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2021年8月15日。BL漫画描き初心者の戯言

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 エッセイ2021年8月15日。

 兄と甥っ子が来たことと長雨で涼しくなったことで気疲れしてほぼ活動出来ず。運動などはリングフィットアドベンチャーと久々に長い距離のウォーキングなどはやれたものの、漫画の執筆は30分程度しか進まず。

 投稿用BL漫画はそろそろクライマックスに突入するので一気に描きあげたい、でも描くのを楽しんでいたい気持ちが揺れる。

 割りと人生で創作活動を始めた当初からBL、GL、NLの描写のある作品を作ってきたのだが、漫画の、しかも美少年同士の限定的なものでそもそも漫画自体初心者なので出来栄えの拙さには我ながら目を覆いたくなることもある。
 「ああ、やっぱりまだまだ未熟だな」とか「人に伝えたり自分で自分を認めてあげるには程遠いな」と描き進めるごとに痛感する。だがそれでも描くことに充実感があるから続ける。

 BLや恋愛漫画の描き手として拙い僕だが、たまに見かける「BL? 百合なら幸せな感じで癒しになるけどBLじゃあ『く○○そテクニック』みたいなお下劣なギャグでしょ。アハハ」みたいな何だか薄っぺらい事を述べる人に対しては

 BL(JUNE)のどこまでも切なく美しく、時に無慈悲で悲哀の強い、読んでて情緒がめちゃくちゃになって絶望の淵に叩き落としてやろう、ぐらいのファイトが湧いてくる。

 いや、僕とてBLの真骨頂がどこにあるのかわかっていないんだけども。

 だが、恋愛作品である以上はそんな馬鹿にしたような浅いものではないと思うのだ。

 恋愛作品は欠けているモノを持った人たちが心の交流……時には激しい苦悩や喪失感、無力感など人間のドロドロとした苦しみや痛みを経て、それに伴った空虚感を埋めて強くなる、つまりは成長物語だと思うことがある。

 恋愛要素のあるものに何を求めるか、そもそもろくに恋愛をしたことが無い人でも描きたがる人もいるのだから人それぞれ違うのだが、少なくともそんな低俗なモノに堕しているだけのものではない、と思いたい。

 早く描きあげて完成させて次に行きたい気持ちと、もっとこだわって描いていて充実感を得ていたい気持ちがせめぎ合う日々だ。
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