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2019年10月23日。戦国BASARAという活気漲る名作
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10月23日。
がっかりである。
せっかく余暇の時間があっても、平日を何とかやり過ごす英気を養おうとする(早い話が寝倒す)ことで精一杯で自分のやりたい活動が100分の1も達成出来ずに山積させていることにだ。やはり持病は健常な心身を持つ人に比べてしまうとかなり重い。
なれば、誰かと比べたり必要以上に自分の克服し切れない弱さにフォーカスすることなく、なんでもない日々が平穏に、またほんの一部でも充実して過ごせたならそれを諸手を挙げる勢いで目一杯喜ぶべきか。生憎、そういう精神に達観するには僕はまだ欲深で、あれもこれもと求めるほどに若いのだろう。身体に無理のない状態で界王拳20倍ぐらい使えるようになりたいよ。精神と時の部屋で修行して。なんで精神と時の部屋、現実に無いんですかね……(暴論)
昨夜と今朝、久々に戦国BASARAシリーズの動画を観て愉しんだ。
やっぱりこの作品は素敵だ。面白い。CAPCOMらしい何時までも若々しい活気と破壊力に満ちている。
BASARAシリーズと僕との出会いは、発売直前のゲーム雑誌(誌名は忘れた。当時は電撃プレイステーションをよく読んでいた気がするが)で僅か2ページだけ載っていた『新作のアクションゲームが出るぞ!』という記事。主人公格の伊達政宗と真田幸村の2人だけが紹介されていた記事で、ゲームシステムもアクションという以外全く載っていない状態だった。今思えば以外に思えるだろうが、発売するまではまるで注目されておらず、そんなこじんまりとした扱いだった。
当時の僕も記事からのインパクトは薄く感じたので「へーえ……」ぐらいの気持ちだったのだが、発売から1年が過ぎて専門学校に入学し……学生寮に住むようになってから少し経つと当時の友人から「おい、このゲーム面白えぞ、みんなやろうぜ!」と誘われたので、彼の部屋に行って友人同士で観て『何これすげぇ面白い!!』と思ったのが始まりだ。2005年発売で、寮で見たのは廉価版だった。
まず、オープニングムービーを繰り返し見ているだけでも面白い。
冒頭で伊達政宗が一刀の下に武田軍の兵士を数十人地走りのような衝撃波で薙ぎ倒し、続け様突進してくるのを真田幸村が二槍で受けて上空へと政宗の刀を弾き飛ばし、隙ありとばかりに幸村が突くと腰元の鞘から指に挟む形で6本の刀を抜き放って止め……TMRの『Crosswize』の歌い出しに合わせて両者がエネルギーを溜めたのち、激突。激突した瞬間の爆発で周囲の何百人という兵士が巻き添えを喰らって消し飛ぶ。
武田信玄が暗雲の下で軍配を掲げると、激しい雷光が辺りを駆け巡ったのち強力な竜巻が発生して敵兵を上空へ巻き上げる。
織田信長の正室・濃姫が二丁拳銃でハリウッドスター女優顔負けのガンアクションを披露し、オリジナルキャラクターで農民の代表(名前:いつき)が巨大ハンマーをぶん回す。
武田信玄や真田幸村が木や槍で空を飛び、伊達政宗が6本の刀を手元でローテーションさせながら爆走する。
締めは安土城が大爆発し、瓦礫の中から超巨大な『第六天魔王・織田信長』が出現し、紅い眼光を放って終わり。
などと、ムービーを改めて見直した訳でもないのに冒頭から締めまで鮮明に思い出せて書いてしまった。内容だけ文にしてみれば何処から突っ込めばいいのかわからないほどにカオス……『このゲーム、只者じゃあねえ……!!』そう感じずにいられない。
実は一通りクリアすると今度はなんと2Dアニメのオープニングムービーが流れる。
タイトルは『戦国BASARAオープニング(東京)』
……『東京』?
