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第二章
第四話
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光夜が角を曲がろうとした時、花月が光夜の着物を引っ張って止めた。
「どうしたんだよ」
「しっ」
花月は口に人差し指を当てる。
花月が覗き込んでいる方を見ると家の前で宗祐と唯が居た。
宗祐は優しく笑いながら唯と話している。
あんな表情、花月にも見せたことないのに……。
光夜は驚いた。
宗祐は花月に甘いと思っていたが、どうやら唯にも優しいようだ。
そのうち二人は別れて宗祐は門の中に入っていき、唯は自分の家に帰っていった。
二人が居なくなると花月と光夜は物陰から出た。
「今度ね、お唯ちゃんの家に正式に縁談を申し込むそうよ」
花月は嬉しそうだった。
家族のいない光夜にはよく分からなかったが、花月が喜んでるのなら良い事なのだろう。
「只今戻りました」
花月と光夜が家に入っていくと未だ玄関にいた宗祐が、
「お帰り」
と二人に優しく声を掛けた。
こんな風に誰かに「お帰り」と言われたのは初めてで戸惑った。
「あ……、た、只今……戻りました」
俺、ここに居ても良いのかな……。
「おい、菊市」
稽古が終わり、雑巾がけを始めようとしていた光夜を数人の弟子が取り囲んだ。
皆、十五、六歳くらいの花月に指導を受けている者達だった。
桜井家の稽古場では腕前によって弟子が分けられ初心者は花月が指導している。
光夜は黙って呼びかけてきた弟子を見た。
確か、吉田だったよな……。
「お前、生意気だぞ」
「花月さんを呼び捨てにするとはどういう了見だ」
弟子達が詰め寄ってきた。
「そっちこそ筋違いだろ。花月が呼び捨てにするなって言うならともかく、なんでお前らが言ってくんだよ」
「なんだと!」
「こいつ!」
光夜の背後にいた弟子が肩を小突いてきた。
それがきっかけだった。
光夜と弟子達はあっという間に乱闘になった。
「止め!」
花月の鋭い声に、光夜達の動きが止まった。
「花月」
「か、花月さん」
「何をしている!」
花月に睨まれて弟子達が小さくなった。
「剣士なら剣で決着を付けなさい!」
その言葉に光夜や弟子達は顔を見合わせた。
「ほら、何をしている。早く木刀を持ってきなさい」
言われて光夜と弟子達は木刀を手に取った。
「一本勝負。勝っても負けても恨みっこなし! 良い?」
「はい!」
吉田はそう返事をすると光夜と稽古場の真ん中で向き合った。
「始め!」
合図と同時に、
「いやぁ!」
吉田が気合いと共に打ち掛かってきた。
光夜は軽く弾くと面を打った。
吉田の額ぎりぎりのところで止める。
吉田はあっさり負けたことが信じられないような表情で突っ立っていた。
「一本。次、鈴木」
吉田が退き、鈴木が光夜の前に立った。
「始め!」
鈴木も合図と共に突っ込んできた。
振り下ろされた木刀を右足を引いて体を開いて避け小手を打った。
鈴木の木刀が転がった。
鈴木が悔しそうに手を押さえながら下がった。
「次、小林」「山本」「坂本」……。
弟子達は次々に敗退していった。
これで終わりかと花月が稽古場を見回した時、
「花月さん、拙者も菊市殿との手合わせを所望したいのですが」
稽古場の隅で光夜と弟子達との試合を見ていた村瀬信之介が言った。
花月が光夜に顔を向ける。
「俺は構わないぜ」
その言葉に花月が頷くと、信之介は木刀を持って光夜の前に立った。
光夜と信之介は三間ほどの間を開けて対峙した。
信之介は木刀を青眼に構えると、じりじりと間を詰め始める。
さっきまでの弟子達とは違う。
弟子達の背後で弦之丞と宗祐も見ていたが光夜は気付かなかった。
二人は徐々に進み、一足一刀の間境の半歩手前で二人は止まる。
先に仕掛けたのは信之介だった。
一気に間を詰めると面を放った。
それを弾きざま、小手へ。
弾かれた信之介は袈裟へ。
再度木刀が弾き合った。
二人は後ろに跳んで間を開けると、同時に技を放った。
光夜が突きを、信之介が面を。
またも木刀が弾き合った。
すかさず二の太刀を胴へ、信之介が袈裟に。
木刀がかち合った。
光夜は咄嗟に後ろに跳んだ。
信之介が追い掛けてくる。
光夜は逆袈裟に斬り上げた。
面に打ち下ろされた村瀬の木刀とぶつかり合い、弾き合う。
二人は後ろに跳ぶと、青眼に構えた。
「そこまで!」
