15 / 16
魔法少女にはなれなかった
(夜ふけのお仕事)
しおりを挟む深夜。
響がすやすやと寝ついた頃に、クチナシは響の家を抜け出した。
響に約束したとおり。今夜中に、響の縄張りで騒ぎを起こしている不届きものを捕らえてしまおうと。
クチナシの本来の力を振るうまでもない。
クチナシが、〝響のクチナシ〟としてできること。
響から寄せられる想いがもたらす〝力〟。
それだけで、全ては事足りた。
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる