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第2章 魔導使い襲来。
第73話 魔王との対峙。
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暫くアルカディアは永遠とも思える廊下を走っていた。そして最後と匂わせる禍々しい門が目に入ったのだ。
「…アレが最後の扉。」
扉を前にして、プレッシャーでアルカディアの体は緊張していた。そして意を決し、扉へ手を付き開放した。
何時も通りの部屋ではなく、辺りは真っ暗で何も見えない状態だった。
「…アルカディアか、『覇気使い達』と同行しなかったのは素晴らしいな。」
深淵の奥からは、ここまで来れた事に賛辞を与える物だった。
「誰かに褒められるのは嬉しいです。けれど、魔物とか魔王から言われるとゾッとします。」
「それは先代魔王の閻魔様でもか?」
「あの人は別格な存在です。貴方みたいに私利私欲で人間を殺めたりしません。」
「…まあ、入れ。ゆっくりと話をしよう、今後について…。」
アルカディアはウロボロスの誘いに乗り、部屋へと入ったのだ。部屋へと入ると、蝋燭に火が灯り、辺りを照らした。
奥には今までとは違う、天井まで届きそうな巨大な玉座があった。そこに足を組み、見下している人物がいた。
「……。」
アルカディアは戦闘を予想しながら警戒し、ウロボロスの付近まで近づいて行く。
「…君と話するのは初めてだな。」
「えぇ、貴方の噂は天界まで聞いてますよ……閻魔様の考えと未来を否定した愚かな悪魔と。」
そうアルカディアが皮肉混じりに告げる。と、何かが砕ける音が響いた。
「数千年前、あの方が食い付くように人間界を見ていた事だ。暫くしていると、あの方は突然と玉座から立ち上がり、無表情で人間界へ行くと言い出したのだ……ふざけるな!」
ウロボロスは激怒し、アルカディアの頬をスレスレに何かを投げ捨てた。アルカディアは横目でマジマジと確認した。
それは鉄らしき破片だった。
「何故、身勝手で何も信じず、我々を愚弄する人間の世界へ行った! そして尋ねた。あの方は何を言ったと思う!? “だったら、その悪意を最大限に利用して、善意に変えるのも難しくて面白い”とだ。私は行く事を認めなかった。あんな悪魔以上の悪意を持つ、糞尿ごときの人間の世界にな。」
「…それは否定しません。人間は否定的で身勝手で自分自身が神だと思っている。だけど、私は主の御心に従い、人間を見守り続けるのを誓いました。閻魔様にも何かあっての考えで人間界へ行ったのでしょう。それでも貴方は何故、認められないのでしょうか!?」
「当たり前だ。人間は自分だけが助かれば良いと思い、他人を蹴落とし、気に食わなかったら文句を言う。そんな奴等に閻魔様が降り立つのがおかしいのだ!」
ウロボロスは怒りと共に、アルカディアへ禍々しく黒い波動を放っていた。
「…貴方も一緒に閻魔様と人間界へ行きたかったのでしょう?」
そんなアルカディアの言葉で、黒い波動はピタリと停止した。
「…あぁ、そうだ。何故、私を選んでくれなかったのだ…。」
悲壮感があるウロボロスの声に、アルカディアは反応し話を続ける。説得する見込みがあると思ったからだ。
「…閻魔様は次期魔王候補として、貴方を選んでいました。でも、貴方がソレが認められず、無謀にも挑んでしまいました。」
「あぁ、だから私は…人間を滅ぼし、『魔導使い』で嫌がらせをした。けれど、『覇気使い』達が邪魔をせず、『魔導使い』が始末できていれば、神々しい天使の貴様となんて、話すことなかった!」
アルカディアは、逆にウロボロスを刺激してしまったという後悔に苛まれた。
自分の愚かな考えと行動によって、相手の逆鱗に触れ、ペースを奪われたからだ。
「…では、話を戻しましょう。今後とは?」
そしてアルカディアは話を反らし、最初へと戻すしかなかった。
「…取引をしよう。」
こちらへ有利がある事に気づいていない、ウロボロスは落ち着きを取り戻し、アルカディアと話し合う。
「取引ですか?」
「そうだ。今から、ここに来る『覇気使い』達を死なせたくなかったら、扉の前で立ち塞がり追い出せ。ここへ来る閻魔様だけを通せ。それが果たされば、今後とも人間界には手を出さないと約束しよう。」