花月が言った。
「この勝負、引き分けとする」
「花月!」
「試合はここまで。礼を」
花月の言葉に光夜は渋々頭を下げた。
「花月! なんでだよ!」
光夜は母屋へ向かう花月に随いていきながら食って掛かった。
「勝負は付いてな……!」
「付いてた。光夜なら分かると思ったんだけどな」
母屋の台所で花月が握り飯を出しながら笑みを浮かべて光夜の目を見る。
「真剣で遣り合ってたと仮定して思い返してみなさい」
ようやく花月の言わんとしていることが分かった。
確かにあれだけ打ち合えば刃はぼろぼろで斬れなくなっていた。
道場での稽古ならともかく実戦なら突くか殴るかになる。
信之介は稽古場での試合だけを考えるだけで良いが光夜は実戦を想定した稽古を受けている。
「……真剣なら俺が勝ってた」
稽古場の剣術と違い実戦では経験の差がものを言う。
実戦経験なら花月を除けば弟子達の誰にも負けないはずだ。
「光夜」
花月が真剣な顔で光夜に向き直った。
「武器――刀というのは人を殺すためのもの。殺人刀を、人を活かす活人剣とするのが我が稽古場の教えよ。むやみに人を傷付けることは我が稽古場の教えに反すること。戦わずに済むならそうしなさい。だから少なくとも稽古場では私のことは花月さんと呼びなさい」
「……分かった」
光夜は握り飯を食べ終えると午後の稽古まで庭で素振りをした。
夕餉が終わると花月と光夜はいつものように稽古着で稽古場へ立った。
光夜は腰に自分の刀を差していた。
「二人で手合わせをしてみなさい」
光夜が居合抜きで花月に刀を突きつけた。
花月の身体が沈んだ。
刀が空を切った。
花月は伏せると手を軸に身体を回して足払いを掛けた。
光夜が倒れる。
花月は素早く身体を起こすと光夜の脇差を抜いて光夜に突き付けた。
光夜が立ち上がると、
「もう一度」
弦之丞が言った。
光夜が刀を振り下ろした。
花月が光夜の脇差で受けた。
鍔迫り合いになった。
光夜が刀に力を掛けた瞬間、前にのめった。
気付くと脇腹に脇差の刃が当たっていた。
花月は身体をずらしながら刀を下げて光夜の力を受け流し、そのまま前に進んで胴払いをしたのだ。
勿論、斬ってしまわないように刀を止めたが。
やっぱ花月に勝てるようになるのは大分先だな……。
稽古の度にそれを実感させられるが、それが励みにもなっていた。
「どうしたんだよ」
「しっ」
花月は口に人差し指を当てる。
花月が覗き込んでいる方を見ると家の前で宗祐と唯が居た。
宗祐は優しく笑いながら唯と話している。
あんな表情、花月にも見せたことないのに……。
光夜は驚いた。
宗祐は花月に甘いと思っていたが、どうやら唯にも優しいようだ。
そのうち二人は別れて宗祐は門の中に入っていき、唯は自分の家に帰っていった。
二人が居なくなると花月と光夜は物陰から出た。
「今度ね、お唯ちゃんの家に正式に縁談を申し込むそうよ」
花月は嬉しそうだった。
家族のいない光夜にはよく分からなかったが、花月が喜んでるのなら良い事なのだろう。
「只今戻りました」
花月と光夜が家に入っていくと未だ玄関にいた宗祐が、
「お帰り」
と二人に優しく声を掛けた。
こんな風に誰かに「お帰り」と言われたのは初めてで戸惑った。
「あ……、た、只今……戻りました」
俺、ここに居ても良いのかな……。
「おい、菊市」
稽古が終わり、雑巾がけを始めようとしていた光夜を数人の弟子が取り囲んだ。
皆、十五、六歳くらいの花月に指導を受けている者達だった。
桜井家の稽古場では腕前によって弟子が分けられ初心者は花月が指導している。
光夜は黙って呼びかけてきた弟子を見た。
確か、吉田だったよな……。
「お前、生意気だぞ」
「花月さんを呼び捨てにするとはどういう了見だ」
弟子達が詰め寄ってきた。
「そっちこそ筋違いだろ。花月が呼び捨てにするなって言うならともかく、なんでお前らが言ってくんだよ」
「なんだと!」
「こいつ!」
光夜の背後にいた弟子が肩を小突いてきた。
それがきっかけだった。
光夜と弟子達はあっという間に乱闘になった。
「止め!」
花月の鋭い声に、光夜達の動きが止まった。
「花月」
「か、花月さん」
「何をしている!」
花月に睨まれて弟子達が小さくなった。
「剣士なら剣で決着を付けなさい!」
その言葉に光夜や弟子達は顔を見合わせた。
「ほら、何をしている。早く木刀を持ってきなさい」
言われて光夜と弟子達は木刀を手に取った。
