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第138話 要塞都市・アストラガーロ
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――恐らくはギルド連盟に雇われてこの仕事をしていると見える冒険者の門番。ガンバで近付くと、腰に差している手旗信号のようなものを取り出し、既定の距離で停車を促す。
「――ギルド連盟のライセンスか、身分を証明出来る戸籍などの提示。」
やや無愛想にそれだけ告げる門番だが、ガイは臆さずに用意していた全員分のギルド連盟のライセンスを見せる。グロウだけは鉱山都市エンデュラで作成した戸籍だ。
「……うむ。全員確認。通ってよし!」
門番の1人がそう言うと、もう片方控えていた門番が、スイッチ類などを操作し、重く頑丈な扉を開ける。
ごごごごご……と地鳴りにも等しい重低音を上げながら、扉は左右に開いていく。
(――ガイ。気付いてる?)
(――あア……無愛想な門番どもだが、練気《チャクラ》がしっかりと立ち昇ってやがる。門を任されてるから強いのは当然たぁ言え、ここにはかなり強い戦士たちが集まる国だろうな……)
――門番の練気を見ただけで察せられる、この国の戦闘員のレベルの高さ。未だ測り知れないが、物量はともかくガラテア軍に質の上では負けてはいないのかもしれない。
それは、暗にこの地が超大国・ガラテア帝国であっても支配の手が完全には出し切れないほどの強国であることを物語っているようだった。
「――さてさて!! 入国、入国っス!! セリーナさんのことも気になるっスけど、ここならガチの商売が出来そうっス――――よいしょ本も、そりゃあもうすっげえのがあるに違いないっス。ぬふぇふぇふぇふぇ――」
「あははは……」
――ただでさえ癖のある笑い方をするイロハ。オタク気質特有の劣情を伴った含み笑いに、グロウも釣られるように苦笑いをした。
<<
「――さて。ここからどうすっかな、テイテツ。国の長と面会する以外に何かプランはあるか?」
「――ふむ……すぐにこの国に……実在するとしたら本当に戦艦があるのか、重要機密を問い質しに行くのももちろん手ですが……恐らくそれは門前払いされてしまうでしょう。周りを見ると――――このバイザーにもハッキリ感知できる。練気の実力者と見える人間が大勢この国にはいます。実力行使をするのはあまりに危険でしょう。」
テイテツはバイザーの感度を調節しながら、周囲の人間の練気の立ち昇り方を見遣る。一見単なる民間人と見える人物まで、強壮な練気を隠しているのが解る。
「――だな。俺も下手に動いて取っ捕まるのはごめんだぜ。となると、まずは情報を集めることからだな……」
「そうですね。恐らくは重要機密に指定しているであろう戦艦の存在。ここ要塞都市アストラガーロの国力、軍事力。為政者の人柄や能力、思想。ギルド連盟総本部としての機能や実力…………そしてセリーナの行方。調べることは沢山あります。」
「――ちょうど、門を潜ったあたりで地図を持って来たぜ、全員分な。一先ずはここにしばらく留まることも考えて……宿や食料の手配だな。そん次に情報収集だ――――だがおめえら。尋ねる相手や文言には慎重になれよ。もし相手がこの国の実力者と関係があって、俺らが他国のスパイか何かと思われたらそれこそ取っ捕まるかもしれねえ。気ぃ付けろよ。」
ガイから渡された地図を全員が受け取り、緊張した面持ちで頷く一同。ガラテア帝国ほどではなくとも、手強い国かもしれない……それを肝に銘じるのだった。
「――それほど面積の広い国ではないとはいえ……単独行動はこの場合危険かもしれません。今回は5人で固まって行動しましょう。効率は悪いですが、万が一の身の危険などの事態に対応出来るでしょう。」
テイテツは手に取った地図を早速端末にスキャンし、画面に立体的に確認出来るように設定した。
<<
――それから一行は要塞都市の中を歩き回り、様々な場所を訪れていった。