ウロボロスによる破格な条件にアルカディアは驚愕した。が、破格の割りには何か裏があるのではないかと警戒していた。
「…それは願ってもない条件ですね。けれど、信用はできませんね。悪魔と契約するのは必ず裏があります。」
「ならば、ここで貴重な『覇気使い』が無様に殺されるのを見ているだけか? 神が人類の脅威となる存在を始末するだけに作られた。特殊な人間を貴様は見殺しにできるのか?」
(駄目だ。これ以上は屁理屈を言っても逆に刺激するかもしれない。閻魔様には申し訳ないがウロボロスを倒してもらうしかない…。)
「…い、いいでしょう。その条件を…!」
アルカディアは意を決し、ウロボロスから提示された条件を承諾しようとした瞬間。
背後にあった頑丈な扉が猛烈な崩壊音を木霊した。そして扉の破片がウロボロスへと向かって飛んでいた。
アルカディアは驚愕しながら何が起きたのか、振り返った。
「…し、死ぬかと…思った。」
「誰だ! こんなとこに扉を設置した奴は! もう少しで壊れてなかったら殺してやるからな!」
ウロボロスの部屋へ、いきなりで騒がしく侵入したのは…
何かで恐ろしい事をされたのか、顔が真っ青の吹雪。
そして扉の設置で勝手に、じたばたしながら激怒している南雲だった。
「どうやら、ここが最終地点みたいだね。」
「しぶといなコイツ等…。」
そして後からは雅を抱えた輝、修二を背負った呆れ顔の忍だった。
「なんでテメェが呆れてんだよ! 元は言えばテメェが変な拘りで俺達を襲わなければ疲れる事なかったんだよ!」
忍の態度にキレた南雲は、右人差し指で噛みついたのだ。
「おい、そんな事をしたら疲れるぞ。」
そんな吹雪は南雲を宥めたいが、疲労で停止する気もなかった。
「…やっと会えたな魔王ウロボロス。」
そんな二人を無視した忍は、中心まで悠々自適に歩いた。
「神崎忍と『覇気使い』。」
ウロボロスの声は怒りが最高潮に達し、震えていたのだ。
「成る程な、今来たのはウロボロスにとって都合が悪く、嫌がらせには最適って事だな。」
忍は周りの現状を理解し、不適な笑みで挑発していた。そして、これから何をしてやろうかと考えてもいた。
「…すまない。少しでもダメージを与え、楽にしようと思っていたが、取引を持ち込まれたから手出しできなかった。」
「大方予想はつく。気にするなというより、そんな事してたら俺か馬鹿がキレてた。」
その忍の言葉でアルカディアとウロボロスは気づく。背負っていた荷物が、いつの間にか消えていた事に。
するとウロボロスの目前から、爆炎を纏った右拳の影が写ったのだ。
そしてマトモに拳と顔は衝突し、玉座は粉々となった。
「右腕失ったわりには元気じゃねぇか。」
忍は余裕そうな表情で淡々と皮肉で、影へ話しかける。
影の人物は華麗に着地し、何かを咥えて着火したのだ。
「まだ、もう一本の腕と両足が残ってんだ。バランスが取れねぇなら作ればいいからな。それに、やっとラスボス戦だ。楽しまねぇとな?」
それはニヤリと忍へ振り返り、やってやったという達成感で返答する修二だった。
「き、貴様等!」
不意を食らい、更にウロボロスの怒りは限界を突破する。
「おいおい、セーブせずにラスボスまで来ちまったけどよ。準備は万端か? 俺なら最強装備で舐めプなんだけどな。」
そこで調子を取り戻した吹雪が修二達へ近づき、ゲームの話しをしていた。
「俺なら薬草を大量に買い込んで挑むぜ。まあ、現実だから死んだら終わりだ。死ぬなよ? まだ俺との対決が残ってるからよ。」
吹雪に続き、南雲もニヤリと中心へ近づいて行く。
「そうだね。皆なら魔王に勝てるよ。」
雅を安全な場所へ放置し、輝も戦闘へ参加したのだ。
「どうする? 勇者、俺等は勝手に魔王をボコボコにするが?」
そして忍が修二に、ここまで来た決意を聞こうとした。
「そんなの関係ねぇよ。こっからは先は自由にやって、家に帰るだけだ。」
修二は狂気的な笑みで、指をポキポキと鳴らし、準備万端だった。
「じゃあ、作戦はどうする?」
ニヤリと吹雪は分かりながら、某RPGネタでボケてきたのだ。
「そんなの決まってんだろ。『ガンガン行こうぜ』でゴリ押しだ。」
修二は突っ込まず、真面目にボケを返答したのだ。
