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第3章 東と西 赤の書編。
第107話 まだ驚きは終わらない。
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何度も検索エンジンにキーワードを変えては探す。が、木元雅に関する情報は全く当てはまらないのだ。
流石にセンター街の中心でポチポチと携帯を弄るのは一般人の邪魔なので、二人は近くの喫茶店で作業していたのだ。
「「……詰んだ」」
修二と南雲は机へ顔を埋め、絶望に打ちのめされていた。
『木元雅 アイドル 事務所』や『新人アイドル 事務所』や『人気曲 アイドル 事務所』等と色々調べた。
検索する事までは考えには至るが、歌詞を調べる事に気づかない二人だった。
「これじゃ初期の神崎忍を探そう状態じゃねぇか……あの時はたまたま神崎と出会ったから分かったけどよ……」
「スゲェな、俺なんか監視カメラハッキングしたり来客履歴まで借りて見つけようとしたのにな……」
南雲はションボリとした表情で修二の運命を羨ましく思った。
だが、犯罪性でお前も人のこと言えないだろと修二は密かに思った。
「……聞き込んだりして雅を探すか?」
「やめとけ、絶対見た目で警察の世話になるのが目に見える。」
修二の提案を南雲はリスクあると却下した。
「……どうするかな?」
懐から煙草を一本だけ咥えて、着火させず顔を天井へ向けて呆けていた。
「お客様、ここは禁煙席なので喫煙なら外でお願いします。」
「あ、すみません……!」
席を立ち喫煙する為、外へ出ようとした。その時、脳内にエンドルフィンが駆け巡り、何か閃いたのだ。
「……南雲」
「?」
「木戸なら知ってるかもな?」
不意にも口から木戸の名前が出てきたのだ。
「木戸か。確かにアイツは若いし、俺達より流行を知っている。それに女子高生のコミュニティは凄いって聞くぞ?」
「よし、ちょっと連絡する……もしもし木戸か?」
そうなればと修二はLINEアプリを起動させ、外へ出て、木戸とコンタクトする。
『どうしたんですか師匠? 数時間前に別れたばかりなのに?』
「あぁ、ちょっと聞きたい事があってな。今、渋谷センター街でテレビに映ってる彼女を知ってるか?」
『彼女? どんな人ですか?』
「ツインテール、殺意のあるキツイ目付き、なんか不釣り合いなアイドル衣装、そして最後のフレーズとして重い言葉を残す歌手」
『あー誰か分かったかも……多分、ミヤッビーだね』
「ミヤッビー……成る程、じゃあ……事務所って何処に……あるか……知ってる?」
電話越しで修二は笑いを堪えながら続ける。
『? 多分、渋谷に事務所はあるでしょ? そこはWikipediaで調べてよ。コアなファンなら半年でデビューした人ぐらいは細かく調べてると思うよ?』
「あぁ、すまねぇな。ちゃんと休憩してくれ……じゃあな」
通話を切り、情報進展があったことに大喜びしながら、煙草をもう一本咥えた。二本同時に着火させて喫煙していた。
周囲にいた一般人は修二の有り得ない、二本喫煙にドン引きし驚愕していた。
「……おっと、気づかず二本吸ってた……まあ、いっか」
気にする事なく引き続き、二本同時に肺へと紫煙を吸い込み、大量の煙を吐き出す。
至福の一服が終わり、喫茶店へ戻る。
「おい、品川! 歌詞に検索ワードを打ち込むと出てくるぞ。いや~この小型でパソコンみたいに使えるとか、世の中便利なったよな?」
折角、一生懸命情報を持ってきたのに、南雲が簡単な検索方法で雅に辿り着いた。
もう何にも言えない状態で、修二はただ茫然とするしかなかった。
そして修二達一向はWikipediaに記載されている渋谷シンガー事務所へ辿り着いた。