まずは門の近くの宿を取り、少し奥に進むと市場が目に入ったので、珍しい食料なども見かけ、いくつか手に取ってみる。
「――へえ~っ! こんな食べ物、見たことないっス!! 何て言う食べ物なんスか!?」
「――元々はこの国近くで自生していた木の豆を油で煮詰めてピーナッツ状にしたんだ。今じゃあこの国の特産品のひとつと言ってもいいね。食べると美味いだけでなく、特に子宝に恵まれやすくなるんだ!」
「ムムッ!? それはどういう仕組みで!?」
「男が食べると一物が元気になる。もちろん女が食べても盛んになる。この国で土着的に親しみがある強精剤や媚薬代わりのソウルフードさ! この国で不妊やセックスレスに悩む奴はほとんどいないよ!! お嬢ちゃんも買ってくかい?」
「――たはーッ!! マジっスか!! ウチは……そういう意味での仲の良い相手がいないんで遠慮しとくっス…………おっ! そうだ!! エリーさんとガイさんの分を――――」
「……ボケェ。何勝手に買い込もうとしてやがるってんだ……マセガキめ…………」
「あだっ!! ……でっ、でもぉ~……」
「――ふむ。回春剤としての効果があるのならば……のちのちエリーとガイの子宝を得る為に一役買うかもしれませんね……店主。この豆は保存は利きますか?」
「おうよ! このまま粉状にすり潰して冷凍保存するんだ。フリーズドライよりよっぽど簡易的なモノで充分だぜ。この豆自体生命力が強いからな!!」
「――ほらあーっ!! きっと将来の為に役に立つッスよ!! ガイさん。こういうのも……ぬひひ!!」
「ええ~っ? いいじゃんいいじゃんこれぇ~!! ガイ。ひと粒と言わずいっぱい買っとこ! 私たちの子供の為だもん…………夜だって楽しくなるわあ。うっふっふ~♡」
「これに限り代金はウチとテイテツさんで落としとくっス!!」
「…………全くどいつもこいつも下世話野郎がぁ…………はあ~っ…………」
「――――この豆、すごーい。エンデュラ鉱山都市で食べた御馳走より生命力漲ってるやあ…………」
――――差し迫った状況ではあるのだが、かと言って急いで、慌てふためいても仕方がない。一行は情報収集のついでに、異国の地の観光も同時に楽しみながら進んだ――――
「――ギルド連盟のライセンスか、身分を証明出来る戸籍などの提示。」
やや無愛想にそれだけ告げる門番だが、ガイは臆さずに用意していた全員分のギルド連盟のライセンスを見せる。グロウだけは鉱山都市エンデュラで作成した戸籍だ。
「……うむ。全員確認。通ってよし!」
門番の1人がそう言うと、もう片方控えていた門番が、スイッチ類などを操作し、重く頑丈な扉を開ける。
ごごごごご……と地鳴りにも等しい重低音を上げながら、扉は左右に開いていく。
(――ガイ。気付いてる?)
(――あア……無愛想な門番どもだが、練気《チャクラ》がしっかりと立ち昇ってやがる。門を任されてるから強いのは当然たぁ言え、ここにはかなり強い戦士たちが集まる国だろうな……)
――門番の練気を見ただけで察せられる、この国の戦闘員のレベルの高さ。未だ測り知れないが、物量はともかくガラテア軍に質の上では負けてはいないのかもしれない。
それは、暗にこの地が超大国・ガラテア帝国であっても支配の手が完全には出し切れないほどの強国であることを物語っているようだった。
「――さてさて!! 入国、入国っス!! セリーナさんのことも気になるっスけど、ここならガチの商売が出来そうっス――――よいしょ本も、そりゃあもうすっげえのがあるに違いないっス。ぬふぇふぇふぇふぇ――」
「あははは……」
――ただでさえ癖のある笑い方をするイロハ。オタク気質特有の劣情を伴った含み笑いに、グロウも釣られるように苦笑いをした。
<<
「――さて。ここからどうすっかな、テイテツ。国の長と面会する以外に何かプランはあるか?」
「――ふむ……すぐにこの国に……実在するとしたら本当に戦艦があるのか、重要機密を問い質しに行くのももちろん手ですが……恐らくそれは門前払いされてしまうでしょう。周りを見ると――――このバイザーにもハッキリ感知できる。練気の実力者と見える人間が大勢この国にはいます。実力行使をするのはあまりに危険でしょう。」
