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EP02「異郷にて」
SCENE-008
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「キーラ?」
どこにいるの、と入り口から声をかけた寝室で、手を触れてもいないゴミ箱ががたりと揺れた。
よく見ると、そんなことをした覚えもないのに何故かひっくり返っているし、重石のようにクッションが乗せられてもいるゴミ箱が独りでにがたがた揺れて、乗せられたクッションごとばたんっ、と倒れると。探していた真珠色のスライムがその中からころん、と転がり出てくる。
「カガリ……」
「あれくらいなら痛めつけたうちには入らないよ」
いけしゃあしゃあと言ってのけたカガリの足が、私の足元までボールのようにころころ転がってきたキーラのことをゴミ箱の方へと蹴り返す。
「かわいそうでしょ」
「全然、まったく、これっぽっちもそうは思わない」
「もう……」
拾い上げて庇ってあげようにも、カガリの両手は私の腰にがっちりと回されていて、私がタップしたくらいでは緩む気配もない。
それでいて、私がカガリの方を振り返ろうとすると、その手はあっさり緩んで私の背中に回った。
……調子いいんだから。
抱きしめて、顔を合わせたついでのようにキスをしてきたカガリの、お互いの産毛まで見えそうな距離から注がれる視線に負けて。私がきゅっ、と引き結んでいた唇を緩めると。キスする時は目を閉じる、なんて、リアルで人と付き合ったことがない私でも知っているようなマナーもろくに守れないカガリの目が甘く、私のことを揶揄うように細くなる。
ほんの少し、強請るように見つめられたくらいで、大抵のことは許してしまう。
私だって、カガリのことをとやかく言えるほどたいした女ではない。
逃げられないように両手で抱き竦められながら、口の中をねっとり舐め尽くされて。
くたりと力の抜けた体を抱き上げられた時点で、その先の流れに、なんとなく予想はついていた。
案の定、寝室に連れ込まれた私はベッドにとさりと下ろされて。視界に広がった天井の手前に体を割り込ませてきたカガリの手が、寝間着にしているくたびれたシャツの裾から入り込み、タイツのお腹周りを撫でてくる。
「可愛そうなのは僕の方だよ。僕のミリーなのに……」
そのくすぐったさに身を捩った私を咎めるよう、カガリは下腹部のある一点をぐっ、と押し込んだ。
「うっ……」
たったそれだけの刺激に思わず体が震えてしまったのは、AWOでの〝経験〟からくる条件反射の類だと思いたい。
でなければ、さすがに赤面ものだ。
眠っている人の体を、カガリがどれほど好き放題弄り倒したのか、という話にもなってくる。
……確かに慣らしたとは言ってたけど……。
「そこ、あんまりぐりぐりしないで」
カガリの下から抜け出そうと私が藻掻いても、カガリはそう簡単に逃がしてくれない。
「僕以外の胤で孕んだ子宮なんていらなくない?」
私が逃げられないように。体全体で押し潰すようのしかかってきたカガリの両手が片方ずつ、私の両手を捕まえて。美しいエルフの青年に〔擬態〕したアンバースライムの、ハニースライムだった頃とは比べものにならないほどしっかりと硬い触手が、カガリの指の代わりに私のお腹を押してくる。
……めちゃくちゃ根に持ってる……。
その、皮膚の上から子宮の位置を探るような動きに、さっきまでとはまた別の理由で、カガリに組み敷かれている体がぶるりと震えた。
ここが幻世で、私の体がいくらでも代えの利くアバターなら、たとえLPを全ロスしてもリスポーンするからいいやと、気兼ねなく、恋人が魔物なんだからそういうこともあるでしょうと、ちょっと特殊なプレイに付き合うノリで食べられてあげるのも、やぶさかではないわけだけど。
さすがに、現実ではそうもいかない。
「アバターと同じノリで食べられるのは、さすがに怖いんだけど」
藻掻けば藻掻くほど、指同士を絡めるよう私の両手を捕まえているカガリの手がぎちぎちと力を増すから。その痛みが我慢できなくなる前に、私が体の力を抜くと。私を捕まえて、逃がすまいとするカガリからの圧もすんなり緩んだ。
「……嫌ではない?」
「嫌か嫌じゃないかで言えば嫌だけど」
「〝けど〟?」
「カガリがどうしてもって言うなら我慢する……」
どちらかと言うと、カガリにこのままでいられる方が困るので。
