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第五章 魂に紡がれゆく謳
第二話
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沙陽は忌々しげに今まで森があったところを睨んだ。
とことんまで邪魔するつもりなのね。
あの小娘さえいなければ……。
柊矢に未練がある沙陽の憎しみは小夜に向かった。
今は火事で天涯孤独になったあの娘に同情しているだけだ。
ムーシコスならあの森の良さが分からないわけがない。
なのに、柊矢もあの子も他のムーシコスも、森の目覚めに協力しないどころか積極的に眠らせようとしている。
どうして、よりによってあの娘がクレーイス・エコーなのか。
クレーイス・エコーは自分ではなかったのか。
昔、柊矢に別れを切り出されたとき、ムーサの森が現れて自分を招いた。
それまでにも森は何度も見てきたが足を踏み入れたのは初めてだった。
そのとき、惑星全体が旋律で凍り付いていることを知った。
大地や水、草や樹々、それらに手を触れると様々な旋律が聴こえてきた。
この旋律が全て溶け出して惑星中を覆ったらどれだけ素晴らしいだろう。
ここだけではない。
惑星全てが旋律で凍り付いてるのだ。
それらが一斉に旋律を奏で始めたら。
実際、昔この惑星は旋律で溢れ、ムーシコスはその中で暮らしていたのだ。
ならば、この惑星の旋律が溶ければまた同じように暮らせるはずだ。
沙陽はその想像に心を奪われた。
だが、沙陽はクレーイス・エコーから外された。
ムーシケーは沙陽に惑星が素晴らしい旋律に覆われていることを見せつけて魅了した後で拒絶した。
もしも自分がクレーイス・エコーのままだったら、どんな手を使ってでも封印を解いて、旋律の溶けた森に帰ったのに。
沙陽はなんとしてもムーサの森に、ムーシケーに帰りたかった。
あの幻想的な森が溶け出した旋律に包まれたら……。
きっと美しい旋律が惑星を包み込み、帰還したムーシコスの歌と演奏が大地に満ちるだろう。
沙陽は目を閉じて、その場面を想像した。
その場には柊矢もいた。
だが、その腕には小夜が縋り付いていた。
沙陽は目を開いた。
あくまでも邪魔をするのなら、こちらにだって考えがある。
あの森も、柊矢も、両方手に入れてみせる。
その日も、清美とお茶をし、彼女と別れて、柊矢と共に駐車場に来たところだった。
近付いてくるハイヒールの音に振り返ると沙陽だった。
柊矢は小夜を守るように自分のそばに引き寄せた。
沙陽の表情が険しくなった。
「柊矢、今までのことは謝るわ」
その言葉に柊矢は眉をひそめた。
沙陽がそんなことを言うなんて何か企んでいるに違いない。
その程度には沙陽のことを知っているつもりだった。
「私、桂の方がムーシコスだと思ってたの。桂がそんな素振り見せたから。でも嘘だった」
一体何の話だ?
沙陽を理解しているという確信が徐々に崩れてきた。
「あなたがムーシコスだと教えてくれてたら、あなたを選んでた」
柊矢は溜息をついた。
あのとき、『あなた【が】』と言ったのはこう言う意味だったのか。
沙陽は、二人のうちの片方がムーシコスだろうと見当を付けたものの、どちらなのかまでは分からなかったのだ。
ムーソポイオスならムーシカを歌うだけだから分かりやすいが、キタリステースは特定の楽器で演奏しないとムーシカであっても〝聴こえない〟から判別が難しいのだ。
それで、ムーシコスの振りをした桂を選んだ。
自分が情けなかった。
沙陽を好きだったことがではない。
一時でも沙陽に好かれていると自惚れたことが、だ。
「お前は、ムーシコスかどうかで、相手を選ぶのか?」
「そうよ。うちはムーシコスの一族だもの。私もムーシコス以外の相手を選ぶ気はないわ。それにムーシコスじゃなければムーシケーには連れていけないでしょ」
それは動物が自分にふさわしいかどうかで交尾する相手を選ぶのと同じだ。
人間もムーシコスも動物だが、相手を選ぶ基準は他の動物とは違うと思いたい。
でなければ、愛も恋も幻想と言うことになるではないか。