テイテツはバイザーの感度を調節しながら、周囲の人間の練気の立ち昇り方を見遣る。一見単なる民間人と見える人物まで、強壮な練気を隠しているのが解る。
「――だな。俺も下手に動いて取っ捕まるのはごめんだぜ。となると、まずは情報を集めることからだな……」
「そうですね。恐らくは重要機密に指定しているであろう戦艦の存在。ここ要塞都市アストラガーロの国力、軍事力。為政者の人柄や能力、思想。ギルド連盟総本部としての機能や実力…………そしてセリーナの行方。調べることは沢山あります。」
「――ちょうど、門を潜ったあたりで地図を持って来たぜ、全員分な。一先ずはここにしばらく留まることも考えて……宿や食料の手配だな。そん次に情報収集だ――――だがおめえら。尋ねる相手や文言には慎重になれよ。もし相手がこの国の実力者と関係があって、俺らが他国のスパイか何かと思われたらそれこそ取っ捕まるかもしれねえ。気ぃ付けろよ。」
ガイから渡された地図を全員が受け取り、緊張した面持ちで頷く一同。ガラテア帝国ほどではなくとも、手強い国かもしれない……それを肝に銘じるのだった。
「――それほど面積の広い国ではないとはいえ……単独行動はこの場合危険かもしれません。今回は5人で固まって行動しましょう。効率は悪いですが、万が一の身の危険などの事態に対応出来るでしょう。」
テイテツは手に取った地図を早速端末にスキャンし、画面に立体的に確認出来るように設定した。
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――それから一行は要塞都市の中を歩き回り、様々な場所を訪れていった。
まずは門の近くの宿を取り、少し奥に進むと市場が目に入ったので、珍しい食料なども見かけ、いくつか手に取ってみる。
「――へえ~っ! こんな食べ物、見たことないっス!! 何て言う食べ物なんスか!?」
「――元々はこの国近くで自生していた木の豆を油で煮詰めてピーナッツ状にしたんだ。今じゃあこの国の特産品のひとつと言ってもいいね。食べると美味いだけでなく、特に子宝に恵まれやすくなるんだ!」
「ムムッ!? それはどういう仕組みで!?」
「男が食べると一物が元気になる。もちろん女が食べても盛んになる。この国で土着的に親しみがある強精剤や媚薬代わりのソウルフードさ! この国で不妊やセックスレスに悩む奴はほとんどいないよ!! お嬢ちゃんも買ってくかい?」
「――たはーッ!! マジっスか!! ウチは……そういう意味での仲の良い相手がいないんで遠慮しとくっス…………おっ! そうだ!! エリーさんとガイさんの分を――――」
「……ボケェ。何勝手に買い込もうとしてやがるってんだ……マセガキめ…………」
「あだっ!! ……でっ、でもぉ~……」
「――ふむ。回春剤としての効果があるのならば……のちのちエリーとガイの子宝を得る為に一役買うかもしれませんね……店主。この豆は保存は利きますか?」
「おうよ! このまま粉状にすり潰して冷凍保存するんだ。フリーズドライよりよっぽど簡易的なモノで充分だぜ。この豆自体生命力が強いからな!!」
「――ほらあーっ!! きっと将来の為に役に立つッスよ!! ガイさん。こういうのも……ぬひひ!!」
「ええ~っ? いいじゃんいいじゃんこれぇ~!! ガイ。ひと粒と言わずいっぱい買っとこ! 私たちの子供の為だもん…………夜だって楽しくなるわあ。うっふっふ~♡」
「これに限り代金はウチとテイテツさんで落としとくっス!!」
「…………全くどいつもこいつも下世話野郎がぁ…………はあ~っ…………」
「――――この豆、すごーい。エンデュラ鉱山都市で食べた御馳走より生命力漲ってるやあ…………」
――――差し迫った状況ではあるのだが、かと言って急いで、慌てふためいても仕方がない。一行は情報収集のついでに、異国の地の観光も同時に楽しみながら進んだ――――
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