「その代わり、それをやったらキーラのことはもう虐めないのよ」
……アバターでは何度もやってることだし。スキルが使えてポーションが効くなら子宮を取られたって私のオリジナルパーツがちょっと減るだけだし。ずっとそのままってわけじゃないんだし……。
カガリとキーラの仲を取り持つ苦労よりも一時の恐怖を選んだ私が、すっかり抵抗の意思を失くし、まな板の上の鯉の心境で横たわっていると。
私の上に重石のようのし掛かってきていたカガリが、おもむろに体を起こして。ついでに開放された手足をベッドの上に投げ出している私のことを、値踏みでもするような目つきで見下ろした。
「どうしようかな」
私が提示した交換条件は、どうやらお気に召さなかったらしい。
何がそんなに気に入らないの、なんて。カガリには聞くまでもないことだ。
カガリはそもそも『私の使い魔』が自分以外にも存在していること、それ自体が気に食わないのだから。そこに月女神から授けられ、私がお腹を痛めて生んだ、なんて要素が加われば、月女神を毛嫌いしているカガリが気に入る要素なんて皆無だろう。
……でもなぁ。
キーラのことを勿体ないと思う気持ちと、カガリをいちいち宥める面倒臭さが私の中でせめぎ合う。
もちろん、キーラを生贄よろしくカガリに与えてその怒りを鎮めるなんて、最後の手段もいいところなんだけど。
……どうするかなぁ……。
「シリウスみたいに、キーラのことも〝外飼い〟にするのはどう?」
「外飼い?」
こてん、と首を傾げたカガリが思案がちに私から視線を外す。
「それなら、まぁ……」
カガリが目を向けた先で、キーラがその存在を主張するようたむたむ跳ねはじめると。カガリは鬱陶しいと言わんばかりの顔をして。今度はいつものように、私を潰さないよう気を使いながら、体重をかけることなく私の上に戻ってきた。
「ミリーが我慢してくれるなら、僕も我慢する……」
だいぶ不服そうではあるものの。カガリが納得できる落とし所を見つけられたのは、素直に喜ばしいことで。
胸の上にぽす、と落ちてきたカガリの頭を撫でながら、私も安堵の息を吐く。
「でも、ジーンがいるうちはダメだからね」
「わかってるよ」
ふて腐れたように答えて。それからしばらくの間、カガリはべったりと私に懐いたままでいた。
どこにいるの、と入り口から声をかけた寝室で、手を触れてもいないゴミ箱ががたりと揺れた。
よく見ると、そんなことをした覚えもないのに何故かひっくり返っているし、重石のようにクッションが乗せられてもいるゴミ箱が独りでにがたがた揺れて、乗せられたクッションごとばたんっ、と倒れると。探していた真珠色のスライムがその中からころん、と転がり出てくる。
「カガリ……」
「あれくらいなら痛めつけたうちには入らないよ」
いけしゃあしゃあと言ってのけたカガリの足が、私の足元までボールのようにころころ転がってきたキーラのことをゴミ箱の方へと蹴り返す。
「かわいそうでしょ」
「全然、まったく、これっぽっちもそうは思わない」
「もう……」
拾い上げて庇ってあげようにも、カガリの両手は私の腰にがっちりと回されていて、私がタップしたくらいでは緩む気配もない。
それでいて、私がカガリの方を振り返ろうとすると、その手はあっさり緩んで私の背中に回った。
……調子いいんだから。
抱きしめて、顔を合わせたついでのようにキスをしてきたカガリの、お互いの産毛まで見えそうな距離から注がれる視線に負けて。私がきゅっ、と引き結んでいた唇を緩めると。キスする時は目を閉じる、なんて、リアルで人と付き合ったことがない私でも知っているようなマナーもろくに守れないカガリの目が甘く、私のことを揶揄うように細くなる。
ほんの少し、強請るように見つめられたくらいで、大抵のことは許してしまう。
私だって、カガリのことをとやかく言えるほどたいした女ではない。
逃げられないように両手で抱き竦められながら、口の中をねっとり舐め尽くされて。
くたりと力の抜けた体を抱き上げられた時点で、その先の流れに、なんとなく予想はついていた。
案の定、寝室に連れ込まれた私はベッドにとさりと下ろされて。視界に広がった天井の手前に体を割り込ませてきたカガリの手が、寝間着にしているくたびれたシャツの裾から入り込み、タイツのお腹周りを撫でてくる。
「可愛そうなのは僕の方だよ。僕のミリーなのに……」