「あなただってその子がムーソポイオスだから連れ歩いてるんでしょう」
「違う!」
柊矢は即座に否定した。
その語気の強さに沙陽はたじろいだ。
確かに知り合ったきっかけは互いがムーシコスだったからだ。
しかし、小夜がムーシコスでなくても、どこかで知り合っていたら好感を持っただろう。
救急車に同乗したとき、小夜が歌う人間かどうかなんて考えなかった。
小夜の素直で思いやりのあるところも、安易に人に頼ろうとしないで自力で頑張ろうとするところも好ましいと思っている。
それは個人の資質でムーシコスかどうかは関係ない。
沙陽はそんなことも分からないのか。
「俺はこいつがムーソポイオスかどうかで判断したんじゃない」
「わ、私、柊矢さんがムーシコスだから好きなったんじゃありません」
小夜は沙陽に睨まれながらも言い切った。
あ、言っちゃった。それも本人の前で。
小夜は赤くなって俯いた。
「本当にムーソポイオスじゃなくてもその子を選ぶのね。その子が歌えなくても」
「ああ、そうだ」
柊矢がそう言った瞬間、沙陽が手を振ったかと思うと、小夜に液体がかかった。
手の中に小瓶を隠し持っていたらしい。
小夜は咄嗟に腕で顔を庇った。
「……っ!」
突然、小夜が咳き込みだした。
「何をする! おい、大丈夫か!」
小夜は頷きながら何とか声を出そうとするが、咳が出るばかりだった。
「こいつに何をした!」
「歌えなくてもいいんでしょ。だから歌えなくしただけよ。本当にその子が歌えなくてもいいのかよく考えるのね」
沙陽はそう言うと踵を返して去っていった。
小夜は咳をするばかりで声を出さなかった。
いや、出せないのだ。
「ちょっと来い」
柊矢はそう言うと、ファーストフード店に戻り、トイレに連れて行った。
女性用の洗面台に小夜を連れて行くと、
「うがいしろ」
そう言って、小夜にうがいをさせた。
しかし、いくらうがいをしても小夜の声は出なかった。
そもそも、口どころか顔にもかかっていないからうがいは無駄だ。
皮膚から吸収されたのだろう。
くそ! 側にいたのに守れなかった!
柊矢は小夜を連れてトイレを出ると、車で近くの総合病院の救急外来へ向かった。
救急外来では何時間も待たされた。
小夜のことで頭がいっぱいで楸矢へ連絡するのを忘れていた。
「柊兄! 何があったの!」
楸矢がやってきた。スマホのGPSで柊矢の居場所を捜したらしい。
「沙陽にやられた」
「小夜ちゃん? 何されたの?」
柊矢は楸矢に事情を話した。
「それで、口がきけなくなっちゃったの?」
楸矢が信じられない、と言う表情で言った。
「同じムーソポイオスなら歌えなくなることがどれだけ辛いか分かるはずなのに!」
「あいつは他人の気持ちを思いやれるような女じゃない。それに、もしかしたら歌えなくなればクレーイス・エコーじゃなくなるのかもしれない」
「俺達のことを忘れているなら思い出させてやればいい」
楸矢が低い声で言った。
そうなのだ。
ムーシカが必要なとき、小夜が歌えなくても柊矢と楸矢が演奏をすれば他のムーソポイオスが歌う。
小夜の声だけ奪っても意味はない。
だが、柊矢の腕を傷つけようとはしなかった。
楸矢も狙われていない。
三人同時に狙うつもりならずっと前に家に火を付けてるだろう。
「で、小夜ちゃんは?」
「今検査中だ」
「早く治るといいけど」
だが、そんなに簡単に治るようなものを沙陽が使うはずがない。
きっと治るまでに時間がかかるだろう。
沙陽はクレーイス・エコーとしての小夜を恐れたのではない。
柊矢のそばにいる小夜に嫉妬したのだ。同じ女として。
「楸矢、腹減っただろ。何か食ってこい。こっちが終わったら連絡する」
「小夜ちゃんの一大事に食事なんてする気になれると思う?」
そのとき、診察室のドアが開いて小夜が出てきた。
看護師が一緒に出てくる。声が出せない小夜の代わりに説明するためだろう。
看護師は、一週間後に検査結果を聞きに来るように、と言った。
「有難うございました」
柊矢と小夜、楸矢は看護師に頭を下げると薬の処方箋を貰って病院を後にした。
「腹は空いてないか?」
小夜は首を振った。
