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第7話 二日酔いで大変な事態に。

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 昨日から気絶しているアイザックが目を覚ますと茶色の天井が目に入り、頭が困惑していた。

「目が覚めました?」

 アイザックは体を起こし声が聞こえた方向に目を向けた。
 そこには分厚そうな魔導書を読み、殆んどやつれ気味のアーシェがアイザックの介護をしていたのだ。

「君は…シノブさんは!?」

「シノブさんなら何処かの宿で泊まっています。居場所は私も知りません。」

「君がシノブさんの仲間?」

「アーシェ・ドラグナです。まあ、シノブさんのパートナーみたいな立場です。」

「あ、そうなんだ…。」

 アーシェの流れるように淡白とした表情と返事をしていく。
 アイザックはアーシェの説明に納得し、辺りを見渡し考え、一つの結論に辿り着く。

「昨日、俺転んで倒れたんだけど誰がここまで運んでくれたんだ?」

「…私です。」

 アーシェは引き吊った顔で昨日の事を思い出した。アーシェは身の丈以上に大きいアイザックを引きずりながら、近くの宿まで運んでいたのだ。
 この場に忍がいれば、魔法を使えば苦労する事なかったんじゃないのかと正論を言われそう気がした。

「それじゃあ気を取り直して…ゴホン、私の職業は賢者です。アイザックさんは槍使いの職業ですよね?」

「あ、あぁ、そうだよ。俺は槍使い、まあ前線でしか活躍できない職業だけど役に立てる筈…。」

 アイザックは右手を後頭部で触り照れていた。

「いえ! 前線で活躍するなら尚更欲しい人材です。シノブさんの目には狂いは無かったのですね! これも運命です。ありがとうございます神様。」

 アーシェは歓喜を露にし目を輝かせ、手を合掌させ天に感謝と祈りを捧げていた。

「それよりシノブさんを探さなくていいの? 俺、魔王倒すって良く分かってないから…。」

「忘れてました。でも、一体何処に行ったのでしょう? あの人は魔力も持ってなければ何時何処で現れるか分からない人なので…。」

 アーシェは祈る事を中断し、アイザックの質問に答えたかったが、忍の行方が知れないのでどうすれば良いのか悩んでいた。

「もしかしたらギルドにいるかもしれないから、そっちに行ってみない?」

 アイザックは忍がハンターズギルドにいるかもしれないと言い出した。

「そうですね。シノブさんに会ったら文句の一つや二つ言わないと。」

 昨日の件で根に持ったアーシェは忍に出会ったら文句を言おうと誓った。


 アーシェ達がギルドに到着し中に入る。が、そこには忍の姿はなかった。
 だが、ギルド内は彼方此方へと男達が武器を持ち、走り周り慌ただしかった。

「え? これって…ナタリーさん、なんでこんなに皆慌ててるのですか?」

 近くでナタリーが必死な顔でせっせと書類を準備している所にアーシェは申し訳なさそうな表情で尋ねた。

「魔王軍がクラウスト王国に進軍しに来たのです。それも凄い群衆で…そして更に王からの依頼でこうなっている状況です。」

 ナタリーがアーシェに王様からの伝達された依頼書を見せた。
 その内容は…

『緊急依頼、魔王軍がクラウスト王国に進軍して来てます。これから衛兵と共に王国を守ってください。見事、守りきれた場合は王から褒美が与えられます。参加人数は不問。参加条件も不問。』