「……なんか調べる前は悪戦苦闘してたのに、今だとアッサリしてるよな?」
修二へ南雲は最初の苦労は何だったんだ?という虚無感を呟いていた。
「そうだな。でも、結果は結果だろ……ちょっと不細工な形だけどな?」
「そうだな……よし、じゃあ入ってみるか」
少し落ち込みながらも先へ進展させる為、事務所の中へ入って行く。すると入った目前に受付席があり、綺麗な女性が座っていた。
「あの……ミヤッビーに会いたいんですが……」
彼女の芸名に恥ずかしながらも会いたいと受付嬢へ伝える。
「アポは取っておりますか?」
修二と南雲にとって最大の難関が立ちはだかったのだ。
アポはとってなくても本人さえ認知すれば対面する事はできる。が、相手は雅である為、二人にしてみれば犬猿の仲である人物であり、取り合って貰えるか、そこが肝心だった。
「アポは取っておりません。けれどミヤッビーの関係者です!」
修二は堂々と嘘は言ってないが関係者と名乗ったのだ。
「それでは、お名前を教えて頂けますか?」
「……神崎輝です」
若干戸惑いながら修二は受付嬢に神崎輝と名乗った。
隣の南雲は無表情だが、内心では「嘘ついてるやん」と突っ込んでいた。
「神崎輝様ですね。では今回はどのような要件ですか?」
「ミヤッビーに渡す物がありまして、直接本人に渡さないといけない物です」
南雲は受付嬢へ紙袋の中に入っている服を見せた。
「そうですか。それでは確認致しますので、待合室でお待ちください」
「はい」
すんなりと通れて、待合室まで向かう事へ出来た。
「後はここらだな?」
嘘はついたが作戦通りに事務所へ入れた事に喜ぶ南雲。
「あぁ、けどよ輝さんの名前を使うのはヤバかったな。アイツの事だから、おきゃんみたいに騒ぎ立てて警察でも呼ばれたら面倒だぞ?」
「そうだよな……」
二人は待合室まで案内され、雅をじっくりと待つ。
「へぇ~神崎輝さんっていう人が来てるのですか? いや~会うのが楽しみですね~」
廊下から黄色い声で受付嬢と話しながら待合室まで向かっていた。
そして二人は確信した。この声は完全に木元雅だと……じっくりと扉は開かれた。
「は~い、今旬の歌手のミヤッビーで~す! 今回は私の為に贈り物をくれてありが……!」
元気よくアイドルみたいな挨拶し、神崎輝だと思っていた人物は、嫌悪感が顔から現すほど嫌いな品川修二だと、気づいた雅だった。
「どうもミヤッビーさん、初めまして神崎輝です。今回は贈り物を届けに参りました」
似つかわしくない営業スマイルで修二は握手の体勢で雅へジリジリと近づいて行く。
「どうもどうも神崎輝さん! 今日は私の為に贈り物を届けてくれて……ここで何やってるんだ! 本当に貴様、切り刻んでやるぞ!」
雅も似つかわしくないスマイルで修二と握手していく。それも握り潰しそうな握力と小声による怒気で……。
「やっと気色の悪い顔が消えたか。会いたかったぜミヤッビーちゃんよ」
「貴様、またその名前で呼んでみろ。二度と喋れないように舌を切り落としてやる!」
「じゃあ、俺達のお願いを聞いて貰おうか?」
「なんだ金か? それとも有名歌手の私を抱きたいのか? どっちだ言ってみろ?」
雅がお門違いな事を言い始めたので、そろそろ本題へと移る。
「神崎忍いんだろ? ちゃんと会うまで大人しくして待ってやるから、会わせてくれんだろうな?」
忍目当てだと聞いた途端、雅の目付きは変わり鋭いものとなっていた。
「……成る程、何処で情報を手に入れたのかは聞くまいが、その先には触れない方が身の為だぞ?」
「ここで喧嘩っていうのか?」
「違うな。今回特別に私達はボディーガードを雇ったのだ。それも結構役に立つ……」
「はい、ちょっとゴメンよ。結構長い時間握手してるもんやから、ちゃんと握手券買うてもらわんとアカンで?」
