仲間が分かりますよ!」
「そうだと良いですね」
そして三人は忍を追うようにして森へと入って行ったのだ。
そしてこれから始まる。忍の魔王討伐への旅が……。
忍は怪訝そうな表情で、エミールに尋ねた。
「ちゃんと君にも、そんな表情ができるんだね? 安心しなよ。雷魔のラッセルの言動が気になったから、少し用心したんだ」
「ほう、お前だけはマトモに動いてくれそうだな?」
久し振りにマトモな考え方をする人物が仲間となったので、忍は内心歓喜していた。
これでアーシェから与えられるストレスに解放されると考えていた。
「あのさ! あのさ! 何か秘策でもあるんだったら早くしてくれねぇか?」
アイザックは怯え焦った様子で、エミールを急かしたのだ。
「そうだね。アイザックくん、あそこを見てください」
自慢気にエミールは城壁へと指差した。そこにはローブを被り、杖を持った大人数の人だかりができていた。
「こ、これは! シノブさん見てくださいよ! 宮廷魔導師が沢山いますよ! それもかなりの実力者揃いの!」
「…興味ないから分かん」
アーシェは大人数の宮廷魔導師を見て、目を輝かせ興奮していた。
うってかわって忍だけは本当に興味がなく、半目で適当にアーシェを相手していた。
「民の者達よ! 良く聞け! この度、勇者達がクラウスト王国から出発する! それを盛大に祝福し、援護する!」
城の屋上からクラウスト王の声が国中に響いていた。
「クラウスト王、ありがとうございます!」
「す、スゲェ! でも、なんで援護なんかしてくれるんだ?」
「今まで誰も魔王の討伐に出なかったからです。そして帝国との冷戦状態でした。けれど我々、クラウスト王国はシノブさんの圧倒的な力を見て、無事に旅へ出られるよう援護だけならしてくれる事になったんです」
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「どうしたのですか?」
「……あの王様、顔がデコボコだらけでボロボロだな?」
人の顔が小さく見える距離で、忍は見えていたのだ。目を細める訳でも、双眼鏡を使った訳でもなく、視力だけでクラウスト王が見えていた。
「あはは、ここだけの話だけど…父上がシノブくんに手を貸すのを頑なに拒んで、母上がボコボコにしちゃってね…」
エミールは苦笑いでクラウスト王に何があったのか説明していた。
「……もう王女が国を統一しろよ。王を沈める力があるなら、誰も逆らわらねぇよ」
王女と王の関係がおかしく思い。呆れた表情で忍は頭に手を当てる。
あまりにも馬鹿馬鹿しくなり、これがストレスとなって微妙な頭痛が襲ったのだ。
「母上は平和主義だからね、それに父上と母上はアレが最高の状態だから…」
エミールは苦笑いのまま、頭痛で悩む忍を宥めていた。
「…まあ、ソレは置いといて。冷戦状態だから秘密として使いたくなかったけど、この数の魔物を見たら、そうは言ってられなくなったね」
値打ちこいてまで出したくなかった秘策が、忍を除いた二人は気になっていた。
「……何処の国と戦争中だ?」
忍が気になったのは秘策ではなく何処と戦争しているかだった。
「その話は無事に突破できたらしない?」
「それもそうだな…」
忍はサングラスをクイっとかけ直し、大軍へと向き直した。
魔物の大軍が押し寄せているので話は中断し、エミールは右手を高らかに挙げた。
「放てえぇぇぇぇッ!」
エミールは山まで響きそうな大音量の声で発射を要求した。これが大きな合図となり、王の耳にも入ったのだ。
「合図だ! 放て!」
王はエミールの合図を聞いて、そこへいる宮廷魔導士達に命令が下される。
下された命令によって土色の魔方陣が空中へと無数に浮かび上がる。
「“我、覚醒する者。汝の血族に従い、歯向かう者を容赦なく殲滅する。その力は神の鉄槌である”!……『グラヴィトン』!」
魔導士達の呪文が最後まで唱えられる。と、大きな地鳴りが起き、魔物達は地面へ伏していた。
魔物達が立っていた場所は大きくクレーターができ、地面は大きく窪み、立てない状態となっていた。
「す、スゲェ!」
「シノブさん、見てくださいよ! 最上級魔法の『グラヴィトン』ですよ!」
「『グラヴィトン』…成る程、そのまま重力という事か――そのままだな」
アーシェとアイザックだけは衝撃的な光景を見て興奮気味だった。が、忍のみは名前だけが気になり、ジッと見ていた。
「君は驚かないんだね?」
「今更、アイツ等みたいに大きく驚くなんてできねぇよ。それに、この魔法には欠点があるようだしな?」