「す、凄いですね。もう手当たり次第な感じがしますが、これはチャンスです! 魔王の戦力を削る事で魔王の所まで辿り着くのが楽になりますよ!」

「そ、そうかな? 俺にしてみれば、ここで人生が終わりそうなイベントだと思うんだけどな…。」

 アーシェは魔王をチャンスだと思いヤル気を出していた。が、アイザックだけは軍勢の力を知っているので引き気味だった。

「ナタリーさん、私達もこの依頼を受けたいです。」

 アーシェはアイザックの意見を聞き入れずに無謀にも軍勢討伐に参加しようとしていた。

「この依頼はクラウスト王国内だけになりますので部外者は立ち入る事ができません。ですから早く隠れて…」

「魔王軍が来たぞ!」

 ナタリーが言い終わる前に一般人がドアを勢いよく開け訪問し、魔王軍が来た事を知らせた。
 その報告を聞いた。ギルドにいるハンター達は武器を持ち、殺気だった雰囲気を醸し出し、城門へと向かった。

「な、なんだか…シノブさんがいない時に大変な事になった。」

「私達も行きましょう!」

 どんな事が起こるのか気になるアーシェは、少し怖じ気付いているアイザックの手を掴み引っ張り、城門へ向かった。
 城壁の前には武器を持った衛兵やガタイの良い男達が魔王軍を迎撃しようと構えていた。
 その背後にはアーシェとアイザックが大勢の人数によって覆い隠されていた。

「…来たぞ!」

 一人の一般人が叫び遠い地平線に指を指した。そこには土煙を巻き上げながら人間とは違う、異形の化物集団が徒歩で進軍していた。
 緊迫が漂う中、衛兵とハンター達は武器を構え臨戦態勢に入って待ち構えていた。
 すると城壁を目前にし突如と魔王軍は立ち止まったのだ。

「?」

 全員が魔王軍の意味不明な行動に呆然とし油断をしていた。
 すると軍勢の中心から頑丈そうな鎧を身に纏い、口だけが露出した兜を着た一人が前に出た。

「落ち着け、此方は争いに来たのではない! 我々は交渉しに来たのだ!」

 鎧の人物は争う気はなく何かを交渉しに来た様子だった。

「ふざけんな! そんな軍勢で交渉しようっていうのが嘘丸見えじゃねぇか!」

 衛兵が強気に話の矛盾を指摘する。

「これは保険だ。我々が、もし全滅する可能性を考慮してだ。そこは理解してくれないか?」

「それで狙いは何だ? 魔王軍。」

 衛兵の一人が目的を尋ねた。

「実は、この数日前に異世界から召喚された勇者を探していてね。それらしき人がいたなら…引き渡して欲しいんだ。」

「引き渡してどうするつもりですか!」

 勇者という単語に引っ掛かったのかアーシェが尋ねた。
 全員は背後から質問したアーシェに目を向けた。

「その反応からして君が知ってそうだね。我々、魔王軍に引き渡してくれないかな? 悪いようにはしないよ?」

「誰が渡すもんですか!」

「渡さないのなら…第一陣かかれ!」

 アーシェが引き渡し要求を断ると、鎧の彼は命令を下した。
 第一陣と呼ばれた部隊には、頭が犬で体が人間、ロングソードを持ち、鎧を身に纏ったコボルト。体が緑色で、人間より身長が小さく、革の腰巻きを身につけ、棍棒を持ったゴブリンの部隊が一斉に走りクラウスト王国に向かって来たのだ。

「野郎共! やっちまえ!」

 一人のリーダーハンターが指示を出すとハンター達は活気で雄叫びを上げ出陣する。
 衛兵達もハンター達に協力し、槍を前に突き出し突撃した。

「私達も戦いましょう。」

 アーシェが杖を持ち、アイザックに呼び掛ける。

「マ、マジで!」

 ハンター達の活気に恐れをなしたのかアイザックは腰が抜けて戸惑っていた。

「ほら、早く!」

「わ、分かったよ…めっちゃ怖い。」

 アーシェは杖を構え魔法の詠唱を呟き、アイザックは背中にピッタリと備え付けていた鉄製の槍を引き抜き構えた。

「『我、契約する者。我の味方をする者に護りの加護を。』」

 アーシェが簡単に呪文を唱えるとアイザックの体が発光し驚愕していた。

「なんだか温かいオーラに包まれた感じだ。」

「この魔法は、ある程度の物理攻撃を跳ね返してくれます。だけど油断しないでください、即死攻撃には対応してませんから!」

「わ、分かった!」

 アーシェの注意事項を聞き入れたアイザックは槍を前に突き出し、攻撃しに近づいて来た三匹のゴブリンを一振りで凪ぎ払った。
 ゴブリンは槍の鋭利な部分が胸に当たり、傷の痛みで立ち上がれずにいた。