(これが…『覇気使い』。)
そしてアルカディアは知る。この馬鹿チームが天界と魔界を揺るがす存在になる事を。
「…アレが最後の扉。」
扉を前にして、プレッシャーでアルカディアの体は緊張していた。そして意を決し、扉へ手を付き開放した。
何時も通りの部屋ではなく、辺りは真っ暗で何も見えない状態だった。
「…アルカディアか、『覇気使い達』と同行しなかったのは素晴らしいな。」
深淵の奥からは、ここまで来れた事に賛辞を与える物だった。
「誰かに褒められるのは嬉しいです。けれど、魔物とか魔王から言われるとゾッとします。」
「それは先代魔王の閻魔様でもか?」
「あの人は別格な存在です。貴方みたいに私利私欲で人間を殺めたりしません。」
「…まあ、入れ。ゆっくりと話をしよう、今後について…。」
アルカディアはウロボロスの誘いに乗り、部屋へと入ったのだ。部屋へと入ると、蝋燭に火が灯り、辺りを照らした。
奥には今までとは違う、天井まで届きそうな巨大な玉座があった。そこに足を組み、見下している人物がいた。
「……。」
アルカディアは戦闘を予想しながら警戒し、ウロボロスの付近まで近づいて行く。
「…君と話するのは初めてだな。」
「えぇ、貴方の噂は天界まで聞いてますよ……閻魔様の考えと未来を否定した愚かな悪魔と。」
そうアルカディアが皮肉混じりに告げる。と、何かが砕ける音が響いた。
「数千年前、あの方が食い付くように人間界を見ていた事だ。暫くしていると、あの方は突然と玉座から立ち上がり、無表情で人間界へ行くと言い出したのだ……ふざけるな!」
ウロボロスは激怒し、アルカディアの頬をスレスレに何かを投げ捨てた。アルカディアは横目でマジマジと確認した。
それは鉄らしき破片だった。
「何故、身勝手で何も信じず、我々を愚弄する人間の世界へ行った! そして尋ねた。あの方は何を言ったと思う!? “だったら、その悪意を最大限に利用して、善意に変えるのも難しくて面白い”とだ。私は行く事を認めなかった。あんな悪魔以上の悪意を持つ、糞尿ごときの人間の世界にな。」
「…それは否定しません。人間は否定的で身勝手で自分自身が神だと思っている。だけど、私は主の御心に従い、人間を見守り続けるのを誓いました。閻魔様にも何かあっての考えで人間界へ行ったのでしょう。それでも貴方は何故、認められないのでしょうか!?」
「当たり前だ。人間は自分だけが助かれば良いと思い、他人を蹴落とし、気に食わなかったら文句を言う。そんな奴等に閻魔様が降り立つのがおかしいのだ!」
ウロボロスは怒りと共に、アルカディアへ禍々しく黒い波動を放っていた。
「…貴方も一緒に閻魔様と人間界へ行きたかったのでしょう?」
そんなアルカディアの言葉で、黒い波動はピタリと停止した。
「…あぁ、そうだ。何故、私を選んでくれなかったのだ…。」
悲壮感があるウロボロスの声に、アルカディアは反応し話を続ける。説得する見込みがあると思ったからだ。
「…閻魔様は次期魔王候補として、貴方を選んでいました。でも、貴方がソレが認められず、無謀にも挑んでしまいました。」
「あぁ、だから私は…人間を滅ぼし、『魔導使い』で嫌がらせをした。けれど、『覇気使い』達が邪魔をせず、『魔導使い』が始末できていれば、神々しい天使の貴様となんて、話すことなかった!」
アルカディアは、逆にウロボロスを刺激してしまったという後悔に苛まれた。
自分の愚かな考えと行動によって、相手の逆鱗に触れ、ペースを奪われたからだ。
「…では、話を戻しましょう。今後とは?」
そしてアルカディアは話を反らし、最初へと戻すしかなかった。
「…取引をしよう。」
こちらへ有利がある事に気づいていない、ウロボロスは落ち着きを取り戻し、アルカディアと話し合う。
「取引ですか?」
「そうだ。今から、ここに来る『覇気使い』達を死なせたくなかったら、扉の前で立ち塞がり追い出せ。ここへ来る閻魔様だけを通せ。それが果たされば、今後とも人間界には手を出さないと約束しよう。」
ウロボロスによる破格な条件にアルカディアは驚愕した。が、破格の割りには何か裏があるのではないかと警戒していた。
「…それは願ってもない条件ですね。けれど、信用はできませんね。悪魔と契約するのは必ず裏があります。」