見てみると、どうやら何らかのきっかけでタイムトラベルに巻き込まれた武将たちが現代の東京の街にいる……というシチュエーションらしい。最後は全員が魔法陣らしき所に揃って光が走り、日本列島が大爆発。
これもカオスの極み。何かストーリー性を感じる気もするのだが全く理解出来ない。ネット記事だとか公式から出てるムック・設定資料集などにはどういう内容か詳しく載っているだろうか。今度探してみよう。
とまあ、オープニングを語るだけで熱くなってしまう時点で、BASARAがとてつもない活気と熱量が漲っていることが伝わるかもしれない。
友人の部屋でゲーム鑑賞をし、すっかり虜となった僕は続編も次々と買って楽しく遊んだ。
元々アクションは苦手な方なので少しプレイすると疲れてしまうのでそこそこしかやり込めないタチなのだが、シリーズが始まってから間もなく15周年。今でも熱く、エネルギッシュな魅力に溢れている。
当初はギャグ路線から始まったが、一度『3』の辺りでシリアス路線に入った。これは賛否が分かれたかもしれないが、ぶっ飛んだギャグは消えた訳では無い。このままの若さ、熱量、活気で爆走し続けて欲しいものだ。
最近はもう『列伝』シリーズの真田幸村伝から3年余りが過ぎたまま新しい情報が無いが、今も新作を作っているのだろうか。
難しいアクションややり込むとプレイ時間が長大になるものは僕自身の気力や活気がついていけないので、新作が出てもちょこちょこやる程度しか出来ないだろうが……いつまでも応援していたい、心に残る一作である。
がっかりである。
せっかく余暇の時間があっても、平日を何とかやり過ごす英気を養おうとする(早い話が寝倒す)ことで精一杯で自分のやりたい活動が100分の1も達成出来ずに山積させていることにだ。やはり持病は健常な心身を持つ人に比べてしまうとかなり重い。
なれば、誰かと比べたり必要以上に自分の克服し切れない弱さにフォーカスすることなく、なんでもない日々が平穏に、またほんの一部でも充実して過ごせたならそれを諸手を挙げる勢いで目一杯喜ぶべきか。生憎、そういう精神に達観するには僕はまだ欲深で、あれもこれもと求めるほどに若いのだろう。身体に無理のない状態で界王拳20倍ぐらい使えるようになりたいよ。精神と時の部屋で修行して。なんで精神と時の部屋、現実に無いんですかね……(暴論)
昨夜と今朝、久々に戦国BASARAシリーズの動画を観て愉しんだ。
やっぱりこの作品は素敵だ。面白い。CAPCOMらしい何時までも若々しい活気と破壊力に満ちている。
BASARAシリーズと僕との出会いは、発売直前のゲーム雑誌(誌名は忘れた。当時は電撃プレイステーションをよく読んでいた気がするが)で僅か2ページだけ載っていた『新作のアクションゲームが出るぞ!』という記事。主人公格の伊達政宗と真田幸村の2人だけが紹介されていた記事で、ゲームシステムもアクションという以外全く載っていない状態だった。今思えば以外に思えるだろうが、発売するまではまるで注目されておらず、そんなこじんまりとした扱いだった。
当時の僕も記事からのインパクトは薄く感じたので「へーえ……」ぐらいの気持ちだったのだが、発売から1年が過ぎて専門学校に入学し……学生寮に住むようになってから少し経つと当時の友人から「おい、このゲーム面白えぞ、みんなやろうぜ!」と誘われたので、彼の部屋に行って友人同士で観て『何これすげぇ面白い!!』と思ったのが始まりだ。2005年発売で、寮で見たのは廉価版だった。
まず、オープニングムービーを繰り返し見ているだけでも面白い。
冒頭で伊達政宗が一刀の下に武田軍の兵士を数十人地走りのような衝撃波で薙ぎ倒し、続け様突進してくるのを真田幸村が二槍で受けて上空へと政宗の刀を弾き飛ばし、隙ありとばかりに幸村が突くと腰元の鞘から指に挟む形で6本の刀を抜き放って止め……TMRの『Crosswize』の歌い出しに合わせて両者がエネルギーを溜めたのち、激突。激突した瞬間の爆発で周囲の何百人という兵士が巻き添えを喰らって消し飛ぶ。
武田信玄が暗雲の下で軍配を掲げると、激しい雷光が辺りを駆け巡ったのち強力な竜巻が発生して敵兵を上空へ巻き上げる。
織田信長の正室・濃姫が二丁拳銃でハリウッドスター女優顔負けのガンアクションを披露し、オリジナルキャラクターで農民の代表(名前:いつき)が巨大ハンマーをぶん回す。
武田信玄や真田幸村が木や槍で空を飛び、伊達政宗が6本の刀を手元でローテーションさせながら爆走する。
締めは安土城が大爆発し、瓦礫の中から超巨大な『第六天魔王・織田信長』が出現し、紅い眼光を放って終わり。
などと、ムービーを改めて見直した訳でもないのに冒頭から締めまで鮮明に思い出せて書いてしまった。内容だけ文にしてみれば何処から突っ込めばいいのかわからないほどにカオス……『このゲーム、只者じゃあねえ……!!』そう感じずにいられない。
実は一通りクリアすると今度はなんと2Dアニメのオープニングムービーが流れる。
タイトルは『戦国BASARAオープニング(東京)』
……『東京』?
見てみると、どうやら何らかのきっかけでタイムトラベルに巻き込まれた武将たちが現代の東京の街にいる……というシチュエーションらしい。最後は全員が魔法陣らしき所に揃って光が走り、日本列島が大爆発。
これもカオスの極み。何かストーリー性を感じる気もするのだが全く理解出来ない。ネット記事だとか公式から出てるムック・設定資料集などにはどういう内容か詳しく載っているだろうか。今度探してみよう。
とまあ、オープニングを語るだけで熱くなってしまう時点で、BASARAがとてつもない活気と熱量が漲っていることが伝わるかもしれない。
友人の部屋でゲーム鑑賞をし、すっかり虜となった僕は続編も次々と買って楽しく遊んだ。
元々アクションは苦手な方なので少しプレイすると疲れてしまうのでそこそこしかやり込めないタチなのだが、シリーズが始まってから間もなく15周年。今でも熱く、エネルギッシュな魅力に溢れている。
当初はギャグ路線から始まったが、一度『3』の辺りでシリアス路線に入った。これは賛否が分かれたかもしれないが、ぶっ飛んだギャグは消えた訳では無い。このままの若さ、熱量、活気で爆走し続けて欲しいものだ。
最近はもう『列伝』シリーズの真田幸村伝から3年余りが過ぎたまま新しい情報が無いが、今も新作を作っているのだろうか。
難しいアクションややり込むとプレイ時間が長大になるものは僕自身の気力や活気がついていけないので、新作が出てもちょこちょこやる程度しか出来ないだろうが……いつまでも応援していたい、心に残る一作である。
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