「一本勝負。勝っても負けても恨みっこなし! 良い?」
「はい!」
吉田はそう返事をすると光夜と稽古場の真ん中で向き合った。
「始め!」
合図と同時に、
「いやぁ!」
吉田が気合いと共に打ち掛かってきた。
光夜は軽く弾くと面を打った。
吉田の額ぎりぎりのところで止める。
吉田はあっさり負けたことが信じられないような表情で突っ立っていた。
「一本。次、鈴木」
吉田が退き、鈴木が光夜の前に立った。
「始め!」
鈴木も合図と共に突っ込んできた。
振り下ろされた木刀を右足を引いて体を開いて避け小手を打った。
鈴木の木刀が転がった。
鈴木が悔しそうに手を押さえながら下がった。
「次、小林」「山本」「坂本」……。
弟子達は次々に敗退していった。
これで終わりかと花月が稽古場を見回した時、
「花月さん、拙者も菊市殿との手合わせを所望したいのですが」
稽古場の隅で光夜と弟子達との試合を見ていた村瀬信之介が言った。
花月が光夜に顔を向ける。
「俺は構わないぜ」
その言葉に花月が頷くと、信之介は木刀を持って光夜の前に立った。
光夜と信之介は三間ほどの間を開けて対峙した。
信之介は木刀を青眼に構えると、じりじりと間を詰め始める。
さっきまでの弟子達とは違う。
弟子達の背後で弦之丞と宗祐も見ていたが光夜は気付かなかった。
二人は徐々に進み、一足一刀の間境の半歩手前で二人は止まる。
先に仕掛けたのは信之介だった。
一気に間を詰めると面を放った。
それを弾きざま、小手へ。
弾かれた信之介は袈裟へ。
再度木刀が弾き合った。
二人は後ろに跳んで間を開けると、同時に技を放った。
光夜が突きを、信之介が面を。
またも木刀が弾き合った。
すかさず二の太刀を胴へ、信之介が袈裟に。
木刀がかち合った。
光夜は咄嗟に後ろに跳んだ。
信之介が追い掛けてくる。
光夜は逆袈裟に斬り上げた。
面に打ち下ろされた村瀬の木刀とぶつかり合い、弾き合う。
二人は後ろに跳ぶと、青眼に構えた。
「そこまで!」
花月が言った。
「この勝負、引き分けとする」
「花月!」
「試合はここまで。礼を」
花月の言葉に光夜は渋々頭を下げた。
「花月! なんでだよ!」
光夜は母屋へ向かう花月に随いていきながら食って掛かった。
「勝負は付いてな……!」
「付いてた。光夜なら分かると思ったんだけどな」
母屋の台所で花月が握り飯を出しながら笑みを浮かべて光夜の目を見る。
「真剣で遣り合ってたと仮定して思い返してみなさい」
ようやく花月の言わんとしていることが分かった。
確かにあれだけ打ち合えば刃はぼろぼろで斬れなくなっていた。
道場での稽古ならともかく実戦なら突くか殴るかになる。
信之介は稽古場での試合だけを考えるだけで良いが光夜は実戦を想定した稽古を受けている。
「……真剣なら俺が勝ってた」
稽古場の剣術と違い実戦では経験の差がものを言う。
実戦経験なら花月を除けば弟子達の誰にも負けないはずだ。
「光夜」
花月が真剣な顔で光夜に向き直った。
「武器――刀というのは人を殺すためのもの。殺人刀を、人を活かす活人剣とするのが我が稽古場の教えよ。むやみに人を傷付けることは我が稽古場の教えに反すること。戦わずに済むならそうしなさい。だから少なくとも稽古場では私のことは花月さんと呼びなさい」
「……分かった」
光夜は握り飯を食べ終えると午後の稽古まで庭で素振りをした。
夕餉が終わると花月と光夜はいつものように稽古着で稽古場へ立った。
光夜は腰に自分の刀を差していた。
「二人で手合わせをしてみなさい」
光夜が居合抜きで花月に刀を突きつけた。
花月の身体が沈んだ。
刀が空を切った。
花月は伏せると手を軸に身体を回して足払いを掛けた。
光夜が倒れる。
花月は素早く身体を起こすと光夜の脇差を抜いて光夜に突き付けた。
光夜が立ち上がると、
「もう一度」
弦之丞が言った。
光夜が刀を振り下ろした。
花月が光夜の脇差で受けた。
鍔迫り合いになった。
光夜が刀に力を掛けた瞬間、前にのめった。
気付くと脇腹に脇差の刃が当たっていた。
花月は身体をずらしながら刀を下げて光夜の力を受け流し、そのまま前に進んで胴払いをしたのだ。
勿論、斬ってしまわないように刀を止めたが。
やっぱ花月に勝てるようになるのは大分先だな……。
稽古の度にそれを実感させられるが、それが励みにもなっていた。
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