そのくすぐったさに身を捩った私を咎めるよう、カガリは下腹部のある一点をぐっ、と押し込んだ。
「うっ……」
たったそれだけの刺激に思わず体が震えてしまったのは、AWOでの〝経験〟からくる条件反射の類だと思いたい。
でなければ、さすがに赤面ものだ。
眠っている人の体を、カガリがどれほど好き放題弄り倒したのか、という話にもなってくる。
……確かに慣らしたとは言ってたけど……。
「そこ、あんまりぐりぐりしないで」
カガリの下から抜け出そうと私が藻掻いても、カガリはそう簡単に逃がしてくれない。
「僕以外の胤で孕んだ子宮なんていらなくない?」
私が逃げられないように。体全体で押し潰すようのしかかってきたカガリの両手が片方ずつ、私の両手を捕まえて。美しいエルフの青年に〔擬態〕したアンバースライムの、ハニースライムだった頃とは比べものにならないほどしっかりと硬い触手が、カガリの指の代わりに私のお腹を押してくる。
……めちゃくちゃ根に持ってる……。
その、皮膚の上から子宮の位置を探るような動きに、さっきまでとはまた別の理由で、カガリに組み敷かれている体がぶるりと震えた。
ここが幻世で、私の体がいくらでも代えの利くアバターなら、たとえLPを全ロスしてもリスポーンするからいいやと、気兼ねなく、恋人が魔物なんだからそういうこともあるでしょうと、ちょっと特殊なプレイに付き合うノリで食べられてあげるのも、やぶさかではないわけだけど。
さすがに、現実ではそうもいかない。
「アバターと同じノリで食べられるのは、さすがに怖いんだけど」
藻掻けば藻掻くほど、指同士を絡めるよう私の両手を捕まえているカガリの手がぎちぎちと力を増すから。その痛みが我慢できなくなる前に、私が体の力を抜くと。私を捕まえて、逃がすまいとするカガリからの圧もすんなり緩んだ。
「……嫌ではない?」
「嫌か嫌じゃないかで言えば嫌だけど」
「〝けど〟?」
「カガリがどうしてもって言うなら我慢する……」
どちらかと言うと、カガリにこのままでいられる方が困るので。
「その代わり、それをやったらキーラのことはもう虐めないのよ」
……アバターでは何度もやってることだし。スキルが使えてポーションが効くなら子宮を取られたって私のオリジナルパーツがちょっと減るだけだし。ずっとそのままってわけじゃないんだし……。
カガリとキーラの仲を取り持つ苦労よりも一時の恐怖を選んだ私が、すっかり抵抗の意思を失くし、まな板の上の鯉の心境で横たわっていると。
私の上に重石のようのし掛かってきていたカガリが、おもむろに体を起こして。ついでに開放された手足をベッドの上に投げ出している私のことを、値踏みでもするような目つきで見下ろした。
「どうしようかな」
私が提示した交換条件は、どうやらお気に召さなかったらしい。
何がそんなに気に入らないの、なんて。カガリには聞くまでもないことだ。
カガリはそもそも『私の使い魔』が自分以外にも存在していること、それ自体が気に食わないのだから。そこに月女神から授けられ、私がお腹を痛めて生んだ、なんて要素が加われば、月女神を毛嫌いしているカガリが気に入る要素なんて皆無だろう。
……でもなぁ。
キーラのことを勿体ないと思う気持ちと、カガリをいちいち宥める面倒臭さが私の中でせめぎ合う。
もちろん、キーラを生贄よろしくカガリに与えてその怒りを鎮めるなんて、最後の手段もいいところなんだけど。
……どうするかなぁ……。
「シリウスみたいに、キーラのことも〝外飼い〟にするのはどう?」
「外飼い?」
こてん、と首を傾げたカガリが思案がちに私から視線を外す。
「それなら、まぁ……」
カガリが目を向けた先で、キーラがその存在を主張するようたむたむ跳ねはじめると。カガリは鬱陶しいと言わんばかりの顔をして。今度はいつものように、私を潰さないよう気を使いながら、体重をかけることなく私の上に戻ってきた。
「ミリーが我慢してくれるなら、僕も我慢する……」
だいぶ不服そうではあるものの。カガリが納得できる落とし所を見つけられたのは、素直に喜ばしいことで。
胸の上にぽす、と落ちてきたカガリの頭を撫でながら、私も安堵の息を吐く。
「でも、ジーンがいるうちはダメだからね」
「わかってるよ」
ふて腐れたように答えて。それからしばらくの間、カガリはべったりと私に懐いたままでいた。
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