そこへ関西弁で修二と雅の握手を引き離そうとする人物が現れた。手はヒンヤリと冷たく、その人物からは威圧感があった。
流石にセンター街の中心でポチポチと携帯を弄るのは一般人の邪魔なので、二人は近くの喫茶店で作業していたのだ。
「「……詰んだ」」
修二と南雲は机へ顔を埋め、絶望に打ちのめされていた。
『木元雅 アイドル 事務所』や『新人アイドル 事務所』や『人気曲 アイドル 事務所』等と色々調べた。
検索する事までは考えには至るが、歌詞を調べる事に気づかない二人だった。
「これじゃ初期の神崎忍を探そう状態じゃねぇか……あの時はたまたま神崎と出会ったから分かったけどよ……」
「スゲェな、俺なんか監視カメラハッキングしたり来客履歴まで借りて見つけようとしたのにな……」
南雲はションボリとした表情で修二の運命を羨ましく思った。
だが、犯罪性でお前も人のこと言えないだろと修二は密かに思った。
「……聞き込んだりして雅を探すか?」
「やめとけ、絶対見た目で警察の世話になるのが目に見える。」
修二の提案を南雲はリスクあると却下した。
「……どうするかな?」
懐から煙草を一本だけ咥えて、着火させず顔を天井へ向けて呆けていた。
「お客様、ここは禁煙席なので喫煙なら外でお願いします。」
「あ、すみません……!」
席を立ち喫煙する為、外へ出ようとした。その時、脳内にエンドルフィンが駆け巡り、何か閃いたのだ。
「……南雲」
「?」
「木戸なら知ってるかもな?」
不意にも口から木戸の名前が出てきたのだ。
「木戸か。確かにアイツは若いし、俺達より流行を知っている。それに女子高生のコミュニティは凄いって聞くぞ?」
「よし、ちょっと連絡する……もしもし木戸か?」
そうなればと修二はLINEアプリを起動させ、外へ出て、木戸とコンタクトする。
『どうしたんですか師匠? 数時間前に別れたばかりなのに?』
「あぁ、ちょっと聞きたい事があってな。今、渋谷センター街でテレビに映ってる彼女を知ってるか?」
『彼女? どんな人ですか?』
「ツインテール、殺意のあるキツイ目付き、なんか不釣り合いなアイドル衣装、そして最後のフレーズとして重い言葉を残す歌手」
『あー誰か分かったかも……多分、ミヤッビーだね』
「ミヤッビー……成る程、じゃあ……事務所って何処に……あるか……知ってる?」
電話越しで修二は笑いを堪えながら続ける。
『? 多分、渋谷に事務所はあるでしょ? そこはWikipediaで調べてよ。コアなファンなら半年でデビューした人ぐらいは細かく調べてると思うよ?』
「あぁ、すまねぇな。ちゃんと休憩してくれ……じゃあな」
通話を切り、情報進展があったことに大喜びしながら、煙草をもう一本咥えた。二本同時に着火させて喫煙していた。
周囲にいた一般人は修二の有り得ない、二本喫煙にドン引きし驚愕していた。
「……おっと、気づかず二本吸ってた……まあ、いっか」
気にする事なく引き続き、二本同時に肺へと紫煙を吸い込み、大量の煙を吐き出す。
至福の一服が終わり、喫茶店へ戻る。
「おい、品川! 歌詞に検索ワードを打ち込むと出てくるぞ。いや~この小型でパソコンみたいに使えるとか、世の中便利なったよな?」
折角、一生懸命情報を持ってきたのに、南雲が簡単な検索方法で雅に辿り着いた。
もう何にも言えない状態で、修二はただ茫然とするしかなかった。
そして修二達一向はWikipediaに記載されている渋谷シンガー事務所へ辿り着いた。
「……なんか調べる前は悪戦苦闘してたのに、今だとアッサリしてるよな?」
修二へ南雲は最初の苦労は何だったんだ?という虚無感を呟いていた。
「そうだな。でも、結果は結果だろ……ちょっと不細工な形だけどな?」
「そうだな……よし、じゃあ入ってみるか」
