mk-2の毎日がBLACK HISTORY

mk-2

文字の大きさ
上 下
74 / 94

2021年8月19日。やれやれ、やんぬるかな、残念無念。

しおりを挟む
 エッセイ8月19日。

 今日もどこか不信に満ち、苛立ちや陰鬱な気持ちを隠せない日だった。目の前の仕事に集中しているうちに気分が落ち着き、楽になったが。

 今朝は荒天。近くで大きな雷が落ちた。霹靂、と言うのだろうか? 直後に大雨が降り出した。

 雷ですっかり恐慌状態というか、不安でいっぱいになってしまった母が「今日は作業所に行くのを『雷で危険だから様子を見て行く』と先方に電話しろ」と詰め寄って来た。

 世間では、特に日本では警報が出てようが会社などは出勤するもの。それは作業所でも同じ。そんな簡単に休むのもどうかと思う。僕は悩んだ。

 取り敢えず家を出るギリギリまで様子を見てから連絡するか決めようか……などとリビングを離れて髭を剃っていると、偶然作業所の代表からの間違い電話が掛かってきた。

 一度電話を切ったのだが、母はすぐさま掛け直し、あろう事か僕の意志など考えず勝手に『荒天なので遅れる!!』と伝えてしまった。身を案じてくれる親の気持ちは痛いほどわかるが、やれやれ。どこまで気が小さいのか。福祉事業所とはいえ勝手に出勤が遅れる旨を焦りに満ちた語気で伝えるなんて。

 直後に作業所にメールを送って『天気が落ち着いてるのでいつも通り出席する』と伝えたのだが、どうやらメールも読まれなかったらしい。到着してからも『遅れるんじゃなかったのか。大丈夫か』などとスタッフに驚かれてしまった。全くもって鬱陶しい。

 母も母だが、作業所も作業所で連絡やコミュニケーションなどに致命的な欠陥があるのだ。再三それを心配事として告げてきたというのに。それが不信に満ちる原因のひとつだ。

 このせいで随分イライラして鬱状態だったのだが、昼休みにiPadクリスタで少しでも進めよう、と漫画の執筆、及び改稿をしていたら、いつの間にやら胸の内の蟠りは治まった。やはり創作活動は極上の癒しだ。僕には必要なものだな。

 明日は例のワクチンの1回目の接種だ。母も祖母も1回目は然したる副反応も出なかったのだが、年齢が近い兄夫婦は2人とも1回目で結構キツい副反応が出たらしい。

 若年層の方が副反応が出やすい傾向にあるとのことだが、結局は体質次第か? 遺伝子情報的に一番近い兄に強い副反応が出たのなら、僕もキツく出るかもしれない。

 折角苦労して目前に週末も見えてきたわけだが、今回は楽しい、充実した週末とはならぬかもしれない。やんぬるかな。残念無念。

 それでも昨日に漫画制作に没頭して過去一番のハイペースで作業を進められたことは喜ばしい。少しぐらい足を止めてしまっても『しょうがない』と思えるだろうか。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

アルファポリスでの『書籍化』はナニに魂を売ればデキる?

まみ夜
エッセイ・ノンフィクション
※夢多きお子様は、薄汚い大人にならないように、お読みにならないコトを推奨いたします。 ※個人の感想です。効果、効能を保証するモノでは、ございません。 ※転記は一切許可しておりません。また、引用には著作権法により厳密なルールが定められているので、ご注意ください。 自信満々に物語を書いて、早くも1500ポイント達成かと思っていたら、NEWが取れたら激減。 他の物語に負けないと思っていたのに、お気に入りも一桁、更新しても300ポイント以下。 では、「どうしたらいいか」を前向きに考察をするコラムです。 まずは、「1ページ目を読んでもらえるコトを目標」から始めましょう。 自分が書きたいことを好きに書いているダケで読まれなくていい、という方には無意味な駄文です。 書き手向けの内容ですが、読み専門の方には、より良い物語を探すヒントになる「かも」しれません。 表紙イラストは、lllust ACより、楠あかね様の「魔神」を使用させていただいております。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

処理中です...