ラストダンジョン・マイスター

葉月+(まいかぜ)

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最後の神使はかく語りき(Prologue SideS)

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 今から遙か昔のこと。
 造物主が作りたもうた箱庭の住人は偶像の〝神〟へと奇跡を願い、その祈りを聞き届けた造物主は自らの箱庭へと『塔』をもたらした。

 塔が生み出す魔力は大地を富ませ、箱庭の住人を強くした。
 塔が生み出す資源は尽きることなく、箱庭の住人を助けた。

 そうして、満ち足りた箱庭の住人は〝神〟への感謝を忘れていった。



 箱庭の住人が祈りを忘れるにつれ、造物主もまた箱庭への関心を失っていった。
 信仰が失われた箱庭に、最早〝神〟はいない。

 〝私〟は人々の祈りによって箱庭へともたらされた最後の『塔』。
 そんな私の主人マスターに、〝あなた〟は選ばれた。


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