忍はエミールへ最上級魔法グラヴィトンに対しての欠点を真剣な表情で指摘した。
「…数秒見ただけで分かった?」
エミールはグラヴィトンの弱点に申し訳なさそうな表情で忍へ尋ねた。
「まあな。細かく見ていねぇと落ち着かない性格でな…もう倒れるな」
アーシェとアイザックはキョトンとした顔で忍の発言が理解できてなかった。が、その答えは直ぐ様分かった。
一人の魔導士が血反吐を吐き、グッタリとうつ伏せで倒れたのだ。
もう一人、もう一人と続々倒れていった。
頭を抱える者、身体が震えて縮こまる者、目が激しく泳ぎ焦点が合わない者も続出した。
「そう言えば未熟な人が、最上級魔法を使うと副作用として身体的に異常をきたすのでした。忘れてました…痛い痛い!」
「お前さっきから重要な事を忘れるんだ? よし、これで二度と忘れられないようにしてやろう。少しは頭がマシになるマッサージだからな!」
忍は右手のみでアーシェのコメカミを掴み、ギチギチと握力へ膂力を込めた。
手加減はしているので忍には軽く掴んでいる。が、アーシェには脳髄まで響く凄い激痛だった。
「それより魔法が解ける前に早く進もうぜ」
「あぁ、そうだね。ここから迂回して進めば『グラヴィトン』の影響を受けずに森へ入れるよ」
エミールの作戦では、このまま敵が潰れている隙に森へと入り、遠くまで逃げようという物だった。
「そんなの面倒だ。全員、俺に触って掴まれ。間違っても離すなよ?」
だが、忍は遠回りするのは面倒なので直接行くことを勝手に決めるのだった。
「え? でも、いくら君が強いと言っても最上級魔法の『グラヴィトン』だよ? 入っただけで身体が潰されるよ!?」
「まあ、心配するな。この程度の重力なら俺の力で通れる」
アーシェ、エミール、アイザックにとっては眉唾物の話だが、このまま論議する時間も惜しいので忍の作戦で行くことにした。
エミールが左手で忍の右肩、アイザックは右手で左肩へと触れる。アーシェは忍に右脇腹で抱えられ、行くスタイルだ。
「なんで私だけ……」
物扱いされて不服そうなアーシェは冷静に怒っていた。
「お前だけは何かしでかそうだからな。俺の目に見える範囲で面倒見る」
「私は子供じゃありません!」
「……行くぞ」
アーシェの訴えを華麗に無視し、忍は『グラヴィトン』の効果範囲まで近づく。
忍以外の三人は緊張で固唾を飲みながら、着いて行く。
それもそうだ。いくらオークの大軍を一人で倒したとは言え、魔法という力には誰も勝てないのだと誰しもが思っていた。
「……やはり、この程度なら俺でも無事という事だな。少し、期待していたんだがな……」
未知を体験できるかと思い期待はした。が、忍とっては失望の方が大きく、ガッカリした表情だった。
「え?」
三人が『グラヴィトン』の中にいるというのに、一向に重力というダメージが襲ってこないのが不思議だった。
普通に歩いているのが異様であり、自分自信が化物となった気分にも感じていた。
これは『闇の覇気』の能力、“透過”である。
身体を闇化させ、あらゆる物理攻撃、物体すらすり抜ける。正しく他人からすれば、ズルい能力だ。
「シノブさん、これって?」
アイザックは興味津々で忍に尋ねた。
「……気にするな。気にしても理解できることじゃない」
仲間だからと言って、敵にもなり得る者に情報を与えるつもりはなかった。もう少し、親睦を深めてから聞こうとアイザックは思った。
そして数分後には『グラヴィトン』からは抜けて、森の入口まで辿り着いた。
「よし、もう離せ。ここまでくれば良いだろ」
忍の指示通りにエミールとアイザックは肩から手を離した。
そしてアーシェは仰向けのまま、雑に地面へ落とされた。
「行って来ます!」
アイザックは大声でクラウスト王国へ出発の挨拶を叫んだ。
すぐ起き上がったアーシェとエミールも釣られて、元気よくアイザックと同じことをした。
「ほらほら、シノブさんもやりましょうよ!」
アーシェは歓喜の表情で忍と一緒にやろうと誘った。
「……行くぞ」
けれど忍だけは本当に下らないと思っており、先へ森へと入って行った。
「気難しい方ですね?」
そこへエミールが確執が生まれないようにフォローへと入った。
「大丈夫ですよ。いつかシノブさんの冷たい心も溶けて、本当の仲間が分かりますよ!」
「そうだと良いですね」
そして三人は忍を追うようにして森へと入って行ったのだ。
そしてこれから始まる。忍の魔王討伐への旅が……。
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