ムーソポイオスが声を失ったのだ。とても食事どころではないだろう。
「それならうちへ帰ろう」
とことんまで邪魔するつもりなのね。
あの小娘さえいなければ……。
柊矢に未練がある沙陽の憎しみは小夜に向かった。
今は火事で天涯孤独になったあの娘に同情しているだけだ。
ムーシコスならあの森の良さが分からないわけがない。
なのに、柊矢もあの子も他のムーシコスも、森の目覚めに協力しないどころか積極的に眠らせようとしている。
どうして、よりによってあの娘がクレーイス・エコーなのか。
クレーイス・エコーは自分ではなかったのか。
昔、柊矢に別れを切り出されたとき、ムーサの森が現れて自分を招いた。
それまでにも森は何度も見てきたが足を踏み入れたのは初めてだった。
そのとき、惑星全体が旋律で凍り付いていることを知った。
大地や水、草や樹々、それらに手を触れると様々な旋律が聴こえてきた。
この旋律が全て溶け出して惑星中を覆ったらどれだけ素晴らしいだろう。
ここだけではない。
惑星全てが旋律で凍り付いてるのだ。
それらが一斉に旋律を奏で始めたら。
実際、昔この惑星は旋律で溢れ、ムーシコスはその中で暮らしていたのだ。
ならば、この惑星の旋律が溶ければまた同じように暮らせるはずだ。
沙陽はその想像に心を奪われた。
だが、沙陽はクレーイス・エコーから外された。
ムーシケーは沙陽に惑星が素晴らしい旋律に覆われていることを見せつけて魅了した後で拒絶した。
もしも自分がクレーイス・エコーのままだったら、どんな手を使ってでも封印を解いて、旋律の溶けた森に帰ったのに。
沙陽はなんとしてもムーサの森に、ムーシケーに帰りたかった。
あの幻想的な森が溶け出した旋律に包まれたら……。
きっと美しい旋律が惑星を包み込み、帰還したムーシコスの歌と演奏が大地に満ちるだろう。
沙陽は目を閉じて、その場面を想像した。
その場には柊矢もいた。
だが、その腕には小夜が縋り付いていた。
沙陽は目を開いた。
あくまでも邪魔をするのなら、こちらにだって考えがある。
あの森も、柊矢も、両方手に入れてみせる。
その日も、清美とお茶をし、彼女と別れて、柊矢と共に駐車場に来たところだった。
近付いてくるハイヒールの音に振り返ると沙陽だった。
柊矢は小夜を守るように自分のそばに引き寄せた。
沙陽の表情が険しくなった。
「柊矢、今までのことは謝るわ」
その言葉に柊矢は眉をひそめた。
沙陽がそんなことを言うなんて何か企んでいるに違いない。
その程度には沙陽のことを知っているつもりだった。
「私、桂の方がムーシコスだと思ってたの。桂がそんな素振り見せたから。でも嘘だった」
一体何の話だ?
沙陽を理解しているという確信が徐々に崩れてきた。
「あなたがムーシコスだと教えてくれてたら、あなたを選んでた」
柊矢は溜息をついた。
あのとき、『あなた【が】』と言ったのはこう言う意味だったのか。
沙陽は、二人のうちの片方がムーシコスだろうと見当を付けたものの、どちらなのかまでは分からなかったのだ。
ムーソポイオスならムーシカを歌うだけだから分かりやすいが、キタリステースは特定の楽器で演奏しないとムーシカであっても〝聴こえない〟から判別が難しいのだ。
それで、ムーシコスの振りをした桂を選んだ。
自分が情けなかった。
沙陽を好きだったことがではない。
一時でも沙陽に好かれていると自惚れたことが、だ。
「お前は、ムーシコスかどうかで、相手を選ぶのか?」
「そうよ。うちはムーシコスの一族だもの。私もムーシコス以外の相手を選ぶ気はないわ。それにムーシコスじゃなければムーシケーには連れていけないでしょ」
それは動物が自分にふさわしいかどうかで交尾する相手を選ぶのと同じだ。
人間もムーシコスも動物だが、相手を選ぶ基準は他の動物とは違うと思いたい。
でなければ、愛も恋も幻想と言うことになるではないか。
「あなただってその子がムーソポイオスだから連れ歩いてるんでしょう」
「違う!」
柊矢は即座に否定した。
その語気の強さに沙陽はたじろいだ。
確かに知り合ったきっかけは互いがムーシコスだったからだ。