少し落ち込みながらも先へ進展させる為、事務所の中へ入って行く。すると入った目前に受付席があり、綺麗な女性が座っていた。
「あの……ミヤッビーに会いたいんですが……」
彼女の芸名に恥ずかしながらも会いたいと受付嬢へ伝える。
「アポは取っておりますか?」
修二と南雲にとって最大の難関が立ちはだかったのだ。
アポはとってなくても本人さえ認知すれば対面する事はできる。が、相手は雅である為、二人にしてみれば犬猿の仲である人物であり、取り合って貰えるか、そこが肝心だった。
「アポは取っておりません。けれどミヤッビーの関係者です!」
修二は堂々と嘘は言ってないが関係者と名乗ったのだ。
「それでは、お名前を教えて頂けますか?」
「……神崎輝です」
若干戸惑いながら修二は受付嬢に神崎輝と名乗った。
隣の南雲は無表情だが、内心では「嘘ついてるやん」と突っ込んでいた。
「神崎輝様ですね。では今回はどのような要件ですか?」
「ミヤッビーに渡す物がありまして、直接本人に渡さないといけない物です」
南雲は受付嬢へ紙袋の中に入っている服を見せた。
「そうですか。それでは確認致しますので、待合室でお待ちください」
「はい」
すんなりと通れて、待合室まで向かう事へ出来た。
「後はここらだな?」
嘘はついたが作戦通りに事務所へ入れた事に喜ぶ南雲。
「あぁ、けどよ輝さんの名前を使うのはヤバかったな。アイツの事だから、おきゃんみたいに騒ぎ立てて警察でも呼ばれたら面倒だぞ?」
「そうだよな……」
二人は待合室まで案内され、雅をじっくりと待つ。
「へぇ~神崎輝さんっていう人が来てるのですか? いや~会うのが楽しみですね~」
廊下から黄色い声で受付嬢と話しながら待合室まで向かっていた。
そして二人は確信した。この声は完全に木元雅だと……じっくりと扉は開かれた。
「は~い、今旬の歌手のミヤッビーで~す! 今回は私の為に贈り物をくれてありが……!」
元気よくアイドルみたいな挨拶し、神崎輝だと思っていた人物は、嫌悪感が顔から現すほど嫌いな品川修二だと、気づいた雅だった。
「どうもミヤッビーさん、初めまして神崎輝です。今回は贈り物を届けに参りました」
似つかわしくない営業スマイルで修二は握手の体勢で雅へジリジリと近づいて行く。
「どうもどうも神崎輝さん! 今日は私の為に贈り物を届けてくれて……ここで何やってるんだ! 本当に貴様、切り刻んでやるぞ!」
雅も似つかわしくないスマイルで修二と握手していく。それも握り潰しそうな握力と小声による怒気で……。
「やっと気色の悪い顔が消えたか。会いたかったぜミヤッビーちゃんよ」
「貴様、またその名前で呼んでみろ。二度と喋れないように舌を切り落としてやる!」
「じゃあ、俺達のお願いを聞いて貰おうか?」
「なんだ金か? それとも有名歌手の私を抱きたいのか? どっちだ言ってみろ?」
雅がお門違いな事を言い始めたので、そろそろ本題へと移る。
「神崎忍いんだろ? ちゃんと会うまで大人しくして待ってやるから、会わせてくれんだろうな?」
忍目当てだと聞いた途端、雅の目付きは変わり鋭いものとなっていた。
「……成る程、何処で情報を手に入れたのかは聞くまいが、その先には触れない方が身の為だぞ?」
「ここで喧嘩っていうのか?」
「違うな。今回特別に私達はボディーガードを雇ったのだ。それも結構役に立つ……」
「はい、ちょっとゴメンよ。結構長い時間握手してるもんやから、ちゃんと握手券買うてもらわんとアカンで?」
そこへ関西弁で修二と雅の握手を引き離そうとする人物が現れた。手はヒンヤリと冷たく、その人物からは威圧感があった。
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