「良し!」

 アイザックが倒したゴブリンを見て油断をしていると背後からコボルトが剣で背中を突き刺そうとしていた。

「アイザックさん!」

 アーシェの声で気がついたアイザックは振り向いた瞬間、頭の中には死が過った。
 だが、何処からともなくアイザックを守るようにして金髪の男性が突然と現れ、コボルトの腹を片手剣で膂力を込めて鎧ごと切り裂いた。
 コボルトは綺麗な放物線を描き、背中から地面に着地し、口から血を流し絶命した。

「大丈夫?」

 その彼は鎧も身に着けず、平民の格好で戦場に立っていた。顔は中性的、瞳の色はライトブルー、中肉中背、髪型は両端を刈り上げ、王子様フェイスの男はアイザックを心配をしていた。

「あ、あぁ。ありがとう。」

「お互い、死なないように頑張ろう。」

 アイザックにそう告げると彼は戦地へと駆け抜けて行った。
 アイザックは呆然としていたが、戦闘中なので気を取り直し集中していた。

「キリがありません。」

 長い時間、戦闘していると魔王軍は大勢連れて来ている為、倒しても倒しても次々と現れる敵に対して、皆は疲労しきっていた。
 アーシェは魔力切れで肩で息を繰り返し、アイザックは汗を流し槍で疲れた体を支えていた。

「もう終わりですね。」

 相手の状況を目視し、余裕が生まれた鎧の彼は止めをさそうと右手を高らかに上げ、第二陣を出陣させようとしていた。

「うるさいわぁ! 今、何時やと思ってんねん!」

 突如と何処からか怒号が響き渡る関西弁に一同は辺りを見渡し正体を知ろうとしていた。
 アーシェは声の正体を知っているので、ふと上を向くと、そこに『ダークネスホール』から頭を覗かせている。
 それは二日酔いで目の周りには隈ができ、かなり機嫌の悪い忍がいたのだ。

「シノブさん!」

「…こんな時に一体何処に行ってたんですか!」

 アイザックは歓喜の表情を浮かべていた。が、アーシェは緊急事態に何処で油を売っていたのか気になり怒っていた。

「寝てた。だが、お前等が馬鹿みたいに金属音をぶつけて安眠妨害してるから来たんだよ。」

 忍は『ダークネスホール』を肥大化させ出られるサイズになると地面まで土煙一つ上げず着地し、魔王軍を睨んでいた。

「貴方は何者ですか? その見た目では衛兵でもなければハンターの人でもなさそうですね?」

 鎧の彼は忍が気になったのか最初に質問をぶつけた。が、その行動が仇となった。

「うるせぇ、このボケ。」

 忍は二日酔いで不機嫌なため質問には答えず、『ダークネスホール』を経由したアッパーで顎を殴り気絶させた。

「な、なんだよ…あの兄ちゃん、いきなり現れたら一人を倒しやがったぞ。」

「シノブさん! 今こそ勇者の力を見せてください!」

 アーシェが自慢するように叫ぶとアイザックを含めた周りは驚愕していた。
 それもその筈、あんな適当そうな男が勇者なのが信じられなかったからだ。

「…面倒くせぇな。アーシェ! コイツ等倒したら俺は寝るからな。」

 アーシェにそう告げると忍は近くに落ちてあった変哲もない長い棒を足で蹴り上げ、浮遊した棒を右手で掴み、構えていた。

「これぐらいハンデはくれてやるから来い。」

 そして周りは思い知らされた。理不尽な暴力という物が存在する事に……。
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