「ならば、ここで貴重な『覇気使い』が無様に殺されるのを見ているだけか? 神が人類の脅威となる存在を始末するだけに作られた。特殊な人間を貴様は見殺しにできるのか?」
(駄目だ。これ以上は屁理屈を言っても逆に刺激するかもしれない。閻魔様には申し訳ないがウロボロスを倒してもらうしかない…。)
「…い、いいでしょう。その条件を…!」
アルカディアは意を決し、ウロボロスから提示された条件を承諾しようとした瞬間。
背後にあった頑丈な扉が猛烈な崩壊音を木霊した。そして扉の破片がウロボロスへと向かって飛んでいた。
アルカディアは驚愕しながら何が起きたのか、振り返った。
「…し、死ぬかと…思った。」
「誰だ! こんなとこに扉を設置した奴は! もう少しで壊れてなかったら殺してやるからな!」
ウロボロスの部屋へ、いきなりで騒がしく侵入したのは…
何かで恐ろしい事をされたのか、顔が真っ青の吹雪。
そして扉の設置で勝手に、じたばたしながら激怒している南雲だった。
「どうやら、ここが最終地点みたいだね。」
「しぶといなコイツ等…。」
そして後からは雅を抱えた輝、修二を背負った呆れ顔の忍だった。
「なんでテメェが呆れてんだよ! 元は言えばテメェが変な拘りで俺達を襲わなければ疲れる事なかったんだよ!」
忍の態度にキレた南雲は、右人差し指で噛みついたのだ。
「おい、そんな事をしたら疲れるぞ。」
そんな吹雪は南雲を宥めたいが、疲労で停止する気もなかった。
「…やっと会えたな魔王ウロボロス。」
そんな二人を無視した忍は、中心まで悠々自適に歩いた。
「神崎忍と『覇気使い』。」
ウロボロスの声は怒りが最高潮に達し、震えていたのだ。
「成る程な、今来たのはウロボロスにとって都合が悪く、嫌がらせには最適って事だな。」
忍は周りの現状を理解し、不適な笑みで挑発していた。そして、これから何をしてやろうかと考えてもいた。
「…すまない。少しでもダメージを与え、楽にしようと思っていたが、取引を持ち込まれたから手出しできなかった。」
「大方予想はつく。気にするなというより、そんな事してたら俺か馬鹿がキレてた。」
その忍の言葉でアルカディアとウロボロスは気づく。背負っていた荷物が、いつの間にか消えていた事に。
するとウロボロスの目前から、爆炎を纏った右拳の影が写ったのだ。
そしてマトモに拳と顔は衝突し、玉座は粉々となった。
「右腕失ったわりには元気じゃねぇか。」
忍は余裕そうな表情で淡々と皮肉で、影へ話しかける。
影の人物は華麗に着地し、何かを咥えて着火したのだ。
「まだ、もう一本の腕と両足が残ってんだ。バランスが取れねぇなら作ればいいからな。それに、やっとラスボス戦だ。楽しまねぇとな?」
それはニヤリと忍へ振り返り、やってやったという達成感で返答する修二だった。
「き、貴様等!」
不意を食らい、更にウロボロスの怒りは限界を突破する。
「おいおい、セーブせずにラスボスまで来ちまったけどよ。準備は万端か? 俺なら最強装備で舐めプなんだけどな。」
そこで調子を取り戻した吹雪が修二達へ近づき、ゲームの話しをしていた。
「俺なら薬草を大量に買い込んで挑むぜ。まあ、現実だから死んだら終わりだ。死ぬなよ? まだ俺との対決が残ってるからよ。」
吹雪に続き、南雲もニヤリと中心へ近づいて行く。
「そうだね。皆なら魔王に勝てるよ。」
雅を安全な場所へ放置し、輝も戦闘へ参加したのだ。
「どうする? 勇者、俺等は勝手に魔王をボコボコにするが?」
そして忍が修二に、ここまで来た決意を聞こうとした。
「そんなの関係ねぇよ。こっからは先は自由にやって、家に帰るだけだ。」
修二は狂気的な笑みで、指をポキポキと鳴らし、準備万端だった。
「じゃあ、作戦はどうする?」
ニヤリと吹雪は分かりながら、某RPGネタでボケてきたのだ。
「そんなの決まってんだろ。『ガンガン行こうぜ』でゴリ押しだ。」
修二は突っ込まず、真面目にボケを返答したのだ。
(これが…『覇気使い』。)
そしてアルカディアは知る。この馬鹿チームが天界と魔界を揺るがす存在になる事を。
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