サディストの私がM男を多頭飼いした時のお話

トシコ

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多頭飼いの女性12

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私が絶対に駄目と言ったのに、麻耶は身体を洗ってもらったタマが忘れられず、強引にお持ち帰りしてしまった。簡単について行ってしまったタマが恨めしかったけれど、奴隷なんてそんなものなのか? 自分好みに躾をして、あれほど可愛がってやったのに! と思うと情けない気持ちになった。もう、タマは私の許へは戻ってこないだろうと思うと私は寂しくなり、一人で海を見つめていた。いつの日か、三頭いた奴隷が一頭去り、また一頭去り、私が最後に残った一頭と暮らす未来の自分の姿を思い浮かべていた。

私の予想通り、次に去っていったのはコロだった。ネットで誘った奴隷たちは、新しいご主人様を見つけると私の許を去っていく。タマの行為が呼び水になっているのは確かだった。最後に残ったポチは私が自分で見つけて連れてきた唯一の奴隷だ。バカ犬でどうしようもない変態だが、私には忠実で今では一番可愛い奴隷になっている。未だにここへ来るとおむつの生活をしているが、おむつの良さが身に付いてしまい、会社でお漏らしをしてしまった事があるようだ。今では会社でもおむつを着けている。

そんなバカ犬に私は会社を辞めさせて、私は一生家で飼おうと心に決めていた。結婚は全く考えていないが、私は今ではこいつが可愛くて仕方なくなっている。ウィークデイは私のマンションに住まわせ、週末はこの私のお城へ連れて来て過ごす。そんな将来を夢見ていた。

しかし、現実は少し違っていた。バカ犬は仕事を辞める事には従わず、将来は自分がご主人様の面倒を見たいと言いだした。ポチは将来独立し、会社を起こすつもりらしい。バカだと思っていたが、意外に優秀な頭脳を持っていて、きちんと将来設計をしているのだ。立場が逆転してしまうかもしれないが、私は会社を早期退職し、いずれはポチの世話になろうかと思い始めた。ただ、「結婚」と言う文字が頭に浮かぶとそれを慌てて打ち消す自分がいた。

でも、会社の社長になったポチが家に帰ると全裸になり、首輪を着けられ四つん這いになって私の前でひれ伏す姿を想像してみた。ただ、それは全く現実味のない妄想でしかない。しかし、その頃には私も歳をとってボンテージ衣装はもう着られないかもしれない。人に見られたら体型も崩れてとても見苦しく、哀れな姿かもしれない。でも、私は死ぬまでSMプレイ止めるつもりはない。

そんな私の気持ちなど、お構いなしにバカ犬のポチは今日も無邪気な顔をしている。私はポチのおむつを外して、調教を始めた。尻には特製の尻尾を刺し、ポチのアナルを塞いだ。ポチは嬉しそうに私の鞭を受ける。苦しさに顔を歪めているが、それが嬉しくて尻尾を振って応える。私はそれが可愛くて、背中や尻に何本も筋が入るまで打ち続ける。最近、ポチは辛い調教でも勃起するようになってきた。変態として未だに成長しているポチが私は誇らしかった。

私は、ポチをそのまま連れて散歩に出かけた。夜中の街を全裸の犬を連れていると、時々車がすれ違う。びっくりしてブレーキを踏む車やスピードを緩める車もある。そんな時でもポチは嬉しそうに尻尾を振って私に着いて来る。こんな生活が何時まで続くのだろうか……。完
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