しかし、小夜がムーシコスでなくても、どこかで知り合っていたら好感を持っただろう。
救急車に同乗したとき、小夜が歌う人間かどうかなんて考えなかった。
小夜の素直で思いやりのあるところも、安易に人に頼ろうとしないで自力で頑張ろうとするところも好ましいと思っている。
それは個人の資質でムーシコスかどうかは関係ない。
沙陽はそんなことも分からないのか。
「俺はこいつがムーソポイオスかどうかで判断したんじゃない」
「わ、私、柊矢さんがムーシコスだから好きなったんじゃありません」
小夜は沙陽に睨まれながらも言い切った。
あ、言っちゃった。それも本人の前で。
小夜は赤くなって俯いた。
「本当にムーソポイオスじゃなくてもその子を選ぶのね。その子が歌えなくても」
「ああ、そうだ」
柊矢がそう言った瞬間、沙陽が手を振ったかと思うと、小夜に液体がかかった。
手の中に小瓶を隠し持っていたらしい。
小夜は咄嗟に腕で顔を庇った。
「……っ!」
突然、小夜が咳き込みだした。
「何をする! おい、大丈夫か!」
小夜は頷きながら何とか声を出そうとするが、咳が出るばかりだった。
「こいつに何をした!」
「歌えなくてもいいんでしょ。だから歌えなくしただけよ。本当にその子が歌えなくてもいいのかよく考えるのね」
沙陽はそう言うと踵を返して去っていった。
小夜は咳をするばかりで声を出さなかった。
いや、出せないのだ。
「ちょっと来い」
柊矢はそう言うと、ファーストフード店に戻り、トイレに連れて行った。
女性用の洗面台に小夜を連れて行くと、
「うがいしろ」
そう言って、小夜にうがいをさせた。
しかし、いくらうがいをしても小夜の声は出なかった。
そもそも、口どころか顔にもかかっていないからうがいは無駄だ。
皮膚から吸収されたのだろう。
くそ! 側にいたのに守れなかった!
柊矢は小夜を連れてトイレを出ると、車で近くの総合病院の救急外来へ向かった。
救急外来では何時間も待たされた。
小夜のことで頭がいっぱいで楸矢へ連絡するのを忘れていた。
「柊兄! 何があったの!」
楸矢がやってきた。スマホのGPSで柊矢の居場所を捜したらしい。
「沙陽にやられた」
「小夜ちゃん? 何されたの?」
柊矢は楸矢に事情を話した。
「それで、口がきけなくなっちゃったの?」
楸矢が信じられない、と言う表情で言った。
「同じムーソポイオスなら歌えなくなることがどれだけ辛いか分かるはずなのに!」
「あいつは他人の気持ちを思いやれるような女じゃない。それに、もしかしたら歌えなくなればクレーイス・エコーじゃなくなるのかもしれない」
「俺達のことを忘れているなら思い出させてやればいい」
楸矢が低い声で言った。
そうなのだ。
ムーシカが必要なとき、小夜が歌えなくても柊矢と楸矢が演奏をすれば他のムーソポイオスが歌う。
小夜の声だけ奪っても意味はない。
だが、柊矢の腕を傷つけようとはしなかった。
楸矢も狙われていない。
三人同時に狙うつもりならずっと前に家に火を付けてるだろう。
「で、小夜ちゃんは?」
「今検査中だ」
「早く治るといいけど」
だが、そんなに簡単に治るようなものを沙陽が使うはずがない。
きっと治るまでに時間がかかるだろう。
沙陽はクレーイス・エコーとしての小夜を恐れたのではない。
柊矢のそばにいる小夜に嫉妬したのだ。同じ女として。
「楸矢、腹減っただろ。何か食ってこい。こっちが終わったら連絡する」
「小夜ちゃんの一大事に食事なんてする気になれると思う?」
そのとき、診察室のドアが開いて小夜が出てきた。
看護師が一緒に出てくる。声が出せない小夜の代わりに説明するためだろう。
看護師は、一週間後に検査結果を聞きに来るように、と言った。
「有難うございました」
柊矢と小夜、楸矢は看護師に頭を下げると薬の処方箋を貰って病院を後にした。
「腹は空いてないか?」
小夜は首を振った。
ムーソポイオスが声を失ったのだ。とても食事どころではないだろう。
「それならうちへ帰ろう」
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